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LETHAL -俺だけが見える勝利の一手-  作者: 龍崎
第四章 プロリーグ開幕編

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第50話 Division S総括

第三節全試合終了後。


公式配信ではDivision S特集が始まっていた。


スタジオには実況の桜庭誠一と解説の久我竜也。


大型モニターにはDivision Sの順位表が映し出されている。


桜庭が笑顔で口を開く。


「それでは第三節終了時点のDivision Sを振り返っていきましょう」


会場から拍手が起こる。


モニターに順位表が映し出された。



1位 LIBERTY 90


2位 PHOENIX 80


3位 NOVA eSports 80


4位 CRIMSON 70


5位 VALKYRIE 60


6位 FANG 40



桜庭が思わず笑う。


「大混戦ですね」


久我も苦笑した。


「正直ここまで混戦になるとは思いませんでした」


開幕前。


優勝候補として名前が挙がっていたのはPHOENIXとNOVA eSportsだった。


だが。


第三節終了時点で首位に立っているのはLIBERTY。


これが最大のサプライズだった。


「やはり注目はLIBERTYです」


桜庭が言う。


「勝点90で単独首位」


久我も頷く。


「誰か一人に依存していないんですよね」


「チーム全体で勝っている印象です」


「リーグ戦に最も適応しているチームかもしれません」


会場からも拍手が起こる。


続いて映し出されるのはPHOENIX。


勝点80。


首位との差はわずか10。


「苦しみながらも二位です」


桜庭が言う。


久我も評価する。


「これが強豪なんですよ」


「内容が悪くても順位は落ちない」


「優勝経験のあるチームらしい戦い方です」


続いてNOVA eSports。


こちらも勝点80。


PHOENIXと並ぶ位置にいる。


「NOVAも気付けば三位です」


「爆発力がありますからね」


「一気に首位へ出ても全く不思議じゃありません」


桜庭も頷く。


「優勝候補の一角であることは変わりません」


続いてCRIMSON。


勝点70。


開幕前は中位予想も多かったチームだ。


「ここも健闘していますね」


桜庭が言う。


久我も笑う。


「完全に優勝争いです」


「首位との差は20ポイント」


「一節でひっくり返る差ですからね」


会場も納得の空気になる。


そしてVALKYRIE。


勝点60。


現在五位。


だが。


久我は首を横に振った。


「順位だけで見ると低く見えます」


「でも差は30ポイントしかない」


「まだ十分戦えます」


「ここから連勝すれば一気に上へ行けます」


最後に映し出されるのはFANG。


勝点40。


最下位。


苦しい立場なのは間違いない。


だが。


久我は断言した。


「終わっていません」


桜庭も頷く。


「Division Sは本当に混戦ですからね」


「今のポイント差ならまだ何でも起きます」


大型モニターに順位表が再び映る。



1位 LIBERTY 90


2位 PHOENIX 80


3位 NOVA eSports 80


4位 CRIMSON 70


5位 VALKYRIE 60


6位 FANG 40



桜庭がまとめに入る。


「第三節終了時点で首位はLIBERTY」


「しかしPHOENIXとNOVA eSportsがすぐ後ろにいます」


久我も続ける。


「さらにCRIMSONとVALKYRIEも優勝圏内」


「まだ誰が優勝するか全く分かりません」


『LIBERTY強いな』


『PHOENIXまだ怖い』


『NOVA絶対上がってくる』


『CRIMSONもあるぞ』


『今年のSやばい』


『予想できねぇ』


桜庭が笑う。


「Division Sはまさに群雄割拠ですね」


久我も頷いた。


「第四節からさらに面白くなります」


首位LIBERTY。


追うPHOENIX。


NOVA eSports。


CRIMSON。


VALKYRIE。


そしてFANG。


まだどのチームにも可能性が残されている。


Division S。


優勝争いはこれからが本番だった。

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