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ピエロと僕
球乗りピエロがゆっくり貴方に近づく
「上手になったじゃないか」
彼は仮面の半分を見せながら
ゆっくりナイフを見せる
「なら僕はもう寝てもいいね」
彼はもう半分を見せてから
歩いて貴方と距離を離し
ナイフを投げる
ナイフは貴方に吸い込まれるように突き刺さる
「なぜ避けなかった?」
ピエロは半分を見せながら
ゆっくり近づいてナイフを奪う
「もっと寝ていたいかい?」
「ならばしょうがない」
「意気地無しのお前の為に」
「僕はもう少し削られるとしよう」