第三話
「そういえばすいちゃん。部活ってどうするの?」
「確かに。なんにも考えてなかった。」
「まあ、みこも部活まだ入ってないんだけどにぇ。」
「できれば能力系統の部活に入りたいなぁ。みこちは?」
「すいちゃんが行くんならみこも行こうかな!」
「じゃあ入部届出しに行こう。」
〜職員室前〜
「失礼します。能力技能部の先生はいらっしゃいますか?」
「はーい。ここにいますよー」
「入部届を出しに来ました。1年の星街とさくらです。」
「星街さんとさくらさんね。受け取りました。それにしても星街さんはわかるけど、さくらさんもねぇ。何かあったの?」
「前の1年と3年の合同演習で勝って自身がついたんです!」
「え、すごいじゃない。誰に勝ったの?」
「百鬼兄妹です!」
「…え?もう一回行ってもらっていい?」
「百鬼兄妹です!」
「空耳じゃなかったのね…めっちゃすごいじゃない!これは期待の新人だねぇ。」
「ありがとうございます。それではこれで。」
「はいはーい。部活は明日から来てね。」
「わかりました。」
「失礼しました。」
〜次の日の放課後〜
「えー今日からこの部に入部した一年の星街さんとさくらさんだ。みんな自己紹介してくれ。」
「一年の星街です。これからよろしくお願いします。」
「一年のさくらみこです!よろしくお願いします!」
「部長で二年の不知火フレアだよ。よろしくね。」
「副部長の白銀ノエルだよ〜。よろしくね~」
「二人と同じ一年の尾丸ポルカだよ!よろしくね!」
「とりあえず、次の週末に団体でのの練習試合を申し込んだ。再来月には大会がある。大会にはソロが3人、デュオご1ペア必要だ。部長を中心にこの5人で頑張ってくれ。」
「「「「「はい!」」」」」
「先生はちょっと席を外すからその間に能力の共有しといて」
「じゃあ、すいちゃんから教えてもらえるかな?」
「はい。私の能力は空中浮遊と彗星力の生成です。彗星力は、無限に生成できます。あと、能力の切り替えで光速での移動も可能です。」
「「「すご…」」」
「じゃ、じゃあ次はみこちゃんの能力教えてくれる?」
「わかったにぇ!みこの能力は桜神力を付与された物を作れるにぇ!あと、それはけっこう曲げられるにぇ。」
「こっちも凄いなぁ!」
「じゃあ次は私の能力はを教えるね。私の能力は焔天の不知火って言って自由に炎を操れる能力だよ。」
「団長の能力は秩序の銀騎士っちゅう能力で戦う相手と力を同等にできるんだよ〜」
「ポルカの能力は、偽写像!触れたりした相手の能力と見た目をコピーできるんだ!」
「ちなみに、次の週末の練習試合の対戦校は爆裂魔法の使い手が多い学校で瞬間火力が高くて苦戦してたんだ。」
「でもみこちいるから何とかなるんじゃない?」
「そう!だからちょっと今からみこちゃんの能力の物質がどこまで耐えられるかのテストをしようと思うんだけど、いいかな?」
「いいにぇ。どんとこい!」
「じゃあ行くよ!」
『ペルソナ:トレース「爆魔麟涼」』
【爆裂魔法:メテオティック・ノヴァ】
『神桜巫術:盾桜』
放たれた魔法がバリアによって防がれ相殺された。
「凄いじゃん!このバリアがあったら勝ちも同然でしょ!」
「えっへん!練習試合はみこに任せんしゃい!」
「一応作戦としては、相手の主戦力をすいちゃんが叩いてる隙に、みこちゃんのバリアで魔法を防ぎながら相手のクールタイム中に焼き尽くそうと思うんだけどいいかな?」
「一応私が突っ込みますよ。爆裂魔法程度じゃ死なないんで。」
「頼もしいねぇ、今年の1年生は。」
「じゃあ皆で頑張ろう!」
「「「「「おーーー!」」」」」