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魔導歴史書  作者: ルイ
37/83

同棲??

魔王が家に戻ると、そこにはライカがいた。

「……こいつ、何日家に帰ってないんだ?」

心の中でそう思う。警官には脅され問い詰められ、ライカには合鍵をねだられて渡す羽目に。弱みを握られるというのは、つくづく恐ろしい。


ライカは尻尾をぱたぱた揺らしながら、ぱっと笑顔を見せた。

「おかえりなさい!! 何してたの?」


魔王は椅子に腰を下ろし、軽く息を吐いて答える。

「あー、男二人で話したいことがあるって呼ばれてな。あいつと飯を食ってきた」


ライカは目を丸くし、すぐににやりと笑う。

「ふ~ん……それって、もしかして恋バナとか!」

無邪気に声を弾ませ、ますます尻尾を揺らした。


魔王は一瞬、苦笑する。――鈍いのは幸いだな、と。

だが別の話題が思いつかず、結局「そうだな」と曖昧に返す。


するとライカは勢いづき、さらに身を乗り出してきた。

「じゃあさ、レオンさんはどんな子が好きなの?」


魔王は視線をそらしながら、淡々と答える。

「秘密だ。だから二人で話してきたんだろう?」


「え~っ! 私、秘密守るから! だから教えてよ!」

ライカは大きな瞳で覗き込み、ぐっと迫ってくる。


魔王はどうにか話題を逸らそうと考え、ふと口にした。

「そういえば……前に渡した精神魔術の魔術書、誰かに使ったのか?」


ライカは一瞬きょとんとして、それからにっこり笑った。

「使わないことにしたー!」

そう言って尻尾をぶんぶん振りながら、無邪気な笑顔を浮かべた。

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