黒澤りょう
風呂上がり、俺は寝ようと思っていた。しかし来客が来ていた。
「誰だ?エマさーん?なぜあのよく騎士がやってる膝つき座りを?」
「神様の前では敬意を示して!」
エマは大きな声でこっちを見て言った。その瞳は僅かながら震えていた。すると奴が口を開いた。
「おい、お前、名前は天草と言ったな、俺は黒澤、お前らより地位が高いんだよ、だからお前らからしたら俺は神様だ。お前も跪け」
「いやだと言ったら?」
「わからせるしかないな」と黒澤が言う
「わからせか、悪くない」
「黙れ、お前は俺のことを舐めてるだろ」
「舐めたくもねぇーよ、汚ねぇ、ぺっ、ぺっ!」
「天草!」エマが強く言った。なぜ
「いい加減にしろよ、殺すぞ」
「きゃー怖い、、、ふぅ、かかってこいよ」
「ダメ!天草!」エマがそう言った。あぁ俺も今わかったよ、こいつは強い、多分、うん、だって俺より地位が高いから、強いはず?だけどそれが逃げる理由にはならない。だから俺は一度戦う、死んでもいいさ、俺の人生はゴミみたいなものだから、、、
「威勢だけはいいみたいだな、じゃあ天草、お前は死ね」
するとそいつは拳銃を取り出して、、、
バンッ!
「グハッ」銃弾は俺の胸に当たった。いてぇよお。そして黒澤が言った
「お前は死ねばいいさ、銃弾で撃たれてな、あははははは!あーははははは!」
「終わりか?」
「は?」
「拳銃なんて死ぬほどみてきたし死ぬほど撃たれてきたよ、今更ビビるわけねぇーだろ、そっちがそうくるならこっちも本気でいくぞ」
ドン!俺はその刹那思いっきり踏み切ってそいつの腹をライダーキックした。そして銃を奪い黒澤に向けて言う
「俺の勝ちだ。今後は俺にそんなこと言うんじゃねぇーぞ、あとこの拳銃は貰うわ、んじゃ早く帰れ」
俺がそう言うと悔しながらに黒澤は帰って行った。
「すごい、、、」
「ん?なんt」
「すごいよ!すごいよ天草!」
「うわぁ!そんな急に大声出すなよ、びっくりした」
「うん、、、ごめん、、、」
「いや、怒ってないしいいよ、俺もごめん、強く言いすぎた」
「うん、でも天草は強いんだね、私はずっとビビってさら何もできなかったよ」
悲しげにそんなことを言う。
「おいおい、俺らはコンビなんだろ?2人でできないことをカバーし合う、それがコンビじゃねぇの?」
そう言って手を差し出す。
「無理」
「え?」
「な〜んてね、ありがと!」
エマは笑顔で俺の手を掴んだ。
「・・・」
「どうした?」
「あれ?俺どうしたんだろう、なんでもないよ」
「あんたってちょっと変だよ、」
「そうかな、普通が、、、わからないから」
「生憎私もよ、今後の暴言は全部私基準だから、ここでは私が普通、そしたらわかりやすいかな?」
「暴言は誰だってその人基準だよ、暴言っていうのは死ねとかは例外だけどバカとかキモいとかは事実でしかないんだよ、あれ?なんでこんな話してるんだろ」
「フフッ、あなたやっぱり面白いわね」
「そうかな、褒め言葉として受け取っておくよ」
「でも、本当にありがとう」
「俺は自分のために動いただけだ、感謝されるようなことはしてない」
「それでもね私は感謝してる、天草君や、ありがとうは素直に受け取るのが礼儀ってやつだよ」
「そっか、わかったよ」
「それじゃあもう結構遅いし、おやすみ、天草」
「え、おやすみ?」
おやすみってなんだっけ、言われたことがないな。
「おやすみはおやすみだよ」
「そっか、初めて言われたかもな、おやすみ」
怪我は施設内にあるボタンを押すことで回復することができます。死んだらそこで終わりだけどね。
次の日の朝
「え、誰?」
「誰ってひどいな、私!紅葉だよ!」
「だって髪の色がピンクになって、、、」
「実はね私は自由自在に髪の色を操れるんだ」
「すごいな」
「でしょでしょ〜?天草はどの色がいいと思う?」
「んー、最初に生えてきた色ってなんだ?」
「白だよ、でも白髪って言われてさ、少し嫌なんだ」
「別にしなくてもいいけど俺は白が一番似合ってると思うよ」
「え?」
「今までもずっと白色だったし俺は白髪だとは思わないぞ。だってサラサラで綺麗じゃん」
「、、、ずるい」
「今なんて言ったの?」
「ありがとう!って言ったの!」
「そっか、じゃあ素直に受け取っておくよ」
ピロン!ピロン!
チャイムのような音が鳴る。おそらく戦いの始まりだろう。
「え?」
なぜかエマが驚いている。
「どうしたんだ?」
俺らは戦闘場に向かいながら、俺はエマに驚いた理由を聞いた。
「いや、だって、いつもは1週間に一回とかしか戦いがないんだよ?明らかにペースが早すぎる」
「なんでなんだろうな」
戦闘場についた。そこにいたのは黒澤だった。
「上下の決戦」
「なんだそりゃ」
「説明は後、とりあえず黒澤を殺さなきゃ、、、でも怖いよ、負けたらきっと、恨みを持ってるはずだから簡単に殺してくれない、グスン」
「泣いてるのか?」
「だって、怖いんだもん、うぅ」
私の目からは涙が出ていた。なんでだろう。わからない。死にたくないよぉ、
エマは今までの黒澤にされてきた暴力がトラウマになっていた。そして虐待されてきた子が親に会うと怯えるようにエマもとても怯えていた。エマは気づけば天草の後ろに隠れていた。天草はこの気持ちが理解できた。だからこそ何も声をかけなかった。というよりかは何を言えばいいのかわからなかったのだ。
天草が黒澤の方に近づいた。
すると黒澤が動き出した。アサルトライフルを持っている。
バンバンバンバンバン!
天草に向かって打った。天草はそれをうまくかわしていた。エマは既に自分の部屋に逃げていた。この戦闘ではチーム内で1人でも戦闘場にいればいい。そんなルールだった。しかしそれでも戦闘場にいる1人が死んだら自動的に部屋の中にいる人も死んでしまう。
「チッ、なんであいついなくなってんだよ」
天草はそのルールを知らなかった。天草はただエマがどこかへ行ってしまった。それだけしかわからなかった。




