表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【東方二次創作小説】幻想騒霊日記   作者: 神成寺島鉄道
3/13

第二話「カナの幻想郷案内、そして…」

「91仕業、幻91系統、博麗-集落循環、博麗神社発!定時!」

アクセルを入れ、バスは野太いエンジンを響かせて博麗神社を発車する。

「本日も神成鉄交通バスをご利用いただきありがとうございます。このバスは臨時団体バスです。旅をお楽しみください。」

臨時用自動放送が流れる。

「で、カナ、とりあえずどこ行くの?」

「まずは人里かな。幻想郷唯一の集落よ。」

「おっけ。」

「このまましばらく真っすぐ進んでね。」

言われるまま真っすぐ進む。道の状態は今まで走ってきた道でも最悪であろう見た目だが、意外としっかり固められており、そこまででもなかった。

約5分後、人里に到着した。適当なところに車を止める。


「また歴史がありそうな集落だな…」

と思わず漏らす程度に、古めかしい街並みの集落だ。

「優斗、お腹空かない?」

「ああ、ちょっと空いたかも。」

「いい店知ってるから行かない?」

「いいねぇ。」

カナについて歩き約5分後、食堂に到着した。

「いらっしゃいませ~。あれ、カナちゃん?その人は?」

「優斗。外から迷い込んだみたいで、ちょっと案内してる。」

「ああ、なるほどね。じゃあそこの席にでも座って。」

とりあえず席に座り、メニューを見てみる。

適当におにぎりを注文しておく。

「カナ、このあとはどこ行くの?」

「んー。今日は遅いし、取り敢えず八百屋と魚屋行って夕飯買って行こうか。あとエレンちゃんのお店も。」

「待って夕飯買うって」

「ふふ、作ってあげる♪」

「まじかよありがとう本当に‼‼‼」

「で、なんだっけあと一つ」

「エレンちゃんのお店?」

「そうそれ、何があるの?」

「魔法店ってやつよ。」

「何その面白そうな響き」

「見てからのお楽しみね。じゃあそろそろ行こうか?」

「おっけ。」


「ありがとうございましたー」

「はーい。またね~」

近くの八百屋と魚屋で夕飯を買い7、再び博麗神社の方向へ車を走らせる。

「カナ、こっちで合ってるの?博麗神社しかなくない?」

「神社の中にお店があるからね、こっちでいいのよ。」


約5分後、博麗神社に戻ってきた。カナの言っていた通り、境内に小さな店が。

看板には「ふわふわ魔法店」と書かれている。

早速中に入ると、変なものが大量に並べられていた。

「あら、カナちゃん!いらっしゃ~い!」

「こんにちは、エレンちゃん。」

「その人は…例の外から来た人だね?」

「はい。寺島 優斗です。」

「話は靈夢から聞いたわ。私はエレン。ふわふわエレンよ。」

「エレンさんですか。よろしくお願いします。」

「あっ、タメでいいよ?」

「分かった。で、ここは何を売ってるの?」

「ここは魔法店だからね、いろいろ道具とか置いてるよ。」

「あ、エレンちゃん、この後神社で夕飯作るけど一緒に食べない?」

「いいね!行くわ!」

「優斗もいいよね?」

「もちろん。」

「じゃあ行こうか。」

「「はーい。」」


夕飯が出来た。今日のメニューは鯵の刺身、白米、椎茸の味噌汁だ。

取り敢えず異常に美味しい。カナすごい。

「優斗、合うかしら?」

「ああ、めっちゃ旨い。ありがとカナ。」

「ふふ、よかった。どういたしまして♪」

その後はカナと靈夢とエレンの3人と話をして、みんなと分かれて家に向かった。


……一人のはずだったのだが。

玄関を開けると、()()()に抱きつかれた。

もう皆さんお察しであろう。カナがいつの間にか家に来ていたのである。

「え、ちょ、なんでカナ家にいるの⁉」

「ちょっと最近神社が暇でね、引っ越そうと思ってたのよ。で、優斗の家に来たわけ。」

「はぁ…」

「駄目だった?」

「いやむしろ大歓迎だよ!いいの、こんなところで。」

「もちろん。」

「じゃあこの部屋自由に使っていいよ。」

「ありがと。優斗はどの部屋?」

「俺は隣の部屋にいるから。なんかあったら来ていいよ。」

「わーい!じゃあ、これからよろしくね、優斗♪」

「こちらこそよろしくね。」

「優斗はもう寝る感じ?」

「うん。そろそろ寝るよ。」

「はーい。じゃあおやすみ。また明日ね?」

「ん。おやすみ、カナ。」




ということで同居することになった寺島とカナ。

さあこのあとどうなっていくのか。次回をお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ