正体不明のスタンピード
「見つけたが、まぁそう来るよな、予定どうりだけどこの数は早過ぎじゃね?どれだけビビりなんだよ護衛くらい予め用意して置けば良かったのに。」
転生者は自身を守るためになりふり構わず街中の洗脳済みの住民を集めアーミーラットを殺し始めた
「まぁこっちは始めから街中の人間一人残らず皆殺しのつもりだが、俺達の存在気づかれるよりか魔物による災害の方がいいからな...最後だキギお前は転生者より洗脳されている内に衛兵を減らせミノリとグレンは転生者を殺せ!!」
≪『キギ』
種族【ポイズンスナイパーティーンズスケルトンアーチャー26】
職業【暗殺者21】
スキル『隠密34』『偽装27』『不意討ち27』『骨毒化42』『狙撃35』『骨矢生成28』≫
キギは洗脳されていなかった転生者の兄を魔力貯蓄半分使い対転生者用に加工して作った毒殺用スケルトンだ、結果的に洗脳は想定どうり制限が有ったが、もしもの場合こいつで街の外から暗殺する予定だった、今回は転生者より転生者が死亡後どうなるか分からない、洗脳済みの連中を減らして貰う事にした。
「ああそれとキギ撃った骨矢の数は数えて置けアーミーラットに回収させる」
《『グレン』
種族【ハイオーガケンタウロスリーダー31】
職業【突撃隊長24】【剛戦士22】
『突撃41』『怪力28』『闘気25』『闘気操作4』『爆走威圧18』『配下強化(突撃陣形)13』『鉄壁16』≫
グレンはオーガをケンタウロスに改造したのでは無く、パワーホースの中で一番が強い奴をオーガの死体と合成して作り出した馬達のリーダーだ、その為ようやく最近になって槍を使った戦闘に慣れてきたところだが、誇るべきはその突破力!!重いオーガの上半身がついても全く衰えないどころか、パワーホース時代より更に力強い走りと怪力で敵をなぎ倒す、今回は転生者に馬などで逃亡された場合俺に知らされた時に追い付くどころか見失う可能性が高いので、保険の追撃役、街中では洗脳された連中相手に露払いを命じた。
《名前『ミノリ』
種族【グレートヒューマンハンターキャット43】
職業【近衛42】【殺人鬼38】
スキル『超俊敏39』『強爪37』『爪術46』『超加速25』『身体強化(忠誠心)41』『人特攻(強)17』『魔力吸収21』『斬撃耐性34』『霊魂喰らい16』≫
ミノリは普段は物資を確保する為に、先んじてダンジョン周囲一帯の村々を殲滅、今まで目撃者を一人も出さず、何より一番対人戦闘経験が多い純粋に強いと言う単純な理由で選んだ、まぁこの子なら転生者で有ろうとも3歳児の人間に負けないだろう。
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ある通りは地獄と化していた何しろ兵士でもない人がコボルトに切り裂かれ生きながらネズミ共に食われているのだ!!
「チィッアイスショット!!クソッどれだけ居やがる窓から入って来るぞ速く殺せ!!」
(どうする指示し切れない!!自己的動かす為に洗脳段階を下げるか、いや魅了レベルに下げれば衛兵はともかく、市民は逃げ出すだろうそうすれば、ネズミ共を駆除する人数が足りなくなる、なら衛兵共だけ下げるか、いやそれも駄目だ市民が戦ってたら違和感がある、なら殲滅は諦めて逃げるか?)
「痛っ何だ、っ!!止めろ害獣共!!」
衛兵が既に動けなくなり食われてる子供からネズミを切り払い救い上げた。
「おい!!お前ら何してるネズミの駆除より女子供の救助が先だ!!ここに居る市民を救助せよ!!害獣共をこちらに近づけるな、男衆は女子供守って脱出しろ!!」
(よし、衛兵の動きがましになった、後は。)
「助けでぇぇ。」
「よし坊主こっちだ!!おじちゃんに掴まってろ、すぐに安全な所に連れてってやるからな。」
「「「「グギャア。」」」」
「なんだ!!ネズミやコボルト以外に何かが居るぞ滅茶苦茶速ぇ。」
「逃げるぞ坊主!!「ドッーン」今度は何だ、クソッオーガまで。」
砂埃でよく見えないが凄い速さで追ってくるオーガ?
「ニゲェ、グシャ
衛兵の男は咄嗟に抱えてた子供を投げ飛ばした。
「クソがァ!!」
子供はすぐに起き上がり逃げようとする、だが既にこちらに凄まじい殺意を纏った純白の猫が目の前まで高速で迫っていた。
この日コバスと言う街はスタンピードによって壊滅した、街を落した魔物達は未だに見つかっていない。