始めての仕事
次の日の朝だった
いつものように学校を済ませ、放課後になる
無月先輩は、いつもように生徒会の仕事をこなしていた
こんな良い人が、人斬り屋なんてみんな思わないだろう
痲璃亜も、対して変わらず普通に接してくれた
俺は、すぐに家に帰る そして必要な物を準備すると私服に着替え、ベットの上に寝た
そのまま目を閉じ、夜になるのを静かに待った
次に目を開けた時には、夜になっていて目覚まし時計は夜の12時をさしている
少し時間はあるが、早めに行っておいた方がいいだろうと思い、そっと窓から出て行った
アジトまでは、時間はかからなかった
今日はここでやるようだ、アジトの場所は無月先輩がこっそり学校で教えてくれた
アジトの扉を開け、中を確かめる
電気はついていくなく、暗かった
やっぱり早過ぎたのかもしれないっすね
電気を付け、近くにあったソファーで待つ事にした
暫くして、無月先輩、痲璃亜、天野さん、霊魔くんの順番で入ってきた
「真早いな」
無月先輩は俺にそう話しかけてきた
俺が早くきた事が驚きだったのだろうか
「早く仕事をしてみたかったんっすもん」
「そうか」
そう俺に言うと、じゃ皆 作戦を言うぞ
「狙うのは」
無月先輩から的確な作戦の説明をされる、みんなもうんうんと頷き返し練り合わせていた
俺には、まだ分からないので必死に話を聞いていた
そして、説明が終わり皆マントと仮面を着用した
もう二回目なのでそこまで、時間はかからなかった
「行くぞ」
暫く、走っていると目的地についたのか無月先輩の足が止まった
そこは、とても大きな家だった
屋敷と言ってもいいんじゃないっすかね
今日、殺すのは6人
最初に無月先輩がチャイムを鳴らす
そして、すぐさま殺した 俺と最初にであった時と一緒で日本刀でひとつきだ
そして、霊魔が主人である人物をコピーし家と入って行く
女性の悲鳴、子供の鳴き声 そんな声が後から聞こえてきた
そして、上手く逃げたしてきたのか3人ほど兄弟が出てきた
痲璃亜が尽かさず、短剣で子供を刺した
ぐちゃりと嫌な音が、俺の耳の全体を支配していく
子供の一人が俺の方に近づいてきた
マントが取れていたから同んなじ人に見えなかったのかもしれない
それほど、子供は混乱していたのだ
泣きつくように俺の、服を涙で濡らした
パンッそんな音が響く、どさっと音をたて子供は倒れた
「俺に縋り付かれて困るんっすよね〜」
真の手には拳銃が握られている、それは携帯を変形させたものだ
「もう、使いこなせるようになったのか?」
「いや、ただ想像しただけっす」
真は、服に飛び散った血など気にせず、ただ笑っていた
無月は呆れたようにため息をつき、殺すのはいいが拳銃は極力使うな 夜だと目立つだろ?
そんな事を付け加えてきた
真の耳にそんな言葉が届いたのかは定かではないが、真はただ楽しいという感覚を初めて味わった