05:ステイシア
いや、本当に申し訳ない。
投稿できたと思ってたんですが、投稿分の原稿がすっかり消えてて発狂してものの10分で書いたものになります。
故に文量が少ないですがご了承ください…
────へへっ、こっちまで来いよ!
────待ってよお兄ちゃーん!
────らっしゃいらっしゃい!今日はノービスボアの肉が安いよォ!
────パーティ募集してマース!回復なら出来るネー!
転移して少し、俺はどこかの街の噴水広場のベンチに座っていた。
人々の喧騒にこの街が…いや街全体は見たことないけど彩られているような気がした。
「やあお兄さん、こんな所で何してるんだい?」
ベンチに座っている俺に爽やかなお兄さんが話しかけてきた。
「ついさっきここに来たんですが、ここは凄いですね」
「そうだとも!ここはステイシア。辺境なんて他の人達は言うけれど、帝都にも負けないくらい活気溢れる街さ!」
ここはステイシアという街らしい。住民の方なのだろうか、情報収集してみよう。
「もし良ければステイシアの街のこと聞かせて貰えませんか?」
「ああもちろん…と言いたいところだけど、ちょっと用事があってね。冒険者ギルドの場所を教えるから、そこで聞いてみるといいよ、地図はあるかな?」
「…持ってないですね」
「そんな君にこれをあげよう。ステイシアと周辺の地図さ。街周辺の地図とかは冒険者ギルドにも売ってるから、初めて来た街には冒険者ギルドで地図を買うことをおすすめするよ」
「ありがとうございます」
地図をもらい、冒険者ギルドの場所を教えて貰って爽やかなお兄さんとはここで別れた。
「────あれが《無欲な初心者》か。うん、いい子だったね!」
「────あれが冒険者ギルドか」
目の前に聳え立つ大きな建物、間違いない。教えてもらった冒険者ギルドだ。
「よう兄ちゃん、冒険者ギルドに何か用かい?」
「この街のことを知りたくて来ました。」
「そうか、ここは初めてか…悪ぃな。今、受付嬢達は大忙しでな、しばらく待たねぇと駄目なんだが…俺でよければ教えてやるがどうする?」
「是非お願いします!」
「いい返事だ。兄ちゃん、名前は?」
「《クロウ》です」
「《クロウ》か、いい名だ。俺はここで用心棒をやってるガルフってんだ、宜しくな?」
「はい、こちらこそ宜しくお願いします!」
ガルフさんと握手。用心棒ということはNPCなのだろうか?それにしてもカッコイイな、ガルフさん。男なのに惚れそう。
「さて、早速だがクロウ。お前さんは何を目指してる?」
「俺は…モノを作って戦っていこうと思っています。」
「そいつァ厳しい道になるかもしんねぇが…覚悟は…出来てるか。よし、ならまずは生産ギルドへ行ってこい!」
「生産ギルド…あるんですか!?」
「ああ、あるぜ。設備もある程度は揃ってるって話だ。まずはそこで登録してくるといいぜ」
「じゃあそうします。」
「じゃ、道なんだが地図あんなら地図出してみろ」
地図を広げる。
「今がここだ。ここから真っ直ぐ行くと噴水広場に出る。近くに焼き鳥屋の屋台が店出してるからよ、その屋台の横の道を通って右手にギルドが見える、それが生産ギルドだ。1度に言ったが、大丈夫か?」
「はい、何とか大丈夫です」
「んじゃ気ィつけてな!ちなみに素材が欲しいなら冒険者ギルドに依頼出しても構わねぇからな!依頼するだけなら登録はいらねぇからよォ!」
「ありがとうございまーす!」
ガルフさんと別れ、俺は生産ギルドへと向かった。
しかしちゃんと投稿出来てたら寝れたのになぁ(当時23:00)