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生存方法:人を殺すこと 監獄編  作者: りんごくん


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最後の戦い

最後のチャイムのようなものが鳴る。天草はもう隣にはいない。だけど、それでも前を向かなきゃいけない。私は必ずここから出るから。刹那やルークも昨日とは雰囲気が違かった。覚悟の決まった背中がそこにはあった。向こうの人数は30人、かなり、いやめちゃくちゃ多い、ここまで死ななかったということは今までとは比にならないくらい強い。

相手が先制を仕掛けてきた。前衛が対応するが数の暴力でかなり押されている。私は最初から全力を出した。もう誰も死なせたくないから。

「フィーリアアロー!!」

私は相手の前衛と後衛に葉っぱの斬撃を送る。

「え?」

前衛はうまくかわしていた。それよりも後衛が20人ほどで集まってバリアを張っていた。何がしたいのかがわからない。一瞬で畳み掛けたほうがいいはずなのに。他の後衛もバリアに能力魔法を飛ばすが傷が入るだけで割れはしない。理由はおそらく何かしらの能力で耐久値を上げてるのだろう。

「雷龍!!」

私は雷龍を使うことにした。そして相手のバリアに向かっていく。雷龍がバリアに噛み付く。バリアは割れたが相手はまたバリアを張り出した。雷龍はかなり体力を使うため長くは使えない。しかし20人全員がすばしっこいので倒すのが難しい。すると刹那の声がした。

「エマ!相手の前衛を倒した!だからバリアを壊した瞬間を狙う!お願い!」

なるほどね。それはかなりありがたい!

「了解!」

私はまた雷龍でバリアを噛み砕く。相手は一斉に逃げ始める。そこを刹那が切り刻む。完璧だ。

「はっ!」

刹那たちがどんどん切ってくれるおかげでかなり楽になった。バタン!という音がした。振り向くと仲間の後衛が倒れていた。

「え?」

私もよろめき始めた。立つのが難しくなってきた。

「やられた、、、毒か」

相手の毒だろう。少しずつじわじわと毒をこの戦闘場に広めていた。卑怯な真似するわね。

私は力を振り絞って毒の能力持ちを倒しに行く。

おそらくあいつだろう。明らかに守られている奴がいる。

「リーグロンドバスター!!」

私は自分が使える一番強いスキルを使う。

手の先に力を込める。そして小さな紫の玉を作る。

「はっ!!」

私は溜めた力を解き放つ。何千本もの矢が天井を覆う。その矢は相手に降り注ぐ。バリアだって貫通する。

「ぐはっ!」

相手の悲鳴と共に首や心臓に矢が突き刺さる。急所を狙うことで一発で仕留めることができる。矢が降り注いだことによって煙が立つ。血生臭い匂いはするので何人かは殺せただろう。しかし大将を殺せたかどうか、、、

「うそ、、、でしょ」

相手の影はたった一つ。でもその一つがとてもデカく感じて、、、

「残念だったな。お前らじゃ俺には勝てない」

そう言って姿を見せたのは金色の髪をした長髪の男だった。

「ガハッ!」

私は血を吐いて膝をついてしまった。息がしづらい。

体が痺れて動かない。みんなも倒れている。そしてやつが剣を振ると首が飛ぶ。

「あんた、、、今までもこうやって勝ってきたの」

「いいや、違うさ。僕は元から強いのさ。だからそこら辺の雑魚はどうにでもなる。だけど今回は王から強いやつが2人いると聞いてね、なぜか1人しかいないけど、もしかしてもう死んじゃったのかな?」

「王から?」

「もしかして聞いてないのか?そっちの王は無能だなぁ。だからこうやって簡単に負けるんだよ」

1人ずつ首が飛ばされていく。そいつがルークのそばへ行く。

「や、やめろ!」

そんな悲鳴は届くことなくルークの頭は血と共に宙を舞う。

「ルーク!!」

あぁ、もうダメだ、こんな時天草ならどうするんだろう。あぁやめてよ、やめてよ。刹那だけは殺さないでよ、やめてよぉ。

「エマ、今までありがとう。楽しかった」

刹那は最後の言葉を発したのだった。







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