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不思議な人々

会話がとてもおかしいことになっていたので編集。

用事が重なって時間がありませんでした。すいません。

シノブ達が引っ越してきてからすでに1ヶ月の時が流れた。

イグニスはシノブのアイディアの何でも屋、竜の手をオープンした。

何でも屋の仕事は順調であり、最初は同じ区域の顔見知りの人しか仕事を頼まなかったが、その人たちが宣伝をしてくれたおかげで多くの仕事が入り、自分の身体が足りないとさえ思わせるほどであった。

多忙ながらも、街に出たばかりのイグニスにとっては社会勉強となり、師匠に教わらないことを知ることができた。



いつものように朝が来る。朝日を顔に受け、イグニスは起きる。

ベットからおり、洗面所に向かい、顔を洗い、うがいをする。少年時代から行っていることである。

それを終えたら朝食の準備をする。フライパンを温め、そこに生卵を乗せる。様子を見てすくい取り、パンとともにたべる。

そして、一回のお店のスペースにある掲示板を確認する。


「さて、今日の仕事は……」


何でも屋の仕事の優先度は依頼順である。前日から頼む人もいれば、当日頼む人もいる。時間が被ってしまったら、後の仕事は無効となる。このルールはちゃんとこの掲示板にも書いてあり、理解を得ている。

基本的に仕事に出ている時は掲示板を外に置いておき、依頼内容を紙に書いて、掲示板に乗せる。実に簡単な仕組みである。


「まずは露店の手伝いか、場所は35番。時間は1時間ね。その次は昼まで定食屋の手伝い。そっからは夜まで暇か、6時から10時まで酒場だな」


最初の仕事である露店の手伝いをするため、外に出るとシノブさんも丁度出かけるらしく、向かいの家からでてきた。


「おや、イグニスくん。おはよう」

「おはようございます」

「どうやら順調らしいね。竜の手も」

「ええ、イグニスさんの提案のおかげです」

「はは、そう言ってもらえると助言をした甲斐があったよ」


と照れ臭そうにいう。


「じゃあ、私は行くところがあるからこれで、お仕事頑張ってくれ」

「はい。では」


と別れる。




すでに太陽が落ち、月がでている。すでに辺りは静まり返っておるが、どこからか喧騒が聞こえる。酒に酔っている奴らが暴れているのだろう。そのような騒ぎは治安隊が取り締まっているため、すぐに聞こえなくなるであろう。

そう考えながら帰路についていると、どうやらあの喧騒はだんだんと大きくなってくる。現在、ギルドが多い東大通りの手前にいるからであろうか。

何をしているのかと興味が湧き、イグニスは音の元にむかった。


そこに向かうと、さっきまでは暗かったはずなのだが、そこだけは松明が灯してあり明るく、騒がしかった。何をしているのかと見ると何やら喧嘩のように見えたが、少し時間が経つとその考えが違うことに気づく。


ごふっという音を口から出し、大男が吹っ飛ぶ。それを成し遂げた人物はフードを深く被り、お面までしていた。左手には剣を握っている。

わざわざ殴ったらしい。

その後ろには同じかっこうをした者が2人おり、観戦していた。

戦いが終わると、観戦している内の1人が周りに戦う者はいないのかと問う。すると、また1人、また1人とフード仮面に立ち向かうが、剣の腕が凄く、立ち向かう者たちの剣を跳ね飛ばし、いざとなったら素手で応戦していた。

戦闘を見ていると、自分も自然と戦いたくなってくる。


「誰か戦うやつはいないのか〜、賞金もあるぞ〜」


と言っているが、すでにその実力が知れているためか、とうとう戦う者はいなくなってしまう。


「いないのか、まぁ、仕方ないか。よし、引き上げ……」



「変身」


イグニスは変身をすると、フード仮面のもとへと飛び出す。


「俺が相手だ」

「お、まだいたか、ん、いい装備しているな。それはなんの素材でできているんだ……暗くてわからんな。まあいい。相手してやれ」


と仕切っている仮面フードが先程まで戦闘をしていた仮面フードに言う。

おう、任せときなと答えると、こちらに向き直る。


「よろしく頼むぜ」

「武器はいらないのか」


と、こちらの手を見て問いかけてくる。


「俺の武器はこの身体だ」

「わかった。いくぜ」


と言ったところで止めがはいる。


「お前ら今すぐにやめるんだ」

と夜にもかかわらず、天まで届くほどの声で叫んだ。

そちらを見ると、治安隊がいた。さらに騎士団までいる。


「なぜ騎士団が」

と驚いていると、後ろから逃げるぞと聞こえる。後ろを振り向くと仮面フードの3人が路地へと消えていった。


「あ、おい、待て」

と言うが逃げるはずが無い。

すぐに後を追う。


まだまだ夜は長い。

治安隊と騎士団が追ってくる音を聞きながら仮面フードを追う。

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