表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/13

9回目 それでいったい、何が読みたいんだ? 分かっても書かないけど、だって絶対に評価しないだろうし

 批判者の不思議なところの一つがこれだ。

「何が読みたいんだ?」

 ここが分からない。



 小説家になろうランキング上位にあるような作品とは違ったもの、とかいうのだろうが。

 こんなの何にも示してない。

 ただ反発してるだけだ。

 何が欲しいのか全く明確ではない。

 反発なぞ、何も言っていないのと同じだ。



「読みたいものがさっぱり分からない」

 批判者の言動は、ただただこの言葉であらわされる。



 不平や不満、文句にケチ。

 おおよそ批判者の発言などはこうしたものにしか見えない。

 本人は違うと言うかもしれんが。

 俺の目にはそう見える。

 それ以外の何だというのだ?



 ああ、言い訳はいいから。

 そんなの聞いてるほど暇じゃない。



 そもそも批判者が求めてるものはなんなのか?

 文句やケチをつけてるようにしか見えない批判。

 そのくせ、求める作品傾向がさっぱり分からん。

 異世界転生などではない。

 悪役令嬢でもない。

 追放物でもない。

 ではなんだ?

 それ以外だとか言うのか?

 それは答えになってない。



 結局、何を求めてるのかさっぱり分からん。

 ここに批判者の大きな問題がある。



 などと言うと、

「俺が求めてるのは~」

と訳の分からん演説が始まる。

 何か大げさに言ってるが、しかし結局実態は無い。

 聞くだけ無駄という事になる。



 そうではなく。

 ジャンルは何なのか?

 作品の傾向は?

 何が嫌なのかは分かってる。

 では、どんなのがいいんだ?



 こういう部分が全く見えてこない。

 見えてこないし、分からない。

 分からないから、要望に応えようもない。

 なにせ、要望が見えてこないのだから。



 これが分かれば、

「なるほど、そういうのが好きなのか」

というのが少しは分かる。

 そして、そこに多少は需要があるんだろうなというのも。

 普通だったらここで、

「なら書いてみるか」

という気にもなるのかもしれない。



 こういう現象が起きてるのがランキングだ。

 順位発表だ。

 分かりやすく何が上位にきてるのかが分かる。

 分かるから、

「なら、そういうのを書いてみるか」

となる。

 なにせ、多くの人が求めてるもののあらわれだ。

 これほど参考になるものはない。



 しかし、批判者の言ってる事にはこれがない。

 ただただ反発で、何が欲しいのかが分からない。

 だから結局、批判者が望まない話ばかり出てくることになる。

 当たり前だ、批判者の要望が分からないのだから、書きようがない。





「とはいえ、分かっていても絶対書かないけどな」





 当たり前である。

 批判者が求めるようなものを書いたとしよう。

 では、それを読んでくれるのか?

 評価してくれるのか。

 一言でも、「ありがとうございます」とでも感想に書いてくれるのか?

 そんな可能性全く無いだろう。

 そう思わせるのが批判者だ。



 そんなのやってみるまで分からないって?

 うん、だからなに?

 実際に批判者が何かを評価してるの?



 小説家になろうに批判してる連中。

 それに賛同してる感想を書いてる連中。

 そのすべてを網羅したわけではないけど。

 どうもブックマークも評価点も入れてない人が結構目にうつるのよね。

 それって、批判はするけど点数入れないって事だよね。

 俺にはそう思えるわけだ。



 で、そんな人たち向けに何をどう頑張れと?

 報われるとは思えない事に努力してどうする?

 なんでそんな事しなくちゃならん?

 ただ働きなんてごめんだ。

 金が入ってくるわけでもない、労力と時間を費やすだけ。

 そんな無駄な事をなんでしなくちゃならない?



 書いて少しでも支持や賛同が得られるならがんばってみようと思うが。

 それなら人気のある作品傾向などを取り入れたほうが早い。

 ランキングにのるかどうかはともかく、多少は評価される可能性がある。

 かくて、ランキングは同じような作品ばかりになる……当たり前だわな。



 それが嫌なら、自分が面白いと思うものをブックマークしろ。

 評価点を入れろ。

 まずはそこからだ。

 やらない言い訳なんかこさえてる場合じゃないだろ。



 それでも俺は、一度やってみた。

 人気のある傾向の正反対になるようなものを。

 批判者が何を求めてるか分からんから、当てずっぽうで書いた。



 さすがに連載するほどの余力も時間もなかっただ。

 だから短編で書いてみた。

 可能な限り、批判者が口にしてる批判内容を考慮して。



 異世界転生・転移ではなく、主人公はその世界に生まれた者。

 成り上がりなど一切なく、底辺のままで。

 チートなどなく、普通の、あるいは普通より劣った能力で。

 ハーレム要素はなく、女に相手されない存在で。



 とまあ、批判者が反対してるものを除外して書いてみた。

 正直、こんなの面白のか、と思ったが。

 でも、批判者共もこれなら評価するだろうと思ってやってみた。

 だが、大した評価は集まらなかった。



 まあ、そんなもんだ。

 まず、書いたものが本当に批判者の求めるものだったのか分からない。

 批判者の言ってることからは、要望が全く見えないからだ。

 分からないから、書きようがない。



 それでも、小説家になろうランキング上位と正反対を極力目指してみた。

 それが批判者の求める方向だと思ったからだ。

 しかし、それが評価される事もなかった。



 単に宣伝不足というのもあるかもしれない。

 批判者共に届かなかったから評価されなかったかもしれない。

 こういった可能性はある。



 だが、確かな事実は一つ。

『批判者好みの内容を書いても、ほとんど評価されない』



 これだけで十分だろう。

 評価されないなら書く意味が無い。

 何がかなしくて、時間や労力を無駄にしなくちゃならないのか?



 無料でブックマーク登録や点数の投入。

 これもしないで何を求めてるのか?

 そんな連中など、相手にするわけないだろ。

 しなくちゃならん理由はなんだ?



 報いがない事に努力する意味ってなに?

 そんなのあるの?

 あると言うなら、じゃああんたがやれ。

 他人にやらせるな。

 少なくとも俺はやるつもりはない。



 どうせやるなら、自分の好きな事をやる。



 その好きな事が、ランキングにのるような傾向の話しだったりする。

 なので、小説家になろうによくある話をどんどん書いている。

(本当に流行の話になってるのかは悩ましいが)



 とにもかくにもだ。

 評価されないものを書くほど無駄な事は無い。

 まして、評価するのかどうかもあやしい者達相手になど。

 それよりもある程度評価してくれる人がいそうなところにいく。

 何も悪くは無い。

 文句があるなら、まずは自分が面白いと思ったものをブックマークして評価してこい。

 言い訳などいらない。



 というわけで。

 まず、素直に評価する事。

 ブックマークして、点数を入れること。

 それもしない人たち相手に、無駄な努力などしたくない。

 なお、批判者向けに書いたのがこれ。



テンプレ嫌いの皆様におくる、異世界転生も転移もチートもハーレムも王侯貴族の生まれも成り上がりも無いお話

https://ncode.syosetu.com/n2312fh/





 この時点での点数は次の通り。



ブックマーク登録25件

総合評価692pt

評価ポイント642pt



 短編としてはかなり評価されてるほうだろうか。

 少なくとも、この時点まではこんなもんである。



 なお、これを書いたあとに点数が増えても、それは考慮にいれない。

 あわてて点数を入れて水増ししてる可能性が拭えないので。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


 こんなのもやってる↓

【エッセイ】「小説投稿サイトに投稿する上で感じた事など」をBOOTHでダウンロード販売
http://rnowhj2anwpq4wa.seesaa.net/article/481421434.html

+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ