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詩集

払わでは

作者: しのぶ

所詮この世は仮の宿

一時の住処(すみか)と申せども

(よろず)(やまい) 患いは

この世にありて起こるもの


おのが幸い望むなら

己の道にはびこれる

いばらとあざみ切り開き

打ち払わではおくべきか


己の道にはびこれる

(かみら) 山椒(はじかみ)そのが(もと)

根目(ねめ)つなぎて引き抜きて

打ち払わではおくべきか


我が身の内に食い入れる

毒矢はいまだ抜けはせず

我は忘れず忘られず

打ち払わではおくべきか


己の道にはびこれる

(よろず)(やまい) 患いを

撃ちてし止まんかくてこそ

己の息も尽きぬべし


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