王のアレイ。そして最初の戦
それから何日か経った。エマはいつも通りに戻ってきてくれた。そしてこんな部屋の中に暇つぶしをできるものができた。それは、、、
「天草ーこの小説の3巻目取ってー!」
「は?それくらい自分で取りにいけよ、、、はい」
「テンキュー」
そう、それは本を読むことだった。元々はどの部屋にもあるらしいけど黒澤が嫌がらせ目的で奪っていたらしい。なんとも酷いクズっぷりだな。そう思ったよ。
「ねぇ天草!」
「ん?」
「今なんの本読んでんの?」
「勇者と勇者が大好きな勇者たち100人!その中で勇者告る勇者の中の勇者は誰だ!?って奴の最終巻」
「それね、最後はなんと主人公の勇者は死んじゃうんだよ!その100人を守り切って死んじゃった!かっこよかったよ!魔王が最終必殺を放ってきてね!それを勇者が自爆技で守りきる。そして最後は誰も告れないで終わった、勇者の中に勇者はいない、本物の勇者はただ1人、いやぁ悲しいけど感動ですな」
「・・・」ゴゴゴゴゴゴ!!!
「あれ〜?天草さん?えーと、その、あの、これはなんというか口が滑っただけで悪意はないというかなんというか」
「殺す」
「うわぁぁぁぁ!!逃げろー!!」
ドコン!バコン!ドサァ!「うわー!」「しねぇ!」
それから少しして。
「ハァハァ、ネタバレとはけしからん」
「ハァハァ、ごめんて、ハァ、でもそれよりこの部屋片付けないと、、、」
「あ、やべ」
「まるでゴミ屋敷ね」
「ゴミ屋敷がなにかはよくわからんが名前的にそうなんだろう」
「天草」
「あぁ、わかってる」
「「また今度やればいっか!!」」
ピロンピロン!!
「わぁ、びっくりしたぁ」
「また?おかしいわよ、こんなたくさん、どういうこと?」
「とりあえず行くしかないだろ」
そう言って俺らは戦闘場に行った。
そこにいたのは何やら20代くらいの男性だった。
バサ!
「わぁ、またエマどうした?そんな騎士がよく王にやる跪くやつ、」
「天草、このお方がこのチームの王、とても偉い人なの、」
すると王が口を開いた。
「お前の名前はなんだ」
「だってよ、エマ」
「違う、そこのお前だ」
と俺の方を指差した、
「あ、俺?俺は天草、あんたは?」
「天草、お前は礼儀というものを知らないのか、我は王なり!跪くのが当たり前だ。この世界ではそれが
常識なのだ。嫌だろうとしなければならないのだ」
「嫌だ、てか殺し合いの世界なんだろ?礼儀なんているか?常識なんているか?俺はいらないと思うな、殺したいなら殺せば良いさ、しかし俺は黒澤に勝っている。あいつがどれくらい強い位置なのかわからないけどまぁ、そこそこは実力があると思うんだ、それを捨てるなんてもったいないだろ?将棋だった金と歩がいれば詰ませることだってできる、らしい!もし俺が弱くてもその歩になってやろう」
そう言うとエマが驚いた顔をして威圧的な一言
「天草!」と言った。
「良いのだ、エマ。それに此奴はなかなかに面白いことを言うな。我はそんな礼儀とか気にしないし、例えお前が雑魚でも我は殺しやしない」
「良いやつだな、てかんなことはどうでも良い、なんで呼び出したんだ?まさかただの顔合わせってわけでもないよな?てか名前は?」
「名前はアレイだ。そして呼び出した理由。それは
天草、お前に聞きたいことがある、いいか?」
「お好きにどうぞ」
「お前はどうやって黒澤を殺した」
「剣でグサ!」
「なるほど、黒澤は銃を持っていなかったか?あれは能力で作り出したものだからかなり強く速い銃だと思うんだが」
「確かに強い銃だった。でも俺にも能力があることを思い出して剣を作って突進した。何発か撃たれたけどな」
「無茶なことをしたのだな。そしてさっき黒澤がどれくらい強いのかに触れていたな、黒澤ははっきり言ってかなり強い。正直に言うと俺は強くないんだ。きっと天草の拳で簡単に殺せてしまうくらいにはね」
「あっそーですか、まぁ弱くても王になれるのは金とか頭の良さだろ?別にんなことどうでも良いんだわ、それよりここから出る方法はなんだ?」
「ここから出る方法ね、それはこのチームが全てのチームの中で一位になることだ。現在のチーム数は約1000くらいある。そして明日から時間短縮のため毎日戦闘してもらう。方式としてはチームの一番下っ端。要はお前らが他の下っ端と戦う。そしてそのチームの下っ端を倒したら全てが終わる。そのチームの人たちは全員死ぬことになる。理由は単純だ。明日から王以外は下っ端として扱われるからだ。理由は」
「作者が色々難しく、そしてめんどくさくなりそう
だったから」
「御名答。その通りだ。一個言い忘れてたが次は下っ端全員でこの戦闘場に集まることになる。理由はさっきと一緒だ。これは有利にもなれば不利にもなる。黒澤が死んだことによって戦力は落ちた。それでも他にも強い人はたくさんいる。約100人、おそらく最初の戦いで多くて100、少なくとも50は死ぬだろう。この戦はなるべく人数を残しておくことが大切になってくる。だからみんなのカバーを」
「ごちゃごちゃよくわかんねぇーよ。とりあえず敵をぶっ殺せば良いんだろ?簡単じゃねーか、ただ味方と敵でどう見分けるんだ?」
「はぁ、それは頭の中に自動でわかるようにされるから大丈夫だ」
「もし俺らが全滅したらお前は死ぬのか?」
「あぁ、死ぬさ。それがこのデスゲームだ」
「でも王が先に死んでも負けになる、そうだろ?」
「その通りだ。なぜ知っている?」
「考えればわかるさ、だって王が戦った方が少なくとも勝つ確率は上がる。そしてどうせ死ぬなら戦って死んだ方がマシだろう、下っ端が勝つ確率は二分の一、そんなのにずっと左右されてちゃ恐怖でしかない」
「まぁ人によるだろうけど御名答」
「んじゃ、帰らせてもらうわ、お前と話しても面白くないしな、お前を見てるとムカつくんだわ。だけど情報はありがとな。行くぞエマ」
そう言ってエマの手首を引っ張った。
「え、あ、うん」
ーーー部屋にて
「どうしたの?機嫌悪いよ?何かあったの?もしかしてあいつの何かに気付いたとか?」
「ちげーよ、あいつは信用して良い奴だ。
だけどなぁ、、、あいつイケメンすぎだろ!!うぜーんだよ!イケメンを見てるとさぁ!しかも王!モテモテじゃん!モテたいとかではないけど人生イージーモードで羨ましいわ!」
「えー、まさかの嫉妬!」
「あーもう、うざいな、もういい、寝る。寝て起きたら忘れるから」
そう言って布団に入った。
「私は別にそこまでイケメンだと思わないよ?」
天草は布団から出てきてベットに座って、さらには腕を組んで頷きながら言った。
「だよな、かっこよくないよな、しかも弱いしな、うんモテないモテない」
「それに、、、天草の方が、、、かっこ、いいから」
「慰めありがと!!んじゃおやすみ!!」
ハザン、天草は布団をかぶって寝た。起きた時には
すっかりいつも通りだったとさ。
次の日
「天草、いよいよだね」
「だな、約100人の戦が始まる。まぁ、俺は生き残る自信しかないけどね。まぁ?お前が死にそうになったら守ってやってもいいけど?エマには色々お世話になってるからな」
「私なんもしてな、、、まさか、私をオカズに!?」
「んなわけねぇーだろ!!この変態やろうが!!」
「冗談だよ。でもワンチャンあるかなーって」
「俺をなんだと思ってるんだよ」
ピロン!ピロン!
「きたか」
「行こ!天草!レディのことは守りなさいよ!」
「はいはい」
戦闘場に着くとそこではお互い見合っていた。
「本当にたくさんいるしなんかめちゃくちゃ広いし
それに味方もわかるんだな」
「すごいね」
「おい、魔法」
「え?」
「魔法使えんだろ?打てばいいじゃん」
「は?あんたバカねぇ、後衛ってのは前衛に合わせるもんなの。下手に打ったら前衛が前線にいけなくなっちゃうのよ、だからお互い見合ってるのよ、前線が出るのを待ってるの」
「なるほどねぇ、じゃ行ってくるわ」
「え?」
「じゃまたなー」
そう言い残して天草は人混みの中をジャンプで飛び越えて剣を作り出し敵の方に走っていった。
すると他の前衛も天草に続いて続々と走り出した。
シャキン!天草は敵を一つの突進技で何人もの人を
切った。
「霹靂一閃、なんつって」
天草の顔には笑みがあった。すると味方も敵の後衛も魔法を打ち始めた。
「「「「こいつをやれー!この水色の剣士をやれー!」」」と相手の後衛が声を揃えていった。
「ふっ」と言って天草は襲ってくる人をどんどん倒していった。他の奴らも続々と相手を倒していった。
「きゃーーーー!」
という女の子の悲鳴が聞こえた。
「いた!」
その子に相手は剣を振りかざそうとしていた。
「うおーー!」
シャキン!ボトン!
俺は相手の首を切り落とした。
「大丈夫か?」
「うしろ!」
グサ!
俺は剣を持ち替えて後ろから来てるやつの頭に剣を刺した。辺りを見ると相手の数は少なかったが味方もそこそこやられていた。
「改めて大丈夫か?」
「うしろ!」
グサ!
またかよ、俺はもう一度後ろから来た敵の心臓に剣を刺した。
「改めてまして」
「うしろ!」
「あーもううっぜーなぁ!」
グサ!
俺は敵の、、、もういいわ
「改まくりまして大丈夫か?」
「う、うん、強いんだね、私はこんなに弱いのに」
「女なのに剣士とか運わりーな、まぁ死なないように頑張れよ、てか俺ももう良いや、このまま勝てそうだし、俺も座ろっと、よいしょ」
「ええ!?戦わないの!?」
「もういいわ、流石に勝てるだろ」
「えぇ、でもありがとう、助かった。この恩はいつか必ず返すね!」
「別にいいよ、俺は敵を殺しただけ、お前を助ける気はなかった」
「えー、こんなに胸がでかいんだよ?体で返してあげてもい・い・よ」
こんなことを耳元で言われた。素直にきもい。
「うわぁ、キモ生憎と俺はあんたがタイプじゃない。
あと胸は貧乳派だ。助けなければよかったわ、本当にゾクってした、キモすぎて」
「ひ、酷い!そこまで言わなくても良いじゃん!」
「それをあんたはおっさんに言われたらどう思う?」
「それは、、、てか私おばさんじゃない!それに私は処女だよ!?巨乳のファーストは貴重だよ!?」
「自分で言うなし、あとそんなことを大声で言うな。
周りからの視線が痛い」
周り見るとどうやらいろんな顔をされていた。軽蔑や妬み、無関心、びっくり、色々だ。
「はぁ、それじゃ、もう話す機会はないだろうけど、んじゃ」
「待って!」
「私の相棒になんかようですか?」
「エ、エマ?」
「勝手にそんなセクハラをしないでください!
それじゃ!!」
その時には戦はもう終わっていた。なかなかに早い。そう思った。そして帰ろうとしたが誰かに呼び止められた。男の声だ。
「ちょっと君たちまって!!それにみんなもまだ部屋には戻らないで!!人数確認と作戦立てをしたい!!
次もこのように勝てるかはわからない!!だからみんなの協力が必要なんだ!!生き残りたい人は残ってくれ!!せめてでも人数だけは数えさせてくれ!!」
「はぁ、人数は確かに知りたい。興味本位だけど」
「じゃあみんな並んでくれ!!」
俺らはかなり後ろの方に並んだ。そして数え終わった。
「73人だ!!かなり生き残った方だ!!みんな協力ありがとう!!次は作戦を立てたい!!」
「帰ろうぜ、エマ」
「だね」
そして部屋に戻ろうとしたらまた別の男に呼び止められた。
「あんたはいた方がいいんじゃないか?最初に相手の方にいった前線のやつだろ?」
「そうだけど、なんでいた方がいいんだ?」
「それはあんたが強いからだよ。みんなおそらく
わかってる」
「わかったよ、でも俺はちゃんとは話し合わないからな、エマと適当に喋るわ」
「そうね」
「エマっていうのかな? あんたもめちゃくちゃ強いんだから作戦に入んなきゃだよ」
「えー、めんどくさーい」
「わかるけど!わかるけど参加しないと!」
「俺とエマはだるいことは好きじゃない」
「わかったよ、じゃあその話に僕も混ざっていいかな?」
「「えーーー!その見た目で僕!?」」
一旦少し長めに書いたので良くわからんところで区切らせてもらいます。すいません。




