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100+1の武器〜 Noから〜  作者: 野良
5/6

No4

勇者召喚された次の日

遥達は騎士団に大学の講堂のような所に連れていかれた。

遥は起きてきた生徒達に健康状態を聞いて問題が無いことにひとまず安心した。

その後で騎士団の自己紹介があり。


「とりあえず自己紹介はこんな感じだ。よろしく頼む。それとこのチョーカーをつけて貰う。」


騎士団長と自己紹介にあったグラン・ハーストさんが黒いチョーカーの入った箱を袋から取り出した。

生徒達の間からは、小さい袋から箱を取り出したことにおお~という声が出た。


「この世界には獣人やエルフ、妖精などがいるため言語を理解するためにこれをして貰う必要がある。我々もこれをしている。」


騎士団は鎧で見えなかった首もとを出しチョーカーをつけていることを確認させた。


「それでは我々がつけていくので一列に並んでくれ。」


その言葉のあとに遥が名簿番号通りに並んで下さいと言ったため生徒達はグランの前に横一列で並んだ。

つけている間少しぽわぽわした感じやキュッとした感じに襲われていたが無事に全員つけ終わった。


「よし。次はステータスを見るぞ。全員これを受け取って席に戻ってくれ。」


袋から出したのはスマホぐらいの大きさの金属板の入った箱だった。遥達は金属板を受け取って席に戻った。説明が入る前に生徒達は、金属版を叩いたりしていた。


「おいおいそいつは安く無いんだぞ、もっと丁寧に扱ってくれ。んじゃとりあえずそいつの説明に入るぞ。それはステータスプレートと言う。自分のステータスが見るだけで分かる優れ物だ。一般人はこいつのグレードよりも一個下のやつを持っているから、無くすなよ再発行は少し高いからな。」


遥達はステータスプレートにそこまでの価値があるのか分からなかった。


「ステータスプレートの使い方を教えよう。魔力を流して終わりだ。込めた魔力が無くなったら表示されなくなる。」


遥達は魔力を出そうとして、力を込めたり念力を送るようにしてみたりしたがまったくステータスプレートには反応が無かった。


「魔力流すためにはコツがいるぞ。コツさえわかればすぐだけどな。」


(((そっちを先に教えろよ。)))

誰もがそう思っただろう。生徒達はツッコミをいれたかったがいれる者はいなかった。


「魔力は体の中にある。それをこんな感じにギュワと出す。以上。分かったか。」

「「「「分かるか!!」」」


今度は生徒全員がツッコミをいれた。おじさんが変な動きをしながらギュワと言っている。しかもその動きは一定ではないので、分かる人がいたら奇跡だろう。こんな動きを日本でやっていたら職務質問は免れない。


「団長止めてください。そんな動きをして恥ずかしいとは思わないのですか。団長は説明が下手だから私たちに任せてくださいと、そう言ったら団長が大丈夫と言うから任せたのに、もう団長は引っ込んでいてください。」

「はい。」


先ほどまでコミカルなダンスを踊っていたとは思えないほどの変わりようだった。


「すみません団長が。とりあえず魔力を感じるところから始めましょう。」


団長は部屋から連れ出されて、団員と思わせる鎧を纏う男が前に出てきてコツなどを教わって、そのおかげで1時間で覚える事が出来た。団長に教わっていたら一生掛かっても覚えれないと分かるほど、丁寧な説明だった。逆に団長の説明で分かる人がいたらそれは奇跡だろう。


魔力を放出することが出来たのでステータスプレートに魔力を流すとステータスプレートは青く光った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:新庄 遥 性別:女 年齢:22 種族:人間(異世界人) Lv1


筋力:5

体力:8

敏捷:10

魔力:10000

スキル耐性:300


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遥はどうしてこうなったのかと思った。

確かに遥は運動が苦手だ。小・中・高と体力テストではD判定だった。長座体前屈は良かったが、持久走という過酷な種目があった。男子は1500メートル女子は1000メートルを走らなければならなかった。今では20メートルシャトルランに変わった。遥はなぜもっと早く変わらなかったのかと思ってしまった。


「ステータスプレートの数値について説明します。子供だと、筋力,体力,俊敏は10〜20、魔力は5〜15、スキル耐性は0〜5ぐらいが普通です。皆さんの年齢だと、3倍あれば天才や神童と呼ばれたりします。」


遥は体力とかは人並み以下ということが分かったが、魔力とスキル耐性はずば抜けて高いことが分かった。


(魔力とかどうしてこんなに高いのかな。皆もこんな感じかな。勇者と呼ばれているぐらいですから。)


遥は生徒達を見回した


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:九条 彩加 性別:女 年齢:16 種族:人間(勇者) Lv1


筋力:80

体力:120

敏捷:100

魔力:150

スキル耐性:30


スキル:筋力上昇 体力上昇 敏捷上昇 上昇魔力

スキル耐性上昇 誘惑(Lv1) 魔力操作(Lv-)

火魔法(Lv1)

潜在能力:妖艶瞳(Lv1)

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:神谷 奈月 性別:女 年齢:15 種族:人間(勇者) Lv1


筋力:30

体力:160

敏捷:180

魔力:100

スキル耐性:10


スキル:筋力上昇 体力上昇 敏捷上昇 上昇魔力

スキル耐性上昇 天開(Lv1) 魔力操作(Lv-)

水魔法(Lv1)

潜在能力:逆境(Lv1)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:佐藤 春人 性別:男 年齢:16 種族:人間(勇者) Lv1


筋力:150

体力:180

敏捷:50

魔力:80

スキル耐性:20


スキル:筋力上昇 体力上昇 敏捷上昇 魔力上昇

スキル耐性上昇 剣術(Lv1) 盾(Lv1) 魔力操作(Lv-)

潜在能力:聖武装(Lv1)

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遥はいかに異常かが分かった。遥の魔力は他の人の100倍もありスキル耐性は10倍ぐらいある。しかし遥は気づいていた。自分には無くて皆にはあるものが。


「それでは皆さん一人一人見ていきますね。ステータスプレートを団員に見して下さい。」


その言葉のあと、団員達は生徒のステータスプレートを見て称賛の声を掛けていた。


「遥様。遥様。最後はあなたです。ステータスプレートを見して下さい。

「すみません。少しボーっとしてしまって。どうぞ。」


笑いながらそう言い団員に渡した。

団員はステータスプレートを受け取り表示されている物を見たあと何度か目を擦り驚いた声をあげた。

その声を聞いた団員達は近寄ってきた。


「どうした。潜在能力で凄い物が出たのか。」

「い、いえ。確かに魔力は尋常じゃないほど高いのですが。」


ステータスプレートを見た団員の声は震えていた。イラついてきた団員はさらに近寄った。


「早く言え!」

「は、はいでは申し上げます。遥様は…






























劣等(レプソン)です。」


団員達は全員があり得ないという表情をしていた。


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