第六話「そうだ、魔界城、行こう。」
幻想騒霊日記、ついに魔界城到達!
ですが今回はその前に、マイユキとの掛け合いをお楽しみいただきます。
今回もお楽しみに!
15分ほどで氷雪高原のマイとユキの別荘に着いた。
「おかえり、待ってたわ。」
「ただいま〜。久しぶりね、マイちゃん!」
「そうね、カナと前に会ったのはまだ冬の頃か…半年ぶりねえ、元気そうで何よりよ。で、そこの人は?カナの知り合い?」
「そうねー。この人は優斗。私の彼氏さんよ。(うそ)」
「!?」
「あらあら、皆驚きすぎ♪︎冗談よ、冗談。」
「えーっと?彼氏さん?お名前は?」
「寺島 優斗です…一応言っときますけど、カナとはそういう関係じゃ無いですよ…?」
「そう…二人とも満更でも無さそうだけど…
私はマイ。で、そこの黒い帽子の金髪が妹のユキよ。よろしく。」
「マイさんとユキさん。よろしくお願いします。」
「もっと気軽に話していいよ?どうせ魔界に遊びに来たんでしょ?」
「分かった。ありがとう、ユキちゃん。」
「あっ、おゆはん出来てるよ。ほら、ルイ姉とエレンちゃんも食べましょ?」
「あら、用意がいいのね。有難く頂くわ。」
「ごちそうさま〜。美味しかったわ!」
「それは良かった。四人はもう寝るのよね?」
「ええ。」
「マイ〜!困ったことになった〜!」
「何よ、ユキ?」
「部屋が3つしか使えないわ。」
「……カナと優斗が一緒に寝ればいいんじゃない?付き合ってるんでしょ?」
「だから!マイさん!俺とカナはそういう感じじゃ…」
「そうねー。私は別にいいけど?」
「!?」
「ほら、カナもこう言ってることだし、一緒に寝ちゃえば?」
「そうは言っても…」
「もう、何恥ずかしがってるのよ!いつも一緒に寝てるようなものじゃない。だから、ね?」
「はぁ… カナ、よろしくお願いします…///」
「ふふっ、照れちゃって。可愛い♪︎」
────そして翌朝。
「全然眠れなかったわね……」
「…騒霊と寝ても眠れないって本当なんだね…」
「あら、おはようお二人さん。」
「マイちゃんおはよ〜…」
「眠そうね…」
「優斗が寝かせてくれなかったの…」
「ふーん。やっぱりそういう関係なんじゃない(ニヤニヤ)」
「そういう関係じゃないし、カナは変な言い方しないで!」
「だって本当じゃない。優斗のせいよ。」
「朝からラブラブねぇ…もうご飯出来たわ。イチャついててもいいけど、二人の朝食は無くなるわよ?」
「はーい。着替えたら行くわ。」
「完っ全に誤解された!何とかしてよ、カナぁ!」
「別にいいじゃない。それとも私じゃ嫌かしら?」
「嫌じゃない…けど…」
「けど…何?」
「なんか……カナは俺なんかでいいの?こんなので。」
「そうねー。優斗は本当に変な人で困るけど、私は好きよ?」
「……ありがと。…ご飯食べに行こ?マイさんたちに食べられちゃうし。」
「そうね、行きましょ!」
───朝食を食べている間、カナはずっと考え事をしていた。
「懐かしいわねこの感じ……やっぱり[あの時]の優斗だわ……
今度こそ、夢は叶うのかしら……でも私は騒霊だから……優斗に迷惑はかけたくないわ……
はぁ…困ったわね…好きなのに、伝えられない……」
「ごちそうさま〜!やっぱりマイちゃんの料理は絶品ね!」
「カナ……ありがと。でもカナの料理の方が美味しいわよ?ね、優斗。」
「え、あ、その、どっちも美味しいと思う…よ。」
「と、優斗をからかうのはこれくらいにして。今日は魔界城に行くんでしょ?私たちも魔界城に用事があるから着いてっていいかしら?」
「俺はいいけど、みんなは?」
「別に問題ないわ。」
「じゃあえーと?6人…?」
「そうね。大丈夫かしら?」
「大丈夫。そろそろ行こうか。」
一行は氷雪高原を出ると、神綺街道を再び北へと向かう。
次に入るのは妖奈市。最近再開発の進む街である。
ここから再び白金川と併走する。
そしてしばらくすると、夢子市に突入する。
再び検問所が現れる。
「私が運転するわ。その方が手早く終わるし。」
「分かった。ルイズさんお願い。」
「そこの車ー、止まりなさい。」
「夢子ー、私よ。」
「あれ?ルイズ?何してるの?」
「幻想郷からの旅人3人と氷雪世界からの旅人2人を連れてきたわよ(適当)」
「マイとユキと、カナちゃんとエレンちゃんと…その人は?」
「優斗。カナちゃんの彼氏よ。」
「ふーん。そうなの。」
「ルイズさんまでそのネタ引っ張らないで下さいよ…
あ、寺島 優斗です。幻想郷でバス会社やってます。」
「私は夢子。神綺様に仕えるメイドですわ。時々ここ、神綺大門で検問もやっているわ。」
「夢子さんですか。よろしくお願いします。」
「ええ。こっちに来たってことは、魔界城に向かうのでしょう?私も着いて行っていいかしら?」
「いいですよ。どうぞ、乗ってください。」
「ありがとう。じゃあ行きましょう。」
「了解です。」
神綺大門を過ぎてしばらくすると、神綺魔界城市に入る。
正式には《神綺魔界城特別市》といい、魔界の首都であり最大の都市である。こちらで言う東京・浜松町のような高層ビル群が立ち並ぶ。
数年前に靈夢達が侵攻してきた際壊滅的な被害を受けたが、現在は復興し、再び大都会となっている。
↑神綺三丁目交差点
しばらく走ると一際大きい西洋風の建物が見えてくる。
魔界城である。
裏手はバスターミナルになっており、ここに車両を止める。
夢子を先頭に、魔界城へと入っていく。
「神綺様、ただいま帰りました。」
「あら、夢子ちゃん、おかえりなさい。と、ルイズちゃんにマイちゃんユキちゃん…とカナちゃんとエレンちゃんも居るのね。…そこの人は?」
「優斗さん。カナちゃんの彼氏さんらしいですよ。」
「あら、そうなの?」
「違います…夢子さんまでその話を流さないでください…
あ、寺島 優斗と申します。普段は幻想郷でバス会社をやっております。」
「そんなに固くならないでいいわ。夢子ちゃん、お客様を…そうね、客室にご案内してくれる?」
「ええ。」
「それで、カナちゃんと優斗さんは実際どうなの?付き合ってるの?」
「まだ付き合ってないわよ?」
「ふーん。でも二人、何かありそうよね。というか、優斗さんは幻想郷の外から来たのかしら?」
「ええ、その通りです。長野から。」
「そういえば…」
「何?エレンちゃん。」
「カナちゃん、一時期外に行ってた時期あったわよね。」
「ええ。もしかしたら外で優斗と会ってたかもね♪︎」
「こんな特徴的な娘と会ってたらもっと記憶にあるはずなんだけど…でも会ってたらそれはそれで面白いね…」
「そうね、外の世界って興味深いわ。後で二人ともお話聞かせて下さる?」
「いいですよ。変な話ばっかりですけど。」
「じゃあそろそろディナーができますので、今夜は歓迎会に致しましょう!」
「そうね!今夜は楽しむわよ?」
「ええ!優斗、一緒に寝る?なーんてね。」
「…まあ、とりあえずお腹空いたし食べるとしよう!」
───そしてまた2人は一緒に寝ることになる。
明日も、2人は一緒に過ごす。失った《夢》を求めて……。
魔界での本格的な都市計画プロジェクトが始まります。
明日は例大祭です。作者はカナグッズを求めてさまよいます。会ったらよろしくお願いします。