007
さて、一応準備は万端。
昨日見つけた本「女の子に嫌われる方法～これで君は一生童貞だ～」の要点はよく読んだ。
まじでどこに行けば手に入るか全く謎の本ではあるが、今はいいだろう。
考えてみればアイツらの好感度を下げようと思ったのは、初めての事だからな。
アイツらの好感度今はどれだけなのか予想ができん。
結構高ポイントだろうし、これで行けるのだろうか？
アイツら俺が大好きだからな……。
だが、アイツらに諦めてもらえないと俺が困る。
俺はアイツらを選ばない。
そう決めたからな……。
思い返せばなんでこうしなかったのだろうか？
連日の激マズ弁当。
家を荒らしまわる掃除という名の破壊行為。
選択と言う名泡地獄。
きつい愛の奉仕達。
それでも俺が好きという熱意だけは本物だから許容してきたが。
俺的にも限界を感じていたし。
だって年々酷くなってるんだもん……。
いくら可愛くても俺にベタ惚れでも限度がある。
まあそんなわけで好感度を落とそうというわけだ。
しかし、相手は俺に超がつくほど俺が大好きなアイツら。
まさか全て逆効果という落ちではなかろうか……考えるのわやめよう。
考えたら負けな気がする、
多少のリスクなど覚悟の上だ。
なんとしてもアイツらとのフラグを折らねばいけないのだ。
俺の未来の家族にお荷物×３はいらん。
何度もいうが結婚と恋愛に求められる要素は違う。
愛し合っていても誰かが家の仕事家事をしないといけない。
できもしない仕事をやらせてもな。
せめて、アイツらが稼いで俺が家事をするなら話は別だが、アイツらは生粋の専業主婦希望。
だめだろ完全に……だからアイツらに俺を諦めてもらおうというわけだが。
勘違いされたらあれなので言っておくが、俺はあいつらを嫌いなわけではない。
むしろ好きな部類だ。
自分にベタ惚れで好意を寄せてくれる美少女幼なじみ３人を嫌いになれる男がいるのだろうか？
特殊な性癖でも持っていなけれまず嫌いには、なれないだろう。
それだけ可愛くて性格良しなのに、全てを帳消しにするレベルの家庭力のなさ……。
愛がいくらあっても超えられないもあるんですよ……ほんと。
さて……作戦の概要の確認だ。
好感度を下げる3つの行動を行うだけ。
言ってしまえばそれだけだがこういうモノはシンプルがいい。
そんな感じでドアノブを回し家をでた。
