表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/12

11 妹の新しい友だち。

ネタバレ:主人公が罰ゲームのような事を言わされて愛でられる。


そういう話しが嫌いな人はスルー推奨です。

妹のお友達がいつの間にか増えていた。

昨日まではいなかったのに、何があったのだろうか。

私の知らないところでミルが人気者になっていた。

自慢の妹なのでとても嬉しい。


゛そう!そうなのよミルは凄く可愛いの!!゛


叫んで走り出したいくらい。流石に我慢するけれど、ああ、だけど顔が勝手に笑っちゃう。

凄く凄く嬉しい。ミルはあんまりいっぱいお友達を作ろうとしないから。ずっと私が独り占め出来るけど、やっぱり友達って大事よね。

もう、ミル自慢が口から直ぐにでも溢れそう。むずむずするよぉ……。

年々可愛さが際立ってくるミルの仕草一つ一つに女の子も男の子も注目しているみたい。私の妹がモッテモテで鼻がぐんぐん伸びちゃいそう。

私はそっと鼻をおさえる。くふふと笑いがこぼれちゃった。


「ミルちゃんミルちゃん、おねがい!うちのお母さんの紅茶クッキー差し入れするからぁっ」

「えぇ……ぅー。ドラムおばちゃんのクッキー確かに美味しいけど……ドーラちゃん、私はずかしいよ……。」


この声はミル!?

なんだか良くわからないけどミルが困っているみたい。

ドーラちゃんのおねがいおねがいという声にミルがおされている。

助けなきゃ!と私が建物の影に駆けつけたとき。


「……いっかいだけだからね?


ぅ、ぅー、ニャーッ」


私の心のアルバムに新しいページが追加された。

ミルがネコミミの飾りをつけて両手をグーの形でほっぺにあてて上目づかいで鳴いた。

衝動が私の胸を突いた。

ミルが両手で顔をおおっているけど私の体は止まらない。抱き心地の良い小さな体をぎゅっと抱きしめた。

ミルが離れようとしたが私は更にギュッと抱きしめた。


「ドーラちゃん、友達になりましょう。」


「よろこんで。」


ミルの友達は私の友達。

ミルへの愛は負けないけどミルの可愛い所は共有するべきだと思うの。

独り占めはよくないよね。



この後、何故かミルが窒息で倒れた。


なんで!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ