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突然異世界転移生活 ~たまに変態が出没する異世界冒険記~  作者: キューブック
第三章 王都レイルゼード 学園地下迷宮
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100 迷宮探索終了

 学園地下迷宮30階層の巨大グールを倒した。

 オレ達にとっては格下の相手だったな。


「見事だったぞレイ」

「さすがは師匠でござる」

「············ん、すごかった」


 アイラ姉達がそれぞれ称賛してくれた。

 少しむず痒い。


「本当に簡単に倒しちゃったわね······」


 学園長が苦笑いしながら言う。


「これがレイの実力か······。凄まじい魔力だな」

「アイラもすごかったがレイも負けていないのだな」


 ロディンとリイネさんも似たような表情だ。

 まあそれはいいとしてボスっぽい魔物を倒したんだから何か変化はないかな?



――――――ゴゴゴゴゴッ



 そう思って部屋を見回すと中心あたりの床が開き下に進む道ができた。

 あの巨大グールは門番みたいな魔物だったのかな。

 ケルベロスの時みたいに宝箱は······ないな。

 先に進む道ができただけか。


「探索はここまでにして一度戻ろう。それなりに時間が経っているしな」


 アイラ姉の言葉に全員が頷いた。

 ま、今日は様子見だけのつもりだったからな。

 転移魔法を使い迷宮から脱出する。

 転移先は学園長室だ。



 ずっと迷宮の中にいたから時間の感覚がなかったが朝早くから探索に入ってすでに夜近い時間帯になっていた。


「今日は驚きの連続だったわ。正直今日一日でここまで収穫があるとは思わなかったわよ」


 学園長からそんな言葉をいただいた。

 今日の迷宮探索で宝箱もいくつか見つけてたからな。

 特に〈破邪のペンダント〉がかなりのレア物だったようだ。


「今日は有意義な一日だった。また探索する時は声をかけてくれ」

「わたしもだ。フフッ、実はレベルアップしたことでまだ体がウズウズしているくらいだ」


 ロディンとリイネさんも満足そうだ。

 ちなみにロディンのレベルは88まで上がっていた。

 リイネさんは91だ。

 学園長は125になっている。

 迷宮に入る前に比べたら大幅に強くなっているな。


 たまになら迷宮に入るのもいいかもな。

 ミウ達もレベル上げて欲しいと言っていたし強くなるにはうってつけの場所だ。


「迷宮に入る時はあなた達は大丈夫でしょうけど他の子達の安全は第一に考えてちょうだいね。それと30階層より下に行く場合は私も同行するから事前に言ってね」


 学園長からも迷宮に入る許可は出た。

 1~29階層でも充分レベル上げになるだろう。


「あ、そういえば学園長、冥王アジュカンダスって知ってます?」


 巨大グールを鑑定した時に出てきた名だ。

 学園長なら何か知っているかな?


「冥王はアンデッド族の王の称号よ」


 学園長の話によると冥王と魔王は別物らしい。

 とはいえそこまで詳しいこともわかっていないらしい。

 ただ魔王のように人間の国や町を侵略するというような話はないとか。


 しかし昔にある国が冥王を使役しようと目論んで怒りに触れたことがあるようだ。

 その国は冥王によって滅ぼされ跡地には何も残らなかったらしい。

 魔王ではないが同等かそれ以上の力を持っている存在ということか。


 そんな奴が迷宮の守護者の可能性があるのか。


「冥王が迷宮の守護者······考えたくないけど可能性はあるわね。国王陛下にもそう報告しておくわ」


 巨大グールやケルベロス・イロードなどアンデッドがいたからな。

 冥王が関わっている可能性は充分にあるだろうな。


「でも冥王ってアジュカンダスという名だったかしら······? 別の名だったような······」


 学園長がそんなことをつぶやいていたがわからないことを考えても仕方無いか。

 まだ可能性があるだけで冥王が最下層にいるとは限らない。




 それで話は終わりにして今日は解散となった。

 オレは学園寮の自分の部屋に向かう。

 なんだかんだで結構疲れたな。

 風呂に入ってゆっくりしたいし、後で転移魔法でアルネージュの町に行こうかな。

 今度アイラ姉と学園の空いてる敷地にアルネージュにあるような風呂の建物を作るつもりだが今はまだないしな。



 などと考え事をしながら歩いていたのがまずかった。

 部屋の入り口まで着き、そのまま何も気にせずに扉を開けてしまった。


「あ············」


 部屋にはエイミとミールがいた。

 まあ同じ部屋なんだしいるのは当然なんだが状況がよろしくない。

 どうやら着替え中だったらしく二人とも下着姿だ。

 カギをかけ忘れたのかな?


「ひぃやああーーっ!!?」

「ご、ごめん!?」


 エイミが顔を真っ赤にして叫んだのでオレは慌てて扉を閉めた。

 最初に寮に来た時と同じ状況だな······。

 あの時は着替えていたのはエイミだけだったが。


 エイミとミールは双子だから同じような身体付きだと思ってたけど微妙にある部分に差があったな。

 エイミはふっくら、ミールはペッタンといった感じに。

 微妙ではなくはっきりと差があったか。



「レイさん、最低です」


 オレの考えを見透かしたように後でミールにそう言われた。



 今後はドアのノックは必ず行うようにキツく言われた。





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