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突然異世界転移生活 ~たまに変態が出没する異世界冒険記~  作者: キューブック
第三章 王都レイルゼード 学園地下迷宮
194/736

161 ステータスの底上げ

 ルナシェア、リン、そしてミールの三人がかりで襲われました············。

 三人の身体に手を出してはいない。

 オレは一方的にされるがままだった。



 ()()()()()()()()()最中にルナシェアの加護スキルが〈仮〉から〈小〉に上がっていた。

 リンとミールは〈中〉から変化はないがステータスが若干上がっていた。



[ミール] レベル175

〈体力〉11400/11400

〈力〉3840〈敏捷〉4490〈魔力〉10450


〈スキル〉

(詠唱破棄)(同時詠唱)(神眼)

(魔力回復速度上昇〈大〉)

(森の精霊の加護〈大〉)

(異世界人の加護〈中〉)



[リン] レベル162

〈体力〉18200/18200

〈力〉10450〈敏捷〉9920〈魔力〉7250


〈スキル〉

(雄叫び)(獣化)(覚醒)(聖なる守り)

(身体強化〈大〉)(同時詠唱)

(魔力回復速度上昇〈大〉)

(異世界人の加護〈中〉)



 二人の今のステータスはこんな感じだ。

 してもらう前より全ステータスが+500~1000くらい上がっている。

 絆を深めればそれだけ効果が上がるということだろうか?



[ルナシェア] レベル145

〈体力〉16800/16800

〈力〉8850〈敏捷〉8430〈魔力〉12500


〈スキル〉

(聖女の資格〈4/9〉)(聖なる守り)

(浄化の息吹)(聖剣術〈レベル9〉)

(身体強化〈大〉)(詠唱破棄)

(異世界人の加護〈小〉)



 ルナシェアのステータスがとんでもなく上がっている。

 明らかにリンやミールよりも加護の効果が高い。

 〈仮〉から〈小〉に格上げされたとはいえ、いくらなんでも上がりすぎだ。

 聖女だから············なのだろうか?


「············まだ口の中が変な感じであります······」


 ルナシェアが気まずそうな表情でそんなことを言っていた。

 リンも発情状態は治ったようだが冷静になったため、恥ずかしがりながら赤くなっていた。


「ううっ············止めるべきわたしが一緒になってあんなことをしてしまうなんて······」

「ですがリンさん、なんだかんだで結構やり慣れていましたね?」

「そ、そんなことは············」


 ミールは冷静だな。

 まさか三人がかりでされるとは思わなかった············。

 男として喜ぶべきなのだろうか?



[レイ] レベル448

〈体力〉55900/55900

〈力〉32400〈敏捷〉29700〈魔力〉49900


〈スキル〉

(全状態異常無効)(素材召喚)

(獲得経験値10倍)(同時詠唱)(暴食)

(強化再生)(各種言語習得)(神眼)

(異世界の絆〈4/5〉)



 三人が何やら話している内にオレは自分のステータスを確認した。

 絆スキルがルナシェアの分も加わり4になっていた。

 五人まであと一人になったな············。



 ステータスも大きく上がっていた。

 このステータスはアイラ姉にも匹敵するかもしれない。

 アイラ姉のレベルは500を超えていたが絆スキルのカウントはキリシェさんの分の1つしかない。

 オレは四人分の絆スキルでステータスがアイラ姉に追い付きつつある。



 だがステータスが互角でも戦闘技術はアイラ姉の方が圧倒的に上だ。

 アイラ姉は元の世界でもあらゆる大会で無双できる実力者だからな。

 格闘、剣道············などなど。


 オレはアイラ姉に勝ったことは一度もない。


「ルナシェアさんのステータスの上がり方がすごいですね。ワタシやリンさんよりも効果が高く出ているみたいです」

「そうでありますな。自分でも信じられないくらいに力が溢れてくるでありますよ」

「ルナシェア様が強くなられたのはいいんですけど············護衛として()()()()()()()は止めるべきでしたから············複雑です」


 三人も自分のステータスを確認したようだ。


「今のルナシェアさんなら、あの仮面男といい勝負ができるのでは?」

「それは············まだ無理でありますな。あの仮面の男とは実力があまりにも離れすぎていたでありますから」


 ミールの言葉にルナシェアが首を振った。

 ミールは仮面の男の正体を知っているのにそんな素振りは一切見せないな。


「明日あの変態男とアイラさんが決闘を行うんですよね。いくらあの男といえど、アイラさんに敵うとは思えません。明日があの男の最期です! ルナシェア様にまであんなことをしたんです! 絶対に許しません!」


 リンが力強く言った。

 リンとルナシェアは仮面の男の正体に気が付いている様子はないな。


「小生は············き、貴重な体験が出来たと思っているでありますが············()()のおかげでレイ殿のもあまり抵抗なかったでありますし······」

「ルナシェア様、騙されないでください! あの男はただの女の敵です。最低の変態男です」


 ルナシェアが顔を赤らめながら言い、リンは憤怒の表情で言った。

 ミールが念話で二人に正体を明かさないのか聞いてきたがオレは首を横に振った。



 ミールの場合は弁解不可能だったから白状したのであって進んで知られたくはない。

 それに()()()()()をしてしまったんだし正体を明かした時のリンとルナシェアの反応を想像すると怖い。


 嫌われるくらいならまだマシで、斬り殺されても文句は言えないと思う。

 ミールは心配のしすぎでそんなことにはならないと言ってきたがそれは楽観的すぎじゃないかな?



 まあそれよりも問題は明日だ。

 負けたら正体を明かすことになるので、そんなことにならないように祈るしかない。





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