表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第一章

ここは『神と人外』だけが共存する世界。

これは、とある人外の青年が織りなす、少し並外れた物語。


「はっ、はっ、はあっ…。」

「痛い…。」

転んですりむけた膝が痛む。

この痛みだけで、生きていることを悟り続けていた。

「あいつじゃないか?!撃ち殺せ!!」

どくどくと早くなる心臓を抑えながら必死になって息を切らした。

村がどうなっていようと、決して振り向かずに走り続けて。

明かりもない深夜の森林をかき分けて進んだ。

そのせいか、どこまでも暗闇が続いているかのようにも見えてしまった。

ただ、その恐怖だけが感覚として今も残っている。




あれから、いつほど経っただろうか。

死にたくない一心で、気付けば隣の村まで逃げていた。

幸い、隣の村にはまだ僕の情報が行き渡っていないようで、一安心…とはならないが…。

どうにか心を落ち着かせるために、頭の中で出来事の整理をしようか。

まず、自分の村で何者かが複数人を殺害した事件が起きた。

ただ、全員僕と関わりがある人物だったため、僕が何かしらを妬んで殺害をしたとして疑われた。

そして、関わりのある人物に加えて僕以外の家族も全員殺されてしまい、

関わりがある人物や家族を殺したとして、僕の命は村中から狙われ、何とか村から逃げてきた。

…と、いうことが今までの事の顛末なんだが…。

これも、全て真犯人の思惑通り、ということなのだろうか。

…そういえば、僕の友達は大丈夫なのだろうか?

僕と仲が良かったから、酷いことをされてないといいけど…。

と、その時、女の子の声がした。

「こんにちは!あんた、エボルシオン種よね?

これまた珍しいの発見!」


…第二章へ続く…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ