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過去の因縁
レオンは心臓を回復させた後、ライカ、レイナ、アレンと合流した。
近くにいた魔術師とそのまま隠れ家へ向かう。
魔術師の家で、一人の黒いローブの魔法使いが起き上がった。
ローブは触れられず脱がせられないが、魔術師が見ているため、その効力は無効になっているだろう。
レオンは静かに問いかける。
「目的は何だ?」
黒い魔法使いは、諦めたように口を開いた。
「依頼だよ。魔王が幸せそうにしているのが気に食わないって奴がね。魔王討伐の際、大勢が死んだ。とある娘が父親の遺体から魔王の魔力を覚えていて……その娘は魔力を見る目が特殊で、細部まで見抜けたんだ。だからレオン君が魔王だってことも知ってる」
レイナとアレンは少し驚いたが、過去に助けられたあの獣人のことだとすぐに理解した。
「それは分かった。でも、なんで私個人を殺そうとしないんだ?」
「無理だからってのもあるけど……不幸にしてやろうと思ったんじゃないかな」
レオンは納得した。
日常を送るのは、これから少し難しくなるかもしれない、と悟るのであった。




