表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
突然異世界転移生活 ~たまに変態が出没する異世界冒険記~  作者: キューブック
第五章 幻獣人族の里 神樹の迷宮編
314/736

241 王都からの助っ人

本編再開です。

 神樹に迷宮が出現してから数日が経った。

 迷宮攻略も順調に進み、すでに40階層まで攻略している。


 今日はゲンライさんやフウゲツさんの許可をもらい、王都から助っ人も連れて来ている。

 ミウネーレことミウに、弟のユーリ。兄のグレンダさん、そしてキリシェさんが幻獣人族の里に来ている。


 グレンダさんは迷宮攻略のためではなく、幻獣人族の里という未知の場所を自分の目で確かめに来たんだけど。

 (ミウネーレ)(ユーリ)が一時的に身を寄せる所が安全かどうか見極めたいらしい。



 許可をもらったとはいえ、部外者を里に連れてきて大丈夫かなと心配したのだが、里の住人達は意外と快く受け入れてくれていた。

 どうやら魔物騒動で活躍したために、オレ達は里の住人達に結構信頼されているらしい。

 ちなみに魔物を率いて来た魔人は意識は戻ったみたいだが、まだ尋問は厳しい状態らしい。



 聖女のルナシェアや王族のリイネさん達は、まだまだ忙しそうにしていたので来れなかった。

 グレンダさんも騎士隊長として仕事があるようなので、それほど長くは滞在できないらしい。

 学園の再開も、もう少し先になるようだ。


 この数日、特に騒動もなく平和に過ごしていたのだが、いつの間にかオレの知らないところで変化もあった。



[シノブ] レベル855

〈体力〉129500/129500

〈力〉75850〈敏捷〉92200〈魔力〉66350


〈スキル〉

(全状態異常無効)(薬物錬成)(連携)

(魔法・スキル付与)(獲得経験値10倍)

(スキルスティール)(同時詠唱)(暴食)

(強化再生)(限界突破)(聖剣術〈レベル9〉)

(各種言語習得)(分身)

(異世界の絆〈2/5〉)




[ユヅキ] レベル248

〈体力〉38200/38200

〈力〉12390〈敏捷〉14200〈魔力〉10400


〈スキル〉

(幻獣化)(身体強化〈極〉)(気配察知)

(気配遮断)(状態異常耐性〈大〉)

(異世界人の加護〈小〉)



 シノブの(異世界の絆)スキルのカウントが1つ増えて、ユヅキに(異世界人の加護〈小〉)が加わっていた。

 何があったのか聞いてみたのだが······。


「スミレ殿に乗せられたというか、嵌められたというか······」


 シノブがしどろもどろにそう答えるだけで、ハッキリは教えてくれなかった。

 里の露天風呂で何かあったらしい。

 まあ、オレも()()()()()()は答えにくいので、深くは聞かなかった。


()()さんの加護が正式なものになってますー!? 一体何があったんですかー!?」

「そ、それは······その······」

「姉さんが神樹の実を食べて、酔った勢いでレイさんに襲いかかったんですよ」


 向こうではミウが、エイミとミールに何やら問いただしていた。ミウは(神眼)のスキルを持っているから、遥かにレベルが上の相手でも鑑定ができる。

 すぐにオレとエイミのスキルの変化に気付いたようだ。


 ミールがエイミが正式な加護を得た経緯を説明して、その話を聞いて大騒ぎしている。

 弟のユーリはシノブに正式な加護をもらって相当に強くなっているので、それが羨ましいのかな。

 ミウと兄のグレンダさんの加護はまだ〈仮〉のままだ。



[ユーリ] レベル407

〈体力〉50890/50890

〈力〉39550〈敏捷〉41210〈魔力〉55140


〈スキル〉

(同時詠唱)(詠唱破棄)(連携)

(魔力回復速度上昇〈極〉)(スキルスティール)

(異世界人の加護〈中〉)



 おや? 何気なくユーリのステータスを見てみたら、いつの間にか加護が〈中〉になっている。

 いつからだろうか?

 まあシノブとユーリは学園に通っていた時から仲が良かったし、何かしらの進展があっても不思議じゃないかな。



「レイ君やアイラさん達が連れてきたのなら、歓迎するわよ。ふふっ、よろしくね」

「はい〜、こちらこそ〜」


 フウゲツさんが言い、キリシェさんがおっとりした口調で応えた。

 キリシェさん達からしたら、ここは未知の場所なはずだけど、緊張してる様子はまるでないな。

 というか緊張したキリシェさんが想像できないが。



[キリシェ] レベル425

〈体力〉58630/58630

〈力〉29770〈敏捷〉49230〈魔力〉59620


〈スキル〉

(詠唱破棄)(同時詠唱)(風の恵み)

(魔力回復速度上昇〈極〉)(連携)

(異世界人の加護〈中〉)



 よく見たらキリシェさんも加護が〈中〉になっている。アイラ姉と何をしたのだろうか?

 まあ、いつもの様子を見る限り何かしらあっても不思議じゃなかったけど。

 ということはシノブはユーリと、アイラ姉はキリシェさんとそれぞれ〈念話〉が出来るようになったのか。


 その内、アイラ姉とシノブも特別ボーナススキルが解放されるかもしれないな。







 今日はオレとミウとキリシェさんの三人で、神樹の迷宮に入ることにした。

 神樹の迷宮は300階層まであるから、まだまだ完全攻略には時間がかかる。

 なので、少人数でじっくりと攻略を進めていくことにした。

 なるべく〈念話〉を使える者同士は別々にして、何かあったらすぐに連絡を取れるようにしている。


 ちなみにグレンダさんとユーリは、幻獣人族の里を見て回ることにしたようだ。



「それじゃあ張り切って行きましょう〜、レイ君、ミウちゃん〜」

「あたしも活躍しますよー」


 迷宮に入り、キリシェさんとミウが言う。

 二人とも喋り方がゆったりで、何となく気が抜けてしまうが······。



 こうして三人で迷宮攻略を開始した。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ