レオンとライカの反省会
「疲れた……。」
「レオンさん、お疲れさまです」
「……レイナ、大丈夫かな」
「レイナなら、アレン君の家で打ち上げですよ?」
「デジャヴだな。母親に似たんだな、あの子」
「確かに。私も昔、レオンさんの家にずっと居座ってましたしね」
「今回はすまない。速攻で片づけて、そっちに向かうつもりだったが……」
「大丈夫ですよ。無事でよかったですから」
「今回の犯人は逃がしました。使った魔法は――」
ライカは淡々と、しかし少し悔しげにレオンへ状況を説明した。
「……本当に、すまない」
「いいですよ。過ぎたことですし」
レオンは話を聞くうちに、今回の事態の深刻さを理解した。
聞いた限りでは、ライカの勝率は一割にも満たない。
それでも彼女が逃走した犯人を追わなかったのは、冷静な判断ゆえだった。
あの場で無理をすれば、ライカ自身が倒れていた可能性もある。
――それを機転で切り抜けたのは、称賛に値する。
「本来なら、どちらも私が行くべき案件だったのに……」
「二つ同時に発生したら、どうしようもないですよ」
「……そうだな」
レオンは小さく息を吐き、ライカの頭にそっと手を置いた。
疲労が限界を迎えていた二人は、そのまま同じ布団で眠りについた。




