7回目 なんでこの話が評価されないんだ…………って言うなら、どこにあるのか教えろよ
もうちょっと具体的な内容に踏み込んでみたい。
もしそんなのがあれば…………という事になるが。
批判者にも、もしかしたら応援してる作品があるのかもしれない。
これが良いと感じてる作品があるのかもしれない。
そういう作品が日の目を見ない事を嘆いてるのかもしれない。
そう思ったり考えたりしてるのかは分からない。
そんなつもりがそもそもあるのかどうか。
まあ、あるとしてだ。
だとして、そのお話、どこにあるの?
なんで宣伝しないの?
どこかで伝えたりしてるの?
……というような疑問が出て来る。
小説家になろうのエッセイジャンルには、自分の読んだものを紹介してるものもある。
その他ジャンルにもあったかな?
そういった形で少しでも、
「面白いのがあるよ!」
「これ、面白かったよ!」
とでも言ってるのだろうか?
小説家になろうでなくてもいいけど。
ブログやツイッターなどで面白いものでもあげてるのだろうか?
そうやって少しでも他人に伝えているのだろうか?
いないんなら、自分の好きな話が、評価されて欲しい作品が読まれる事は無い。
大量の存在する作品の中に埋もれて終わりだ。
もちろん、作者が評価を断ってる場合もあるだろう。
そういった場合は別だ。
だが、
「これはランキングに入るべき」
「なんでこの話がランキングにのらないんだ?」
とか思ってるなら、それを紹介しろよ。
でないと、人の目につく事もないだろうに。
人の目につかないものが評価されるわけがない。
評価されなければランキングにのることも無い。
ランキングにのらないから、いつまでも今まで通りの状態が続く。
現状を変えたいなら、新しい何かを提示しなくてはならない。
そうでなければランキングに掲載される作品の顔ぶれが変わる事もないだろう。
ランキングを変えるつもりがないなら話は別だが。
ただ、そうであるならば、なんでランキングの現状に文句を言ってるのか?
不可解きわまりない。
もっとも健全な方法だ、よりよい作品を紹介するのは。
それが面白ければ誰だって評価する。
評価されればランキングにのる。
ランキングにのってより多くの人の目につくようになれば、更に評価される。
そうして評価されれば、それを見た他の人も動く。
作者だったら、「なら俺も書いてみよう」となるだろう。
そうなれば、より多くの読者にも、今までとは違う傾向の作品が目につくようになる。
こちらとしても、面白い話が読めるならそれに超した事は無い。
是非、流行とは違った何かを提示してもらいたいもんである。
まあ、でも。
批判者達には無理だろうが。
自分の言ってる事に反するので。
まず、紹介。
これって相互評価だよね。
そうなるよね。
だったら、他の誰にも紹介なんて出来ないね。
あと、似たような話を別の人が書いてくる。
それって盗作なんだよね。
だったら、類似する作品が出回る事を認めるわけにはいかないね。
つまり批判者は決して良作を紹介する事も出来ないし。
仮に自分の支持してる作品が出て来ても、類似する作品は批判して非難しなくてはならない。
そうなれば、今までとは違った傾向の作品が出回ることもなく。
ランキングは今まで通りの傾向の作品が出回る事になる。
…………結局、現状は批判者の望んだ通りという事か。
もっとも、それ以前に問題となる事がある。
批判者達が支持してる作品。
それ、面白いのか?
面白いと思われなければ、評価される事は無い。
これは当然だ。
紹介しても誰も評価しないなら、それは他の人に面白くないという事だ。
別に驚くような事など一切無い。
何せ、ランキング上位になるほどの人気作。
それですら批判者にとっては評価対象外なのだから。
好みが合わないのだろう。
だったら、批判者達の好みの作品が評価されない事など、何もおかしな事ではないだろう。
他の人と批判者の好みが違うという事なのだから。