虚空騎士ファイリスク三話partLast
「それじゃあ私はこれで。では引き続き買い物を楽しんでくれ。」
そういうといつも世話になっている警官のおっちゃんは帰っていった
「大丈夫なのサトシ?」
「ん?まぁここで問題起こすのなんてもう何回目か・・・」
「そ、そうなんだ。」
「今回はどう考えても相手が先に手を出してきたんだから正当防衛だよ。」
「やりすぎな気もするけど・・・」
「ああいうのはここまでしないとわからないからな。」
アイリスは少し不満そうだ・・・しかしこいつ自分に危害を加えた相手を心配するのか・・・普通はしないだろ。それもこいつのことを何も知らねぇから言えることだよな・・・だがこいつはあいつらと違って優しすぎないか・・・まぁライリスク帝国のことを全く知らないからこいつのやさしさがどれぐらいなのかは知らないが・・・正直言って知りたくないが、知るにしてもどうやって知ればいいか・・・などと考えていると
「・・・もしかして櫻田聡史さんですか?」
知らない女の人から声を掛けられた
「・・・ん?ああそうですけど・・・あんたは?」
「始めまして、私は夏野翔と言います。あなたのお話は海様からよく聞いていますよ。」
「ああ、あんたが夏野さんか。」
「ええ、それでそちらがアイリス・ナイザールさんですね?」
「あ、はい、そうです。」
「アイリスさんのことも聞いています。」
「そうなんですか?」
「はい、先ほど海様から連絡がありましてあなたのことと今あなたが置かれている状況のことも。」
「そうなんだ。」
「ええ、ここでは何ですので移動しながらお話をしましょう。」
「そうだな・・・っとあんたに海からこれ渡すように言われてたんだ。」
そういって俺は海から渡されたものを夏野さんに渡した。
「これは?」
「こいつが何なのかはわからんがあんたに渡すように言われたんだ。」
「海様から?」
「ああ・・・にしてもあのクソ堅物真面目な海に、まさか彼女がいるとはな。」
「そうですか?あの人は優しい方ですよ。」
「いやまぁそれは知ってるけど・・・」
「ふふ、それに私は海様の婚約者ですよ。」
「あいつ結婚するのか・・・まぁそれはそれでおめでとう。」
「おめでとうございます。・・・結婚かぁ。」
結婚ねぇ・・・あいつが結婚・・・やっぱ人生何があるかわからないもんなんだなとそう考える・・・よく考えたら俺もこいつとファイリスクと出会って今後の人生が変るのかなと思うが、まぁ最後は変わらず冒険してるんだよなとそう考えているとあるものが目に入った。
「お、あれは、すまないがあそこ行っていいか?」
「チャレンジ飯ですか。」
「チャレンジ飯?」
「ああ、ここの名物で時間内に食べきるとタダになるんだ。」
「そういうのもあるんだね。」
「まぁな。俺ここのチャレンジ飯結構成功してるからな・・・それじゃ行ってくるわ。」
「私も行く。」
「いや、アイリスは夏野さんと一緒に買い物済ませてこいよ・・・さすがに男の俺が女性ものの所に行くのはちょっと気が引けるしそれにアイリスと雰囲気が似ている夏野さんなら分かるだろうしな。チャレンジ飯の制限時間は大体一時間だからその後にここ集合でいいか?」
「わかりました。」
「わかったけど、お金はどうするの?」
「それはこれ使っていいぞ。金は結構あるしな。」
そういって俺はチャレンジ飯が失敗した時のためのお金だけを抜いて財布をアイリスに渡した。
「それじゃあな!」
俺はそのまま飯屋に向かう
「おっちゃん久しぶり!」
「おお、聡史君か今回も挑戦しに来たんだね。」
「おう。」
「よし今回は私たちが勝つからね。」
「負けねぇぞ!」
「ああ、それとあそこの兄ちゃんも一緒に挑戦するみたいだから頑張ってね。」
そう店長が指をさしたところを見るとなんかアイリスと初めて会った時みたいな感じの格好のやつがそこにいた
「兄ちゃん、ごめんね少し遅れてしまって。」
「いや別に気にすることではない。そこの男は?」
「ああ、この人はいつもチャレンジしてくれる兄ちゃんだよ。」
「そうか・・・お前名前は?」
「ん?俺は櫻田聡史だが・・・お前は?」
「俺はゼクマだ。」
「ゼクマね・・・よろしくな!」
「・・・・」
無視された・・・まっいいか
まさかこいつがあの帝国のパイロットとはこの時の俺は知らなかったそしてこいつと因縁の相手になることも含めてな
次回 孤高の凶戦士と冒険家




