表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
突然異世界転移生活 ~たまに変態が出没する異世界冒険記~  作者: キューブック
第五章 幻獣人族の里 神樹の迷宮編
473/736

361 そして蹂躙される

下ネタ気味の内容になっています。

 自室で人形(ドール)達に襲われていたところに、ミールとミウまでやってきた。

 現在、この部屋は防音魔法を使用していて、騒いでも音が外に漏れることがないようになっているが、入口の扉が開いているとその効力が薄まる······のだが、ミールがちゃっかり扉を閉めていた。


「――――――レイお兄さんの仲間のエルフと人族やな? あんさんらもお兄さんの身体触るの混ざりたいんか?」

「ええっ······!? さ、さわ、さわわ······」

「一体何があって、そのような状況に?」


 パールスが二人に声をかけ、ミウはあわあわとエイミのような反応をし、ミールは冷静に状況説明を求めた。



「ほら、温泉で顔を隠した男の人が現れたじゃん? あれってレイおにーさんだったのかな〜って確かめてたんだよ。ヴェルデを簡単に止められる男の人なんて、この里にはおにーさん以外いなさそうだし」


 メリッサがさらっとそう説明した。

 ミウはまだ顔を赤くして混乱しているが、ミールは何か考えているような様子だ。

 何を考えているのか、非常に気になるんだが。


「それでレイさんの身体を触って、何かわかったのですか?」

「ん〜、やっぱりよくわからないんだよね。アチシは男の人の身体なんて、バル(にい)以外見たことないし」


 そもそも触ってただけで、どう比べていたのかもわからないしな。

 特にパールスなんて、()()()()を見てもいないんだから比べようもないだろうし。



「レ、レイさんとあの仮面の男性が同じ人ですかー······? いや、そんなわけー······でもー······」


 ミウが目をぐるぐる回しながら言っている。

 マズい······疑われてるなら誤魔化したいのだが、言い訳が思い付かない。


「なるほど、それならば確かに正体を見極めるために、よく調べた方がいいですね」


 おい。ミールは正体を知ってるだろ。

 もしかして、この騒ぎに便乗したいだけなんじゃないか?



「――――――ヴェルデ、いい加減に主人(マスター)から離れてください」

「――――――やだ! この人族に触ってると何か気持ち良いんだもん! ヴェルデもこの人族を主人(マスター)にする!」


 オレの側から離れたがらないヴェルデを、サフィルスが引き剥がそうとして、こっちはこっちで何やら言い合っている。


「――――――お兄さん人気やな〜。ほなウチもお兄さんを主人(マスター)として仕えるで〜」


 パールスまでそんなことを言い出した。

 そんな軽い感じでいいのか!?

 キミらには創造主(グランドマスター)っていう、ちゃんとした主人がいるんじゃないのか?




 人形(ドール)娘四人に加え、ミールとミウまで参戦し、どんどんオレは劣勢に追い込まれている気がする。

 前にも思ったけど、この世界の女の子って肉食系が多くないかな?

 それともオレが奥手すぎるだけなのだろうか?


 可愛い女の子達に迫られるというのは悪い気はしないが、みんな目付きが普通に怖い。

 いっそ仮面男の姿の時みたいに堂々とできたらいいな、とか考えてしまった。



「――――――ほな、お兄さん。観念して堂々としようや。男の人ならこの状況、ハーレム言うて喜ぶ聞いとるで〜」


 この状況をハーレムと言うのかな?

 低学年女子達に遊んでほしいと、引っ張り回されてる感じなのだが。

 というかキミ達、脱がしたいだけで、もう仮面の男のこととかどうでもいいんだろ!?


「にししっ、ほらレイおにーさん。アチシも興味あるから、男の人の身体全部見せてよ〜!」


 息の合いすぎる連携で、オレの下の着物も脱がしてきた。待って、マジで蹂躙される······。


「きゃあああー!!!♡♡♡」


 ミウがさっきよりも大きな悲鳴をあげた。

 他の面々も興味津々に、オレの()()を見ていた。


「――――――やはり主人(マスター)の身体は興味深いです。()()()触ってよろしいですか?」

「――――――やっぱりこの人族、あの変態とは違うかも。ヴェルデも興味出てきた······」


 人形(ドール)娘達の様子がどんどん怪しくなっている。

 まるで獲物を狙う肉食獣のように······。

 表情があまり変わらないサフィルスまで、なんだか頭から湯気が出そうな雰囲気になっていた。



「さあ、レイさん。今日は寝かせませんので、たっぷり満足してください」


 ミールの言葉を皮切りにこの後、寝られるような状況ではなくなったとだけ言っておく。









◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇






[レイ] レベル999

〈体力〉687000/687000

〈力〉376500〈敏捷〉392000〈魔力〉532000


〈スキル〉

(全状態異常無効)(素材召喚)(神眼)

(獲得経験値10倍)(同時詠唱)(暴食)

(強化再生)(連携)(神聖剣術〈レベル6〉)

(限界突破)(分身)(各種言語習得)

(異世界の絆〈9/10〉)(女神の祝福〈仮〉)

(女神の導き〈1/7〉)




 今回の出来事でサフィルス、ヴェルデ、パールスに加護スキルがついてしまい、オレの絆スキルのカウントが9になった。

 一応、オレが一方的に()()()()()だけでみんなの()()はキレイなままだと言っておく。

 ちなみにミールとミウは加護スキルに変動はなかった。



 まだ敵か味方かわからないような立ち位置の人形(ドール)娘達に加護を与えることになってしまったのだが、大丈夫なのだろうか?


 そういえば、何故かメリッサには加護がつくことはなかったな。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ