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違和感

反応なんてすぐになんて出来なくて、戸惑ってしまう

無月先輩が怖い?いや、そんな事はないだって

「怖いなら、仕事になんてついて行かないっすよ」

無月先輩は、そうかとだけ言うと日本刀をしまい戻ってきた皆の所にいった

皆の服も血でべっとり汚れていた

暗い闇のせいもあるのだろうか、血で汚れているなんて余り分からなかった

匂いは結構しそうっすけどね

皆と話終えたのかゆっくりと、此方側に向かって来ていた

そして、俺の前に立ったかと思うと耳元で「ついて来い 話がある」

無月先輩は、俺を連れ家の裏側へと招いた

「なぁ、真 お前の目的は何なんだ?」

その言葉に俺は

「何言ってるっすか、人斬り屋に興味があっただけっすよ?」

軽く返すようにすると

「それだけじゃないはずだ、普通の人間でも人斬り屋がどれだけ危険なのか分かっているはずだ」

「分かっているっすよ?でも俺は人斬り屋に会いたかったっす」

そう言い終わると同時に、手に隠し持っていたナイフを無月先輩の喉へと突き出す

まるで、動じてないかのように無月先輩は無表情だった

俺も平然を装ってはいたが、同じく首のあたりに刺さっているナイフを見ると、無月先輩が俺に向けている事が分かる

流石と言った所だろうか、一筋縄じゃいかなそうっすね

「もう一度だけ聞く、お前の目的は何なんだ?」

「俺の目的なんて分かっているんじゃないんっすか?5年前殺した俺の友達についてっす」

「お前の友達?知らないな」

その言葉を聞くとまるで、しらを切っているように見えて一発殴りたい気持ちになった

しかし、そんな事をすれば首にナイフが刺さって死ぬだけだろう

考えなくても、それは十分に分かることだった

「そうっすよね、あれだけ大人数殺してるっすもん 覚えてないっすよね」

「死因は?」

はっ?と首を傾げながらどうして、死因を聞くのだろうと思った

首を切られたと言うと無月先輩は、考えるように黙った

そして、こう言った

「残念だが、それは俺たちじゃない しかも、俺たちは5年前に結成してはない」

「そんなの嘘っすよ、だってあんな殺し方が出来るのは人斬り屋しか」

最後まで言えなかった 無月先輩が言葉を重ねるようにこう言ったからだ

「別のチームだろう」

そう冷たく言い放つ

「は?」

「人斬り屋には、3チームあるんだ ブラック

ホワイト グレーその三つ」

「三つ?そんなの聞いてないっすよ」

「だろうな、世間でも知ってる奴の方が珍しい」

「じゃ、無月先輩達じゃないんっすか?」

「信用出来ないのであれば、グレーやホワイトに聞いて見るといい まぁ、奴が簡単に話すとも思えないがな」

「分かったっす、でも、人斬り屋に殺されたかもしれないと言う事実はまだ、はらせてない 俺は、絶対犯人を見つけてグレーでもホワイトでもブラックでも居たら殺すっす」

無月先輩から、ナイフを引く

けれど、無月先輩が引くことはなかった

「真、俺の話は終わってないぞ?」

「はぁ?俺の行動に違和感があったから呼んだんじゃ」

「違うな、真 今からお前を殺す」

「えっ、意味わかんないっす」

「今日、黒い封筒が二件来た 一軒目はここの家族の皆殺し もう一つは本橋真 お前を殺す事だ」

無月先輩が見せた封筒の中には、俺の名前と写真が同封されていた

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