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ひな月の恋うた

今日も君が、好きでした。

作者: ひな月雨音

雨の音は

私の心を

静かにさせる


ただ独りで

部屋の窓から

世界を濡らす雨を眺める


ザァ────


何も考えなくていい時間

何を遮断して

私は何を聴く?


からだが脈打つことを感じることで

私は生きているのだと

実感する


雨よ

もっと私の心に

【生】を叩きつけて──


雨よ

もっと私の心に

冷たく寄り添って──


傘はいらない

君を全身で受け止めると

私はもう

決めたから


どこにいても君を想い

誰といても君を考え

何をしていても

今君は──


雨の音を聴きながら

今日も君が好きでした

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