忌み子の少年
少年は弱者だった、忌み子として産まれ村の皆から虐められながら育った少年だが、少年にも少年を愛してくれる存在が居た少年の母親だ、しかしある日母が病に倒れた、しかし薬師は少年に薬を売らず少年を嘲笑って居た、だが少年は毎日薬を買いに向かって薬師に薬を売ってくれるよう頭を下げ、殴られ続けたそんな少年にチャンスが訪れた、薬師が母親の病に効く薬を見せびらかせたのだ、当然売るわけがなく殴られたが隙を見て少年は薬を盗み母親を治した、しかしこれは薬師の狙い通りだった、村の者達は盗みを理由に少年の処刑を言い出した、母親は抗議したが当然聴いて貰えず抵抗した母親は殺害された、処刑の日少年は村の全員を恨めしいそうに睨み続けた、その時運良く近くの家が火事になり、同時に少年を縛ってた縄が解けたのだ、少年は逃げただ走り続けた...
「綺麗ー」
逃げた少年の眼前には蝶が舞う美しい花畑が有った、しかし少年が花畑をふらふら歩いていると、少年は頭がぼ~として来て気分が良くなったが毒だと少年はすぐ気付いたが。
(こんな綺麗なところで死ねるならいいや~)
と酔っぱらった少年は何かを受け入れた様に倒れ眠りについた。
「おいおーい目が覚めたか?」
「ここは...」
少年が目を覚ますと少年の前に小人の子供が猫を撫でながら座り込んでいた。
「俺ん家そしてこれからお前ん家になる場所でもある、お前俺の配下になれ。」
「えぇ!!」
かくして少年の人生は奇妙な転機を迎えた。
≪名前『フクマ』
種族【人間6】【忌み子7】
職業【呪言士7】【波動戦士1】
スキル『呪言8』『波動気2』『闘気3』『闘気操作2』『運奪の魔眼9』≫
ある村ある男が訪れ村人たちに話しかけた。
「それで忌み子死体は。」
「あっあのぅそれが忌み子のガキに逃げられまして。」
「そうかではどちらに逃げた!!」
「それも分からず。」
男が村人たちに詰め寄る
「忌み子を庇うつもりか!!」
「いっいえそんなわけギャッ」
ある忌み子の少年が逃げた3日後ある村の人々が運悪く皆殺しにされた...
「ふんっこれで逃げ切ったつもりかこの方角から村と同じ忌み子特有の魔眼の魔力が漂って来るぞ!!」
魔力を追い忌み子狩りの男は花畑を訪れた。
「チッなんだここは気分が悪い!!魔力も途切れたええい鬱陶しい虫共が火炎!!」
炎で近づく蝶を焼き尽くすしばらくすると男は地下へと続く洞穴を見つけた。
「ここかぁチッ狭い忌々しいクソガキが何処まで続くんだ。」
1キロほどだろうか屈みながら男が洞穴を進むと...
「痛てっア゛ァ゛」
ズボンを捲し上げるとネズミが足に噛み付いていた!!
「うぜーぞドブネズミがっあ?はぁっ!!」
すると突然壁の穴から無数のネズミが押し寄せてきた。
「じっじっぐしょうがかっ火炎っ!!まっ魔法がぁ゛あ゛」
魔力が安定せず魔法が起動しなかったのだが、全身を食われながらそれに気づく冷静さを男は持ち合わせていなかった。
「いったい何だったんだこいつ?たくっ、まぁテストにはなったがな、スズ!!畑の端の養殖場から魔吸い蝶花を畑に補填しといてくれ。」
「はっはいぃ」