表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
突然異世界転移生活 ~たまに変態が出没する異世界冒険記~  作者: キューブック
第五章 幻獣人族の里 神樹の迷宮編
326/736

253 突然の再会

 呪いを受けている冥界の少女、ジャネンを助けるために動く。

 さっきのセーラの「聖」魔法で、一時的にだが、正気に戻っていた。

 なら、もっと強力な魔法ならば、呪いを打ち消せるんじゃないか?


 ······そんな単純に解決出来ればいいんだが。



「グウ······アアアーーッ!!!」


 暴走しているジャネンが魔法を放ってきた。

 「闇」属性の炎の魔法だ。

 ジャネンの魔力の数値は10万近い上に、手加減無しで放ってきている。

 とてつもない熱量の「闇」の炎だ。


「セーラ、リン、エンジェ、オレの後ろに!!! マジックシールド!!!」


 オレは前に出て魔法障壁を張り、炎を防いだ。

 まともに受けたら、魔法耐性を持つエンジェはともかく、セーラとリンは危険な威力だ。


「ホーリーフィールド!!」


 セーラが後ろから「聖」魔法を唱えた。

 セーラを中心に周囲が「聖」属性の力に包まれていく。


「ハアアアーーッ!!」


 しかしジャネンの放つドス黒い呪いの力で「聖」なる力がかき消された。

 呪いの力が、どんどん強くなっている気がする。

 このまま時間をかけるのはマズいかもな。


 オレは聖剣エルセヴィオを構えて、ジャネンの呪いの力を抑えた。





「そこまでよ、ジャネン!」

「ようやく追いついたぞ、正気に戻るのじゃ、ジャネンよ!」


 そんな時、突然の乱入者が現れた。

 オレよりも年下だと思われる、二人の女の子だ。


 片方は長い銀髪に、両耳の上から垂れるような形のツノを持つ、人族ではなく、おそらく龍人族だと思われる少女だ。

 だが、もう一人の少女はどう見ても人族で、しかも見覚えがある。


「······え!? あ、貴方は······レイさん!?」


 あっちもオレを見て驚きの声をあげた。

 もう一人の少女は、以前会ったユウの幼なじみのテリアという子だった。

 この子がここにいるということは、やはりユウ達もこの大陸に来ているのだろう。




[テリア] レベル623

〈体力〉103000/103000

〈力〉59100〈敏捷〉73700〈魔力〉65900


〈スキル〉

(物質具現化)(詠唱破棄)(身体強化〈極〉)

(連携)(魔力回復速度上昇〈極〉)

(龍王の加護〈大〉)



 ステータスを見て驚いた。

 以前会った時よりも、遥かにレベルアップしている。エンジェ達よりも高レベルだ。

 一体何があった?


「ウウ、アアアーーッ······」


 おっと、今はそんなことを気にしている場合じゃなかった。

 ジャネンの呪いは聖剣や「聖」魔法で抑えることは可能なようだが、すぐに呪いの力が戻ってしまう。


「ジャネンよ、神将の呪いなどに負けるでない!」


 龍人族と思われる少女が、ジャネンに向けて魔法を放った。

 これは「聖」属性?

 セーラの「聖」魔法とは少し違う感じだが。



[シャルルア] レベル701

〈体力〉121500/121500

〈力〉80900〈敏捷〉61300〈魔力〉82700


〈スキル〉

(龍神の祝福〈仮〉)(龍王の加護〈大〉)

(竜化)(竜闘気)(詠唱破棄)

(身体強化〈極〉)



 この子もとんでもなく強いな。

 竜と付くスキルが多いし、やはり龍人族かな。


「ウグ······アアアーーッ!!」


 ジャネンが「闇」魔法で龍人族の少女の魔法を相殺した。

 属性の相性では「闇」よりも「聖」の方が強いはずだが、単純にジャネンの魔力が龍人族の少女を上回っている。

 ジャネンの魔法は、勢い衰えずに龍人族の少女に向かっていく。


「はあっ!」


 オレは龍人族の少女の前に立ち、ジャネンの魔法を弾き飛ばした。

 ちょっと腕がピリピリ痺れる感覚だ。


「す、すまぬ······見知らぬ人族よ」


 龍人族の少女が言う。

 テリアがこちらに駆け寄ってきた。


「ど、どうしてレイさんがこの大陸にいるんですか? それに······あっちにいる人って、もしかして聖女様じゃ······」

「この者達はテリアの知り合いかの?」


 テリアは何故、オレ達がここにいるのか不思議そうに問いかけてきた。

 オレの方も詳しい話を聞きたいが······。


「アアアアアアーーーーッッッ!!!」


 今はそれどころじゃないな。

 詳しい話はジャネンを助けてからにしよう。


「その話は後だ。テリア、それと······」

「妾はシャルルアじゃ」

「シャルルア、彼女は知り合いか?」


 オレはジャネンを指差し、テリアとシャルルアに問う。二人はその問いに頷いた。


「妾達、龍人族の恩人じゃ。是が非でも助けたい」

「神将と呼ばれていた魔人族の攻撃を受けて、正気を失ってしまったんです······。レイさん、ジャネンを元に戻すために力を貸してくれませんか?」


 テリアの言葉にオレは頷いた。

 もとより助けるつもりだったしな。


 それにしても神将ってなんだ?

 魔王の側近か何かか?

 まあ、そんなことは今はいいか。


「くかかっ、マスターよ。ワシ達がいることも忘れるでないぞ?」


 エンジェがオレの隣に立ち言う。

 セーラとリンもこちらに駆け寄ってきた。


「事情はわかりませんが、聖女としてこの状況、見過ごせません」

「わたしも力添え致します、セーラ様!」


 これだけの実力者が揃っているんだ。

 力を合わせて、ジャネンの呪いを打ち消してやろう。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ