表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔導歴史書  作者: ルイ
60/83

保護者面談

レオンは生徒たちに対して、怒るでもなく淡々と告げた。

「この子――アレン君が目を覚ましたら、同じことを聞くつもりだ。

 一応、君たちにも先に聞いておこうか。

 退学になるか、揉み消すか。どっちがいい?」


生徒たちは顔を見合わせ、怯えた声で答える。

「えっと……退学は重いし、その……やってることは、あっちの方が酷くて……」


レオンの目が鋭く光る。

「――揉み消す方で。いいね?」

「……はい。」


その頃、扉の外からライカが戻ってきた。

「レオンさん。アレン君の保護者が来てるそうです。面談室に。」


二人は足を運び、扉を開ける。

中にいたのは――見覚えのある女。

「えっ……担任と副担任って、君たちだったの? 後ろの子、レイナちゃんでしょ。大きくなったねぇ!」

「……あー、バカ親が心配して担任になっちゃったのね。可哀想に。」


魔術師の反応にレオンは一度、深呼吸をして席に座る。

「アレン君の状態を教えてもらえますか? あの指輪、過剰なほど精神を抑えてました。外したら――暴走する。」


保護者は肩をすくめて笑う。

「あの子はね、残虐性と凶暴性が強すぎて、親に捨てられたんだよ。

 理性なんてない。あの指輪が唯一の“理性の代わり”。

 しかも感情に応じて魔法の効果が変化する厄介な固有魔術を持ってる。出力も高い。面白いでしょ?」


レオンは沈黙する。

――なるほど、あの時は手加減をミスったのでは無く“手加減できなかった”なのか…。


眉をひそめながら、レオンはため息をつく。

「……どうしたもんかな。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ