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300文字小説

作者: 林 秀明

窓を開けていないのに蜂が室内にいる。

出所を探した所、どうやら天井の裏に巣を作っているらしい。

物置入れの天井裏に続く板を取外し、敵地へと侵入する。


敵地は湿気が溜まり、薄暗くて視界がぼんやりとしていた。

しかし、丸型の提灯のような大きな巣は存在感のあるオーラを出していた。

懐中電灯を片手に一歩足を踏み出し、腰を低く歩み寄る。

薄気味悪い静けさが妙に緊張感を煽りだす。


懐中電灯を置き、枝切りバサミの先っぽで巣を突いてみた。

カサっという音とともに心臓がドキンとしたが、

侵入者は不在のようだ。


気をよくし、立て続けに巣を突き、あっという間に陥落させた。

私は歓喜に足に力が入ってしまい、天井を抜いてしまった。


我が家も一部陥落してしまった。


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