第1話 新たな戦場
この章の話は今の所予想だと過去最多になると思います!
開催期間が長いので笑
お楽しみください!
REVOLT MAJOR 2026閉幕から約一か月――世界王者・神谷蓮誕生の熱狂がまだ業界に残る中、格闘ゲームファンが毎年待ち望む一大イベントの配信が始まった。
「皆さん、大変お待たせいたしました!」
リーグ運営代表が画面に現れた瞬間、コメント欄が一気に流れ始める。
『きたああああああ!!』
『待ってたぞ!』
『今年も始まる!』
『神谷いるリーグやばいだろ』
『優勝候補多すぎる』
運営代表は笑顔で続ける。
「本日は今シーズンのプロチームリーグ開催を正式発表するとともに、参加チームおよびディビジョン分けを発表いたします!」
その言葉だけでコメント欄の勢いがさらに増した。
画面は実況席へ切り替わる。
「さあ皆さん!ついにこの季節がやってきました!」
実況のテンションは最初から全開だった。
「今年は本当に凄いですよ!世界王者となった神谷蓮、日本最強と呼ばれる皇恒一、女子シーン最強の黒瀬詩音をはじめ、国内トッププレイヤーが各チームに集結しています!」
解説も頷く。
「個人大会とは違い、リーグはチームの総合力が問われますからね。誰が強いかだけではなく、どのチームが強いかという戦いになります。今年は例年以上に戦力差が小さいので非常に面白くなりそうです」
続いて運営代表が口を開く。
「それでは参加チームを発表いたします」
画面中央にチームロゴが次々と表示される。
RAVEN’S NEST。
PHOENIX。
NOVA eSports。
VALOR EDGE。
BLACK WOLF。
AEGIS。
METEOR。
GENESIS。
CRIMSON。
ORBIT。
VORTEX。
LIBERTY。
国内最強クラスの十二チームが並んだ瞬間、コメント欄は歓声で埋め尽くされた。
『豪華すぎる』
『どこ優勝してもおかしくない』
『今年マジで読めない』
『PHOENIX強そう』
『RAVEN’S NEST見たい』
実況も思わず笑う。
「これだけのチームが揃うと圧巻ですね」
解説も真剣な表情で頷く。
「特に今年は神谷蓮の存在が大きいですね。REVOLT MAJOR優勝によって勢力図が大きく変わりました。今まで追われる側だったPHOENIXに対して、新たな王者であるRAVEN’S NESTがどう挑むのか注目です」
そして配信最大の発表が始まる。
「続いてディビジョン分けを発表いたします」
コメント欄の流れが一気に速くなる。
まず最初に表示されたのは――
Division S
PHOENIX
NOVA eSports
VALOR EDGE
CRIMSON
ORBIT
LIBERTY
『うおおおお!』
『PHOENIXとNOVA同じか!』
『激戦区じゃねえか!』
『皇と黒瀬が同組!』
実況も声を上げる。
「これは凄い組み合わせですね!」
続いてもう一つのディビジョンが表示される。
Division F
RAVEN’S NEST
BLACK WOLF
AEGIS
METEOR
GENESIS
VORTEX
コメント欄が再び爆発する。
『RAVEN’S NESTきたあああ』
『こっちも強い』
『狼塚いるじゃん』
『神谷のリーグデビュー楽しみ』
解説が静かに分析する。
「面白いですね。PHOENIXとNOVAが同じ組に入り、一方でRAVEN’S NESTは別組になりました。プレーオフまで当たらない可能性もあります」
実況も大きく頷く。
「つまり神谷蓮と皇恒一の対決は、シーズンを勝ち抜いた先に待っている可能性があるわけですね!」
コメント欄は期待の声で溢れていた。
『決勝で見たい』
『神谷VS皇頼む』
『今年のリーグ熱すぎる』
『開幕まだなのに楽しみ』
そして最後に運営代表が締めくくる。
「今シーズンも日本最高峰の戦いをお届けします。試合日程や開幕節の詳細につきましては後日発表となりますので、ぜひ続報をお待ちください」
配信終了のアナウンスが流れる。
その頃、RAVEN’S NEST本社。
大型モニターの前で神谷蓮は静かにDivision Fの一覧を眺めていた。
個人戦なら自分が勝てば終わる。
だがリーグは違う。
仲間がいて、チームがあり、自分一人では勝てない。
世界王者になった今だからこそ、新たな戦いが始まろうとしていた。
神谷は小さく笑う。
「チーム戦か――」
その視線は、これから始まる長いシーズンの先を見据えていた。




