初戦
俺達は何事も無く買い物を楽しんでいた。
「ラーヴァ様こっこれ買ってもいいですか?作りたい物があるんです。」
スズがある魔道具を指差し強請ってきた。
「んっああ構わないよ...」
(おかしい忌み子が2人も居るのに絡まれるどころか、嫌がられもしない何て、っ!!なんだ!!)
突然1人の客が倒れた、それを皮切りに次々と客が倒れ始めたのだが!!だというのに野次馬どころか何事もなく店員は商品を配置している。
「おい!!あんた達大丈夫そうだなこっちだ!!急げ!!」
俺達は突然店の外から少年に声をかけられた。
「どうするんですか?」
「行くぞ!!」
追いかけながら少年に声を掛ける。
「何処まで行くつもりだ。」
「町の外だ!!」
(案外素直に答えたなまぁ町の外なら囲まれないか...)
「ここまでくればいいだろう、あんた達には町を救う手伝いをして欲しい。」
そう言うと立ち止まっり少年はこちらに振り向いた。
「町を救う手伝いねぇ、それであの変な住人は何だったんだ?」
「彼らは操られてたんだ、その俺の弟に。」
少年はそう決まづそうに答えた。
「弟ねぇ年は?」
「3歳。」
(転生者だ!!スキルは強力な洗脳系だとしても、まだ全然ポイントは余る、少年を見るに種族は人間だとすると最上級職業一つは取っても余るな、一様3歳なら殺せるが今の戦力で勝てるか?いや相手が転生者だとしたら全力で潰すべきだ!!妥協して逃がした方が怖い。)
「それで協力してくれ『フクマ殺せ。』ガフュ」
バタンと首を切られた少年は倒れた
「スズ、一番大きい買い物袋出してくれ、フクマは馬車を取って来てくれ。」
少年を袋に入れ馬車に載せる。
「一度帰るぞ!!相手が転生者の可能性がある、場合妥協や手加減は一切しない全戦力で叩き潰す。」
「「はい!!」」
1ヵ月後町近くの大きな茂みの中
「行け子供は全員食い殺せ。」
と命じながらラーヴァはあの少年にもっと聞いとけば良かったなぁと後悔しているのだった。
「これで殺せるかな?」
フクマが不安そうに聞いて来た。
「そうだと楽なんだが無理だろうな、ばらけさせたアーミーラットではだが居場所の特定はできる、その為の次だ、行けミニコボルトシーフ。」
《種族【ミニコボルトシーフ17】
スキル『隠密25』『生命探知27』『連携34』『爪術18』『敏捷21』≫
「3年の鍛錬で、ここまでの広範囲の洗脳、流石に人数制限か洗脳時間は必要だろう、アーミーラットかミニコボルトシーフどちらかで殺れる、職業は戦士系だと助かる所詮3歳の身体だからな術者系だとある程度魔力が切れるまでの損失は目を瞑らなきゃな、どう動く転生者。」