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生存方法:人を殺すこと 監獄編  作者: りんごくん


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エマの想い


その後何戦もした。その度に一応チームメイトは死んでいった。強い相手だっていた。当たり前だが戦う相手は次第に強くなっている。

そして残り人数は12人。残りチーム数100チーム。

「もうだいぶ人数も減ったな」

俺は部屋でエマと話していた。

「そだね」

エマはただそう返した。無関心そうに。

「でもルークや刹那が生きてるのは意外だよね」

「そだね」

「でも刹那は強そうだったしわかるけどルークは死んでてもおかしくないというか」

「そだね」

「なんかそっけなくない?」

「そんなことないよ」

「・・・」

エマは本を読んでいたから少しウザかったのかな、ていうかなんで俺はエマに話しかけてるの?こんな素っ気ない態度を取られるのに。

「エマ、俺らって友達?」

「うん」

「そっか、なのに適当に返すんだね」

「いま集中してるから、てかなんか天草おかしいよ?なんかあった?」

「いや、ないけどさ、いつ死ぬかわからないから、」

「死ぬわけないでしょ、私たちは生き残ってここを出るの」

「でられても、、、いやなんでもない、きっと生き残れるよね、、、」

「天草は知らないかもだけど私だって天草に負けないくらい強いんだよ?頑張って最近練習してたんだ!」

「そっか、俺も頑張って鍛えないとな、、、エマ」

「なに?」

「もしさここを出られたとしてどうするの?そもそも出た時に能力があるのかもわからない。なのに」

「ここを出ることの方がよっぽど難しいのにそんなこと気にする?私は頑張って生きるよ、何があっても」

「そっか」

「ねぇ、本当に大丈夫?何かあったら相談して?借りがあるんだから返したいしね」

「大丈夫、本当に、大丈夫だから」

「・・・」

「・・・」

「もしかして私が嫌いになった?」

「なってないよ」

「ならいいんだけどさ」

そこでこの会話は終わった。するとエマが立ち上がって訓練場に向かった。いつものことだった。

((嫌われたのかな))



私は訓練場に来た。訓練場はチーム内で一つのかなり大きな部屋だ。そして刹那が1人で訓練していた。他にも何人かいたけど仲良くないのでどうでもいい。

「刹那〜!」

私は手を振って近づいた。

「エマか、今日も対人やる?」

「当たり前っしょ!」

私は刹那と目を合わせたあと距離をとって魔法を打ち出した。

雷龍らいりゅう!」

私は最近できるようになった雷の龍を放った。

「ゼロスラッシュ!」

刹那は負けじととんでもない黒の斬撃を繰り出した。

「おぉ!刹那とエマが戦ってるぞ!」

みんなはその戦いを見ていた。

2人の攻撃はお互いに打ち消しあった。そして刹那がエマの方に走って剣を振った。

「ザイン」

私は残像魔法を使って自分の体を残像にして剣を避けた。一応急所は狙わないでくれていたみたいだ。

私はすぐに刹那の腹を殴った。

「うっ!」

「これで私の勝ち!いやぁまさかザインを使わされるとは、強くなってきてるね!刹那!」

「やっぱりエマはチートだよ、完敗だよ」

「えへへ、でも刹那はもっと強くなれる。今の倒 だと近づくまではいいけど剣を振ったあと隙が大きすぎる。だからあそこは斬撃を飛ばしてから近づいた方がいいよ。それで避けたらそこを狙えばいい、避けなかったらそれで勝ちだしね」

「なるほど、一回試してみていい?」

「いいよ、ばっちこい!」


「はぁはぁ、疲れたね、刹那」

「だね、はぁはぁ、それより天草はどうして訓練をしないの?」

「ううん、天草はちゃんと訓練してるよ。気になるなら夜、12時くらいにここに来るといいよ」

「え!?そんな遅くにやってるの?あいついつ全然寝れてないことにならない?」

「いやぁ、昼寝しまくってるし大丈夫だよ」

「天草のことよく見てるんだね、好きなの?」

「、、、あんなやつ好きなわけないじゃん、同じ部屋だから、それに友達だから」

「そっか、じゃあ私にもチャンスあるかな?」

「は?」

「え?」

「ええええ!?すすす好きなの!?」

「ちょ、ちょっと大声で言わないでよ!」

「ごめんごめん、そっか、頑張ってね、応援してるよ、でもなんで好きになったの?」

「それは、、、内緒」

私が好きになったのは確か6回戦目の時。

私は敵の一番強い奴と戦っていた。他のみんなも相手の人数が20人も多いからかなり苦戦していた。天草も数の暴力を受けていて少し手間取っていた。とても強かった、6回戦目だけ、私はそいつに殺されかけた。そしてそいつがボロボロの私を殺そうと特大魔法を繰り出した。そんな時に天草は私を助けてくれた。でも天草は片足の膝から下を失っていた。この戦いでは試合中に回復ボタンを押すことはできなかった。でも彼は立ち上がった。そして私に言った。あとは任せろって、私はその時初めて守られた気がして、女の子として扱ってくれたような気分だった。天草は片足でも化け物だった。私が苦戦していた相手を片足でしかもスキルを使わずに倒してしまった。でも出血が酷かった。倒した瞬間天草は倒れちゃったの。無茶をしたから。私はすぐに駆け寄った。天草は、ただただ痛いと泣き喚いていた。私は何度も謝った。

でも天草は友達だろ、気にすんな、それより謝るくらいなら早く全員倒してくれよぉ、と言ってくれた。

なんだかギャップがすごいなと思ったよ。

でも足を切られた痛みは知っている。2回戦目で切られたからだ。でも完全にではない、骨の半分ほどまでしか切られなかった。それでも泣きたいくらい痛かった。立つことなんてできなかった。その時も天草は抱えてエマの近くに置いてくれた。それからは天草を意識するようになって次第に惚れていった。


ーーー部屋

天草が1人で本を読んでいた。私は怖かった。天草が刹那のところへ行ってしまうのではないか、刹那は結構素直で私とは違う。それに顔も可愛いし天草が前言ってた天草のタイプ、貧乳というやつにも分類される。だから私のところから離れてしまうのではないかと。







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