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Dragons Heart  作者: 空野 流星
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第三・五話 黒翼の意味

「一つ聞きたい。」


「なんだ?」


「”黒翼”という名に意味はあるのか?」



 俺、アフラムはクラディス王の命令でこの者達の護衛につく事となった。 腑に落ちない点は多いが、王の命令を果たすのが俺の使命だ。

 しかし、よく分からない名前を与えられたのは納得できない。 せめて意味だけでも知っておきたい。



「なんだ、その名前を気になったのか?」


「いや、少し気になっただけだ。」


「ほほう、まぁいいだろう。」



 黒翼というのはな、時空龍の伝説に出てくる神様の名前なんだ。 唯一、黒き翼を持っていたから黒翼と呼ばれた。 とても強い力を持ち、民達を守る剣として活躍したそうだ。



「成程、その名を俺に与えたわけか。」


「栄誉な事だろう? まぁただの思いつきなんだがな。」


「……」



 最悪だ。間違いなく貧乏くじを引かされたようだ。 クログ、俺はもう帰りたくなったぞ……



「それでもお前には期待しているぞ!」


「ぜ、善処する……」



 この自由奔放娘め。


 こうして、俺の最悪の任務が始まったのだった。

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