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徒然詩集  作者: 柴 蓮花
1/10

~梳(くしけず)ること~

今日久しぶりに髪をいた

いつからだったろうか

髪をくのが面倒だと思うようになったのは

久しぶりに櫛を手にして

ゆっくりと毛先からかしていったら

何だかとても気持ち良かった

髪をくというのは

こんなにも心地良いことだったのだ

柘植の木の

柔らかい感触

地肌に当たる

櫛の歯の少し痛い刺激

滑らかに通ってゆく櫛

サラリと落ちる髪

少しずつ少しずつほどけてゆく

何だか私の心まできほぐされてゆくかのよう

髪をくということは

こんなにも心地良いことだったのだ


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