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とある高校生の日記  作者: 歩太郎
2/18

8月27日 指定校推薦で爆死した話



僕は千葉県に住む都内の高校に通う18歳の高校三年生である。

受験を前に、これから日記として僕の体験した出来事と、本心をここに記していこうと思う。

感受性豊かで思春期真っ盛りな心の動きを楽しんでもらえると嬉しい。


僕がこんな日記を書こうと思ったきっかけは昨日の出来事だった。

夜、学校の先生から電話がかかってきた。

なんだろう、と思って出てみると一週間ほど前から準備していた指定校推薦の校内選抜の話だった。

僕は東京理科大学の工学部情報工学科を志望していたのだが、ライバルがいないということもあり、通ったのかな?と期待したのだが次の言葉で僕は凍りつくことになった。

「君が志望したのって理工学部の情報『科』学科だよね??」

「はい??」

話を聞くと、指定校推薦の募集があったのは理工学部らしいのだ。

先生からは、君の志望していた情報の学科もあると聞いていただけに驚いた。

実は先生が言っていたのは情報科学科であり、情報工学科では無いのだった。

僕はショックを受けた。

指定校推薦を辞退せざるを得なくなったことにでは無く、確認不足であった自分の迂闊さにだ。

僕は愚かだ。

そう思う。


これは日記であるのでオチなどはない。

ただこれだけの話だ。

ここからは僕の心の中、悩みを書いていこうと思う。


僕のクラスメイトにめちゃくちゃ頭の回転が早い奴がいる。あいつはすごい奴だ。

数学の授業で席が近いのだが毎回毎回あいつの頭の良さに癖癖する。

名前を豊太郎とする。

今積分の授業を受けているのだが、彼は公式を覚え解くだけの自分と違い、公式を微分の公式から導き出すことが出来るのだ。

分からない。

どうしたらそんなことが出来るのか分からない。

僕も頭の回転を良くしたい。

常に考え続けることを実践して見たのだがまず何を考えれば良いのかが分からない。

豊太郎に聞いてみたところどんな商品が売れるか、数学の公式の導出の仕方、等色々なことを考えているらしい。

また、水族館で魚を見る時何時間もひとつの魚の前にいるというエピソードも聞いた。

何故こんな動きをするのか、なぜ今左に曲がったのか気になるらしい。

「単なる気まぐれでは?」

と聞くと、その気まぐれは何を元に起こったのかが気になるという。

そして全てのことを化学で解き明かすか、化学が完璧ではないことを証明するかのどちらかをしたいというのだ。

僕には彼が分からない。そして彼に興味を抱いた。

なのでこれから彼と会話をもっとしてみようと思う。

そのうち僕の人間関係の悩み書くよ

恋愛の話も書くかな。

楽しみにしててね

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