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炎拳士と突然変異  作者: 作者です
6章 赤鋼
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九話 生きる意味

グレンが工房で逆手重装を左腕に装着していたころ、宿では三人がそれぞれに好きな時間を過ごしていた。


少し速めに夕食を済ませ、セレスはシャワー室へ向かい、アクアは自分のベッドの上でくつろいでいる。


グレンの代わりに軍での仕事をしていたガンセキも、その役目は昨日終えていたため、今はいつも通り読書をしている。


アクアは今日の修行で疲れているのか、少し眠そうな声でガンセキに問う。


「ガンさんは人と戦ったこと・・・人と殺しあった経験はあるのかい?」


眠たそうな声だが、それでも確りとした口調だった。


グレンの提案で、俺はすでに信念旗の情報をアクアに知らせていた。


セレスには言わないと約束はしてくれたが、それでも納得はしていない。


・・

・・

信念旗の情報をアクアに教えた時のことをガンセキは思い出す。

・・

・・


アクアにとってセレスは大切な友人だ、その友人に隠し事をするなんて嫌に決まっている。


だからアクアは一つの条件をだした。


もしグレンが俺達と離れた所で信念旗の襲撃を受けた場合に限り、信念旗の情報をセレスに明かす。


街中でグレンが襲われる可能性は限りなく低いが、もしもの時はアクアとセレスを残して俺がグレンを助けに向かう。


俺が居なくなった宿屋を、信念旗が狙う可能性が無いとは言い切れない。


その状況で何も知らないセレスを護るのは難しい、これがアクアの意見だった。


アクアは護衛としての顔をガンセキに向けながら。


「勇者を護りたい気持ちはボクにも分かるけどさ、仲間の危機に何も知らないなんて、それじゃあ駄目だと思う」


勇者は仲間に護られているだけの存在じゃない、グレンが襲われているのに、何も知らないままではセレスが勇者でいる意味が無いのではないか。


セレスのことを誰よりも知っているからこそ、アクアは次に放つ自分の言葉に確証があった。


「確かにセレスちゃんは未熟だけどさ、仲間の危機を知れば相手が人でも戦えるよ。ガンさんとグレン君はもう少し勇者としてのセレスちゃんを認めるべきだ」


アクアの言う通りグレンの危機を知ればセレスは剣を持つだろう、だがそれでは駄目なんだ。俺が危惧しているのはその後だ。


ガンセキは責任者として、青の護衛に言葉を返す。


「自分に対し憎しみを向け、なおかつ殺そうとしている人間が世界に存在していると知れば、間違いなくセレスは悩むだろう。そんな状態で刻亀と戦えるとは俺には思えない」


責任者の重い声を受けようと、青の護衛は揺るぎない心のまま返事をする。


「その時はボクが仲間として・・・友達として、セレスちゃんを支えるよ」


青の護衛は動揺のない眼差しでガンセキを見詰めていた。


俺はアクアのことを甘く見ていた、彼女は青の護衛なんだ。俺やグレンよりも、本当の意味で勇者の護衛に相応しいかも知れない。


誰よりも勇者の傍にいたのはアクアであり、誰よりもセレスを理解しているのはアクアなんだ。



ガンセキは深呼吸すると、アクアに向けて責任者の声を発する。


「単独行動をしているグレンが襲撃を受けた場合に限り、俺はセレスに信念旗について明かそう。己を狙う人間の存在を知れば、セレスは思い悩むだろう。その勇者を支える役目をお前に頼むことになる」


セレスを支えることに失敗すれば、刻亀討伐作戦に多大な影響がでるだろう。


「俺も仲間としてできる限りセレスを支えるが、恐らくグレンの力は借りれないぞ」


グレンは油玉の件も含めて、自分のことで精一杯になるはずだ。第一にセレスを支えることを拒むだろう。


だがアクアは譲らない。


「ボクはセレスちゃんを支えてみせる、それにガンさんやグレン君が思っているほど、ボクたちの勇者は弱くないよ」


7年の時をセレスと共に歩んだアクアの言葉には、確かな自信が込められていた。


ガンセキは話を纏める。


「勇者に信念旗の存在を明かすのは、グレンが単独行動している時に街中で襲撃を受けた場合だけだ」


やはりセレスは知らないのが一番良いと俺は思っている、だから刻亀を倒すまではセレスに信念旗の情報を伏せておく。


「それで良いのなら、俺はお前の意見を承諾する」


渋々と言った表情でアクアは返事をする。


「分かったよ、ボクは約束したからね。もしもの場合はセレスちゃんに信念旗の情報を明かすんだよ」


ガンセキは頷くことで意志をアクアに伝えた。



より良い選択を見つけたのなら、俺は自分の決断を曲げよう。


責任者として、その行動が正しいかどうか俺にも分からない。物事を判断し決断する・・・本当に難しい。


今は自分の選択が正しいと信じるしかない。


・・

・・

現在に戻る

・・

・・


黙って考え事を始めたガンセキに、アクアは不満の表情を浮かべながら。


「ボクの質問を無視するなんて酷いじゃないか!!」


アクアの言葉にガンセキは驚きの表情を浮かべながら。


「す、すまん・・・少し別のことを考えていた」


思いのほか情けない声を発したガンセキに、思わずアクアは笑みをつくりだすと。


「まったくもう、グレン君じゃないんだからさ・・・隠し事は駄目だよ」


アクアの発言にガンセキは手を左右に振りながら。


「隠し事はない、ただ自分は未熟だと思っていただけだ」


ふと口から漏れてしまった弱音を隠すように、ガンセキは笑顔を造りだす。だがその笑みは見事な苦笑いに成っていた。


始めてみる頼りないガンセキの姿に、アクアは溜息を一つ吐きながら。


「仲間としてボクが支えるのは勇者だけじゃない、ガンさんだってボクは支えたいと思っている」


友人を騙した者にその言葉をいえるなんて、そう簡単にできることではない。


ガンセキは苦笑いを表情から消すと、頭を少し下ろしてお礼の気持ちを伝える。


だがアクアはそれを謝罪と勘違いしたのか。


「責任者が簡単に頭を下げてどうするのさ、ガンさんはボクたちの責任者なんだから確りしないと」


謝罪ではなく礼なのだが、アクアの言葉を重く受け止めてガンセキは返事をした


「そうだな、今後は気をつけよう。お前の質問とはたしか・・・俺が人間を相手に殺し合いをした経験があるかだったか?」


アクアの頷きを確認すると、ガンセキは考える姿勢を取りながら質問に返答する。


「人間と殺し合った経験はないが・・・人間と良く似た存在と殺し合った経験はあるな」


人と良く似た存在、それだけでもアクアには伝わった。


「強かったのかい? ガンさんが今いるってことはさ、勝ったんだよね?」


魔族を相手に戦った経験は俺にも殆どない、だが何とか勝利を掴むことができた。


「一人では勝てなかった、正直あれが勝利と呼べるのかも分からんが」


勝利と引き換えに、魔族と戦える貴重な属性使いも失った。


お互いに痛手は大きかったが、魔族を殺せた時点でそれは大きな手柄なんだ。だが俺には、それが勝利とは未だに思えない。


アクアはそれ以上なにも聞かず、沈黙の時が暫し流れた。


・・

・・

十数分後

・・

・・


耐えていた眠気に我慢ができなかったようで、いつの間にかアクアは夢の中へ旅立っていた。


それを見計らったかのように、セレスがシャワーを終えて部屋に入ってきた。


「ふえ? アクア寝てるのかな? お風呂速く入らないと使えなくなっちゃうよ~」


ガンセキは読書を続けながら、アクアを起こそうとするセレスを穏やかな口調で止める。


「まだ時間はあるし、もう少し寝かせてやれ・・・色々と疲れていたみたいだからな」


セレスは素直に頷くと、アクアの傍まで近付いて、姿勢を落とすと軟らかい髪をなでる。


「にへへ~ アクアの寝顔はかわいいな~」


アクアを起こさないよう、静かな声で優しく髪をさする。



いつの間にかガンセキは本から視線を逸らし、二人の暖かな光景を眺めていた。


セレスを突き放すグレン、セレスを想い・護り・支えるアクア、グレンの肩を持つ俺。


どうやら俺はグレンだけに頼り過ぎていたか、実戦経験が浅いという理由だけで判断するのは速かったか。


グレンにはグレンの強さがあり、それ以上の弱さがある。


セレスやアクアだってそうだ、二人には二人の弱さがあり、その弱さを補えるだけの強さも備えているんだ。


刻亀討伐の真実を隠したことに後悔はないし、間違っているとも思ってない。


だが俺は二人の・・・セレスの弱さしか見ていなかった。


セレスはグレンに嫌われるのを怖れているが、それ以上にグレンを支えたいという気持ちが強い。


勇者を憎んでいても、人々の為に戦いたいという願いは強い。


弱さがあるからこそ、強い願望が心に生まれる。



誰一人護れなかったから、俺には誰一人死なせたくないという願いが生まれた。



臆病だから、死にたくない一心で防御魔法の修行をした。


大小の力を得れば、それに伴い大小の弱さが生まれる。


アクアはそれを俺に教えてくれた。


共に旅をする三人の仲間、喩え今は弱い心でも、いつか強くなりたいと願う強い心も持っているんだ。


何かを願う思いが挫けたとき、人は挫折をして何かを諦める。


だが願いを諦めず立ち上がったとき、少しかも知れないけどアクアとセレスは成長できるんだ。


俺はグレンも二人と同じだと思っていたが、今ならそれが間違いだったと分かる。


何事にも逃げ腰な俺の性格はどう足掻いても直らなかった、俺は今も恐怖を隠しているだけで克服している訳じゃない。


どんなに努力をしても、どれほど強く願っても・・・変えられない弱さは存在する。


俺の臆病な性格が克服できないように、グレンの心もまた成長できない。


だが俺とグレンには違いがある。


俺の性格は生まれながらであり、変えることのできない宿命だ。


あいつの心は呪縛の鎖で崩れないようにしているだけで、ふとした切欠で鎖が緩めばグレンごと崩壊する。


だけどグレンの心が成長できなくなったのは、今までの生い立ちが強く関係しているからこそ、変えることができるはずだ。


鎖から解き放たれようと、グレンの心が壊れないようセレスが支えることが可能なら、あいつにとって救いの時が訪れるだろう。


その為には、なんとしてもグレンの目指す場所を知らなくては。それが分からなくては、セレスでもグレンを支えることができない。


生きる意味がある限り、俺は全力で歩き続ける。


・・

・・


ガンセキは何も言わず、真剣に何かを考えていた。


セレスは愛おしい友の柔らかな髪からそっと手を放すと、ガンセキに向かって一歩前に近づく。


ガンセキはセレスの行動に気づき、ゆっくりと視線を勇者へ。


「隠し事はしてないぞ、グレンの真似をして考え事をしていただけだ」


先程の経験を活かし、ガンセキは言われる前にセレスに言った。


そんなガンセキの様子が可笑しかったのか、セレスはニッコリと笑みを浮かべながら。


「ガンセキさんは約束を護ってくれるって信じてますから、でも私はグレンちゃんだけじゃない、仲間を支えられる勇者になりたいです」


セレスはガンセキの悩みを相談して欲しいと訴えていた。


「グレンちゃんのこと言えないもん、ガンセキさんだって私やアクアに頼ろうとしない」


アクアの教えを活かすには、ここでセレスを頼るべきか。


「あいつが旅にでる覚悟をしてまで、お前と共に戦いたがっている理由を知りたいと思ってな」


セレスはこうも簡単にガンセキが悩みを打ち明けるとは思っていなかった、だが打ち明けてくれたことが嬉しくて、太陽のような優しい笑顔を撒き散らしながら。


「グレンちゃんは私に支えられるのが嫌って言ってた、もし誰かの為に戦うことがあったとしても、グレンちゃんは絶対に私の為には戦わない。グレンちゃんは私を怖がっているんじゃない、私に関係する何かを怖がっている」


セレスに関係する何か、それが分かれば何か掴めるか。


誰から見てもセレスの為に戦っていたとしても、グレンは自分の為だと言い張るだろう。


あいつが勇者の為に戦わない理由は、セレスがグレンに頼り切っているから。今まではそう思っていたが、それだけの理由でセレスをあれ程に拒絶しているとは思えない。


セレスに関係する何かを、グレンは物凄く恐れている。


怖れているから、グレンはセレスを拒絶する。



そこまで考えたことをガンセキはセレスに説明すると、真剣な表情のまま話を続ける。


「今のお前に出来ることは、どんなに拒絶されようと怖れずにグレンを支え続けることだ」


セレスも真剣な目でガンセキに頷きを返す。


だからこそ、今言っておくべきことがある。


「グレンの武具について知っていた方が良いな、アクアにも目が覚めしだい俺から伝える」


俺たちが戦った犬魔の群れについての説明から入る。


「何となくだろうけどあの群れが異常だったことも二人は気づいていたはずだ」


グレンが苦戦した群れのボス。


「一対一を得意とするグレンが群れのボスにあれだけの手傷を負わされたんだ、詳しいことは俺も直接本人から聞いてないが、恐らくあの群れを率いていたのは群れの魔獣だ」


群れの魔獣、その言葉を聞いた瞬間、セレスの表情が曇る。


「そしてグレンは魔獣の前足を大切そうに持っていた、それが何を意味するのか、俺は気付くのが遅かった」


魔獣については触れないことにしていた、あいつは俺に許可を取ってから一人で戦いに向かったからな。


セレスを追い詰めないよう、グレンが魔獣と戦ったことも隠していた。


魔獣具の存在を俺は知っていたにも関わらず、グレンが手に入れた素材を使ってくれとレンゲさんに依頼する可能性に俺は気付かなかったんだ。


専門ではないけど呪いについては知っていたのに、事前に魔獣の前足をどうするのかグレンへの確認を怠った。


グレンは魔獣具については知らないはずだが、レンゲさんに前足を武具に組み込んでくれとあいつなら頼みかねない。


あいつは放そうとしなかったんだ、喩え己が気絶しようと、グレンは魔獣の前足を絶対に放さなかった。


もしそうだとしても、レンゲさんが魔獣具を造るのだろうか? あの人は宝玉武具職人としての誇りを持っている、グレンに頼まれたからだと言って、承諾するとは思えない。


「もしかしたら・・・グレンの武具は魔獣具になっている可能性がある、呪について知ろうとあいつはそれを望みかねない」


グレンは群れのボスに心当たりがあるようだった、浅からぬ因縁がそこに存在しているはずだ。


ガンセキは呪いについて知っている限りの知識をセレスに伝える。


「俺も呪いについては詳しくない、だが恐ろしい苦しみだと聞いたことがある」


あくまでも可能性の話であり、逆手重装が魔獣具と成っているかどうか、確かなことは分からない。


「もしグレンの武具が魔獣具だった場合、お前はどうする?」


俯いていたセレスは、ガンセキに向けて顔を上げる。


笑ってはいない、泣いてもいない、その瞳は決意に染まっていた。


「私は・・・グレンちゃんを心配します」


もし逆手重装が魔獣具と成っていたら、その責任は俺にある。


「群れの魔獣についてグレンと話をして、もっと速く二人に明かしておくべきだった、俺がした群れの魔獣については隠すという決断は失敗だったことになる」


俺は責任者として、己の犯した責任を背負う。


決断が失敗であったと確信した現在、俺が仲間にすべきことは一つしかない。


ガンセキがセレスに向けて頭を下げようとした瞬間だった。


眠っていた青の護衛が一言。


「ガンさん・・・ボクが言ったことをもう忘れたのかい? 正直に言ってくれたんだから、謝る必要なんてないじゃないか」


ベットに寝転がったまま、ガンセキに背中を向けながらの言葉だった。




俺は未熟だな、責任者としての修行が足りないようだ。




アクアの言葉を聞いても、それでもガンセキは頭を下げた。


「そうだとしても決断は失敗したんだ、俺はその責任を責任者として背負う」


決断は時に失敗する、だからこそ責任者は背負わなくては駄目なんだ。


それでも俺は責任者として、己の決断が正しいと信じなくてはいけない。



頭を下げ続けているガンセキにセレスは歩み寄ると優しい口調で。


「私はガンセキさんの仲間です・・・だから貴方を支えさせてください」


刻亀討伐の真実を隠した俺に対し、セレスは支えたいと言った。




俺は責任者として、自分の決断を信じなくてはならないんだ。


迷えば恐怖を生む、恐怖は仲間を死に追いやる。


セレスにした非常の決断を、俺は間違ってないと言い切らなくては駄目なんだ。




俺は絶対に仲間を死なせない、誰にも殺させない。




いつか罰を受ける覚悟はすでに出来ている、どのような罰を受けようと、俺は死ぬまで歩き続けるだろう。


見ててくれカイン、俺はどんな手段を使ってでも護ってみせる。



強い願いが、欲望が、執着が・・・あらゆる全てが俺に道を歩かせる。


何となく分かったんだ、信念という言葉の意味が。


源は違っていても、行き着く答えはどれも同じ。


信念は一つじゃなくても良いんだ。今の俺が思う信念は、生きる意味だから。



誰にも迷惑を掛けない人生が、お前の生きる意味なのか?


誰にも迷惑を掛けないことが、お前の生き方なのか?



お前が持つ本当の信念は、誰にも迷惑を掛けないことではないだろ。


誰にも迷惑を掛けないのは、本当の信念を貫き通すその日まで生き続けるためじゃないのか?




俺とお前は別人だ、お前には生きる意味が一つしかないんだ。


小さな違いだが、それは大きな違いだ。


ガンセキが持つ、もう一つの生きる意味。それは大切な人とした、とても大切な約束。



お前の考える信念と、俺の信念は考え方が違うかも知れない。


絶対に俺は諦めないぞ、仲間を死なせないことが、俺の生きる意味だから。


どんな手段を使ってでも、お前を死なせたりしない。





そして許されるのなら、あの人がいるこの場所へ、全てが終わったら帰りたい。





6章:九話 おわり

お久しぶりです。


今は五話まで執筆が終わっていますが、とりあえず完成している所まで投稿します。


それでは次回も宜しくです。

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