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最悪

作者: シラス

毎日を



ただ生きていられればいいのに



何も考えずに



何も知らずに



ありのままを受け入れるには



あまりに多くを知りすぎた



知識の先には



一時の喜びと



悠久の悲しみ



求める先にあるのは希望



でも実際にあるのは絶望



みんな気付いてるけど



恐くて気づいてないフリ



旅をやめたら



目的地には着けないけど



平穏が手に入る



目的地に着いてしまったら



きっと別の目的地を求めてしまう



そうやって人は今文明の中にいる



満足なんてない



求め続ける限り



例え本当に全てを手に入れても



そこには虚しさしかないんじゃないかな



達成感なんてすぐになくなるさ



色んな重い鎧を身につけて



身を守るのは疲れたよ



鎧を脱いだら傷つくかもね



でも肌で風を感じれる方が



結局幸せな気がするよ



幸せに生きることが



賢いことなら



間違いなく一番賢い人は



知ることを拒んだ人



〜最悪〜


暗い闇の底



一番深い悲しい場所



でもそこには一つだけ



行くメリットがある



それは



もう悪いことがないって知れること



そして



最悪につけば



進む方向は絶対に変わる



もしそう思えないなら



そこはまだ最悪じゃない


うなだれるには



まだ早いんじゃない?



苦しいのは



そこに手が届きそうで



届かないだけ



それは最悪じゃない



最高じゃないだけ

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― 新着の感想 ―
[一言] はじめましてシラスさん。 とても深い詩ですね。 人の欲(ちょっとキツイ言い方かな?)というものは、果てしないものだと思います。 一時しか満たされるコトのない果てない心。 浮き沈みしなが…
[一言] 気に入りました。 心に響く感じがして、寂しいのにどこか温いと思います
2009/04/29 02:46 退会済み
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