表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

0章-2「いつもの朝」

何か、夢を見ていた気がする。

その日の目覚めの感想はこれだった。

時計を見ると「6:47」の文字が目に映る。

いつもよりも10分ほど早いが、いまから寝直しては学校に間に合わないと思い、

しょうがないので体を起こした。

カーテンを開けると朝日の浮かぶ海が大きく見える。

この時間ならまだ陸地の方が寒いため、海風にはにはなりにくいからと考え、窓を大きく開けた。

途端、部屋の中に入ってきた強い風が笹倉悠の体に吹き付ける。


この街は山と海を共に有するため、昼夜を問わず風がとても強い。

しかし、それは何も悪いことではなく、風力発電とそれらを生かした観光産業で栄えているこの街とは

切っても切れないものなのである。

そのため、幼少時代からこの街で暮らしている悠も自然と「物は仕舞う」という癖がついているのである。

そうしないと風でモノが飛ばされるため、窓も開けられないから必要に迫られて、ではあるが。


そんな今はまだ山から下りてくる風を感じながら、悠はいつもより少しだけ早い空を眺めた。

いつもよりも時間に余裕があるため、のんびりと空を眺めたあとは朝食の準備に取り掛かる。

1人暮らしは気ままな反面、1人分の料理をしなくてはならないという手間はある。

とはいえ外食や出来合いのものばかりで済ませられるほどの金銭はないので今日も今日とて自炊する。

しかし、少しずつ作るというのは意外と面倒なため、

休日にまとめて作り置いてある冷凍おかずをお弁当用は弁当箱にいれ、

朝食用はレンジで温めるだけにしてある。

ご飯は当初の起床予定時間である「7:00」丁度に炊けたところだ。



「ステータスを更新しました」

「更新されたステータス」

氏名:笹倉ささくら はるか

パラメータ:筋力:A 耐久:B 敏捷:B 幸運:C 直感:B

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ