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魔導歴史書  作者: ルイ
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魔王誕生

魔王の始まりは、代替わりしながら生き続けた一人の魔術師が、五百年前に気まぐれで行った実験のひとつに遡る。


その魔術師は、かつて「歴代最強」と恐れられた虎の魔物を討伐した際、解剖研究という名目で遺体を弄った。だが、大した成果は得られず、素材を返したと記録に残る。目的は果たしたのだから、それでよかったのだろう。


しかし、魔術師はある試みに出た。

死した魔物の精子を用い、人工授精を行ったのだ。獣人という文化がまだ存在しなかった時代に、獣人を作ろうとしたのである。


結果、妊娠は成功し、一人の男児が生まれた。虎の毛並みを持つその子は、確かに人ではなく“獣の血”を引いていた。


やがて一年が経とうとする頃、魔術師は「テイム事件」の噂を耳にし、すぐに興味を奪われた。男児はもはや関心の外に置かれ、魔獣の棲む森に捨てられてしまう。


そして――その子こそが、後に「魔王」と呼ばれる存在であった。


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