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第十九話 無限の剱製編

ー??視点ー



その男は光り輝く球体を前にし、歓喜している。



「はぁ…はぁ…これで…やっと…俺の、夢が、叶う。」



「やっとだ…やっと…多くの人を救える…その為には…何だって…」



「だから…俺に…早く人を救わせてくれ…じゃないと、■■■■が死んだ意味が、無くなって…」






ーいろは視点ー



いろはと唯斗が黙々と事務作業を行っている。前回あった能力犯罪事件の報告書を作っているようだ。



「そういえば、いろはの能力って何なんだ?」



「あー…確かに能力のことは言ってなかったでござるね。」



「そうそう、何時も剣術ばっか使ってるから。」



「それはまあ、能力的に仕方ないことでござるから…」



「というと?」



「風真の能力は一度見たことのある剣を投影…所謂召喚することができるんでござる。」



「てことはあんまり戦闘向きの能力じゃないと。」



「そういうことでござる。だからオリジナルで剣術を編み出したんでござるよ。」



「なるほどねぇ…そうだ!」



「どうしたでござるか?」



「ここで一つ作ってみてよ!」



「えぇー仕方ないでござるなぁ。」



いろはは、椅子から立ち上がり右腕の手のひらを下にして手を前に出す。



『投影:雪蓮せつれん



いろはが能力を発動すると、手のひらの下から水色の光を放ちながら一振りの刀が形成されていく。



「おぉ…これがねぇ…」



「この刀が何時も使ってるやつでござる。」



「刀身が、白い?珍しいんじゃない?どこで見たん?」



「これは確か…風真の実家に置いてあったでござる。」



「そーなんだな。他にもあるのか?」



「まだやるんでござるか?仕方ないなぁ。」



投影した雪蓮を解除し、今度は両手を前に出す。



『投影:冠仙かんせん莫鍾ばくしょう



いろはの両手に黒と白の双剣が投影された。



「今度は双剣か。これはどこにあったんだ?」



「これも確か、実家にあったでござる。」



「なんだよその実家…って、もう定時じゃん。いろは、帰ろーぜ。」



「風真はもうちょっと残るでござる。」



「真面目だねぇ。ほんじゃ、バイバイ。」



唯斗が帰宅し部屋にはいろはだけとなった。





ーそれから三十分後ー



「んーっと!これでいいでござるかな。それなら、かーえろっと。」



いろはは、職場をでで帰宅路につく。いろはの家は職場からまあまあ離れているが、電車もないので歩いて帰っている。(方向音痴?関係ねぇ!)



「……」



(誰かついてきてる?)



「誰でござるか?ついてきてるのは。」



「おっと…バレるとは思っていなかったんだがな。」



「そんな単純な気配遮断じゃ逆にバレバレでござるよ。それで、誰でござるか?」



「そうだな…俺は風見だ。好きなように呼んでくれ。」



「それで、風見殿はなんでつけてきたんでござるか?」



「質問に質問で返すようで悪いが、お前は風真いろはと言ったな?」



「そうでござるけど…」



「そうか…夢は、あるか?」



「夢…沢山の人を救う、正義の味方になりたいでござる。風真の憧れる人が、叶えたかった夢だからでござるよ。」



「やはり、か。ならば、






 その理想を抱いたまま、ここで死ね。」






「ッ?!」



ガキィィィィン



風見は隠していた剣でいろはを斬ろうとした。だが、いろはは瞬時に武器を投影し、攻撃を防いだ。



「なにするでござるか!」



「単純なことだ!今ここで、お前を殺す!」



「何故でござるか!」



「お前の持つその夢は、一を救うのに千を殺し、十を救うのに万を殺す。そんな夢ならば!」



「あんたに風真の何がわかるでござるか!」



「あぁ、わかるさ!お前のすべてはな!」



風見は距離を取り、右腕を前に出す。その瞬間、風見の背後に十種の剣が出現した。



「なっ?!風真と同じ?!」



「当たり前だ。俺は、お前だ風真いろは。お前と同じ夢を持ち、正義の味方となり多くの人を殺した。俺はこれからお前がたどる未来の姿だ。多くの犠牲を出すくらいなら、最初からお前を殺せばいい!」



背後の剣がいろはに向かって放たれる。



「くっ…」



なんとかいろはが振り払っても二、三本は腕、足にかすり、傷を負う。



「やはり、この程度ではあまり効きはしないか。なら、」



「何をするでござるか…」



「なに、単純なことだ。俺の全力で、お前を殺す。」




『I am the bone of my sword.(体は剣で出来ている。)



Steel is my body, and fire is my blood.(血潮は鉄で心は硝子。)



I have created over a thousand blades.(幾度の戦場を越えて不敗。)



I have killed many people.(数多の人を殺したが、)



bad I couldn't save just one person.(ただの一人を救えなかった。)



His people were always alone and understood by no one.(彼の者は常に独りで、誰からも理解されない。)



Yet, those hands will never hold anything.(故に、その生涯に意味はなく。)



So as I pray, unlimited blade works.(その身体は、きっと剣でできていた。)』




地面が割れ、炎が上がる。次に視界に映ったのは、無限の剣が突き刺さる荒野だった。






「ここが、この俺。正義の味方、風見の心だ。数多の剣を受け、最後に立った地。」



「孤独だった俺の、最後の場所。」



風見の背後に無数の剣が精製される。



「今ここで、抱いた理想と共に死ぬがいい。」



「………ふざけるな、ふざけるな、ふざるなぁ!!」



「人を大勢殺して、何が正義の味方でござるか!そんなもの、人殺しと何も変わらない!」



「そうさ!本質的には、俺もお前も人殺しに変わりはない!大勢の人を救う?!そんなふざけた理想は!消え去ってしまえばいいんだよ!」



「うるさい!理想が何だ!あんたは人を殺すために正義の味方になったのかよ!」



「っ!!お前に俺の何がわかるかぁ!」



「分かるはず無いだろ!あんたのことも!あんたが殺した奴らのことも!風真に分かるはず無いでござるよ!」



「あんたが人殺しの正義なら、風真が修正するでござる!」



「やれるものならぁ!」



『投影門開:一斉掃射』



風見の背後に精製された剣たちが宙を駆け、いろはに放たれる。



「うぉぁぁぁ!!」



『投影:冠仙かんせん莫鍾ばくしょう



対するいろはは、双剣を投影し向かってくる剣を切り落としていく。



「くっ…はぁぁぁ!」



いろはが地を蹴って風見と距離を詰める。



「甘い!」



風見はいろはの背後に何本かの剣を精製し、発射する。



「ぐぁっくぅ…はぁ!」



身を動かして致命傷は避けたが剣が体に突き刺さる。尚も、風見へと攻撃を仕掛ける。だが、



ドゴォォォン



「ぐっ…かはっ…くぅ…」



風見に高速で蹴りを入れられ、吹き飛んだ後地面に激突する。



「お前が俺よりも強かったのなら、まだ、考える余地はあったのだろう。だが、人を殺す覚悟のないお前に俺よりも強くなれるわけがない。」



風見が右手を前に出し、先程の五倍程度の量の剣を投影して出現させる。



「これでやっと、■■■■が生きていられるんだ。」ボソッ



「此処で死ぬがいい!」



ドゴゴゴゴゴゴォォォォン



出現した無数の剣がいろは向かって飛んでいき、命中する。その地面は剣の衝突した勢いで抉られ、砂埃を大量にあげる。



「これで終わりか…やはり、覚悟も力もなにもないままじゃ強くもないか。」



「…うっ?!何だっ!」



風見の視界いや、世界が一瞬だけ歪む。その次の瞬間、ありえないことが起こった。



「なぜ、なぜだ…なぜお前がそこに!まだ立っている!」



「そんなことは知らないでござるよ。風真は生きてる。ただそんだけのことでござる。」



『投影:冠仙かんせん莫鍾ばくしょう



いろはは武器を投影して風見との距離を詰める。



「チィッ!」



風見は剣を十本程度出現させていろはへと放つ。何本かはいなしたが、残っていたものに当たる。これで倒れたと思われたが、



「くっ!またかッ!」



再び世界が歪み、倒れていたはずのいろはが起き上がって再度距離を詰めてくる。



「はぁぁぁぁ!」



ガキィィィィン



両者の武器が衝突し、火花が散る。



「まさかお前、これは因果の力か!」



「そんなこと知らないでござるよ!もともと、この投影の力だっていつの間にか生えてきたんでござるよ!」



「因果とは分が悪い!クソッ!」



「もらったぁぁ!」



いろはが風見の横側に高速で移動して、攻撃を与えようとする。それを止めるために風見は剣を出現させ突き刺す。だが、因果はそれを許さない。



「はぁぁぁぁ!!」



再び世界が歪み、いろはが蘇る。風見の視界は揺れ動き、いろはを定められない。



「クッ?!」



ザシュゥゥゥゥゥ



いろはの剣先は、風見のみぞおちを捉え斬り裂いていた。



バリィィィィン



「そうか…俺とは辿った運命が違う、ということか。では見せてやろう、お前の頭の中の空白の時間ときを。」



結界が崩壊し、新たな心象が映し出される。それは、風見といろはのお互いが経験した、悪夢のようなときのことだった。







夜の街が焼けている。家々は炎に包まれ、崩れていく。その瓦礫は人を潰し、多くの人が死んでいく。その中をとある幼い少女は歩いていく。目の前で助けを求められても耳をふさいで歩き続ける。歩く先には炎、崩れた瓦礫、潰された人の死体。さながら阿鼻叫喚である。



「これは…あの時の大火事?」



「そうだ。」



「でもなんで…このときのことは鮮明に覚えてるでござるが…」



「気絶する前のことは、だろう。」



先程まで歩いていた少女、風真いろは本人は、ついに力尽きたかその場で気を失い倒れてしまった。



「確かに意識がなくなったあとのことは覚えてないでござるが…って、この風真…」



「ああ、生命反応がほぼないんだ。」



「じゃあどうやって…」



「見ていればわかるさ。」



いろはは黙って心象を見ている。それから数分後、心象内の夜は明け火事は鎮火された。だが、未だに周囲には人の死体が転がっている。いろは自身もまだ倒れたままだ。そんな中、一人の少女が街の中を声を発し続けながら走っている。その少女は黒を貴重にした服に、特徴的な大きな角が生えている。



「あれって、ラプ殿じゃ…」



「そうだが、この時期はラプリオスと名乗っていたそうだ。」



『だれか…誰か、生き残りはいないのか!』



少女改めラプリオスは足の踏み場の少ない道を、生存者を探して走る。その体はもうボロボロで、体力ももう切れている。



『はぁ…はぁ…だれ、か…ッ!?あれは…』



ラプリオスの視線の先には、倒れているいろはがいた。



『人だ…生きてる、生きてるぞ!』



ラプリオスはいろはに駆け寄り、いろはを抱きしめる。



『よかった…よかった…生き残りがいた…それだけで…もう…』



ふいにラプリオスは立ち上がり、いろはを一瞥した。



『まだだ、まだ終わってない。吾輩は絶対にこの子を救わなきゃいけないんだ。』



ラプリオスは懐から一つの黒い鞘を取り出した。



『これを使えば…生命反応がなくても、なんとかできるかもしれない。』



「あの鞘は何でござるか?」



「あれは『因果の黒鞘ラプリオス・オルゲン』。ラプラスの持つ剣の鞘となる聖遺物だ。因果の力を持ち、使用する対象の身に起きる不都合を因果逆転を起こして防ぐことができる。」



「そんなのが…」



ラプリオスは鞘をいろはの体に置き、右手を添える。



『我が身に宿りし黒の力よ!吾輩の剣をくれてやる!代わりに、目の前の一人を、その手で救え!』



鞘は黒く光り輝き、量子となっていろはの体の中に溶け込んでいく。全ての量子が消滅した瞬間、いろはの負っていた傷や、炎で焼けただれていた部分から黒色の剣が生成され傷を修復していく。



「あれどうなってるんでござるか!?」



「言っただろう。あれは鞘で、聖遺物だ。因果が主だが、剣の属性を持っている。体の中に聖遺物があるのならこのようなことが起きても不思議ではないだろう。」



「てことは風真の能力も?」



「そうだ。剣属性の覚醒によって、能力となったんだ。」



そこからの心象は途切れ、現実世界へと戻ってきた。



「これで終わりでござるか?」



「心象は、な。一つ質問するが、お前はどこで育った?」



「確か…アレのあと病院で目覚めてラプ殿に「孤児院に行くか吾輩のところに行くか、どっちがいい?」って言われて、ラプ殿のところで育ったでござる。そこでラプ殿の夢を聞かせてもらったんでござるよ。」



「そうか…やはりそうだったか。」



「?やはりってどういう…」



「俺は、そこで孤児院を選択した世界線なんだ。知らない人に育てられるよりも、孤児院のほうが安全だろうと考えた。だが、それが間違いだった。孤児院はラプラスも知らない裏の顔があったんだ。孤児院に来た子供を騙し、魔法の実験台にしていたんだ。」



「そんな…」



「俺は唯一ラプラスに助けられたんだが、残っていた奴らは全員…」



「…それで、どうして正義の味方になろうと思ったんでござるか?」



「そこは同じなんだが、なる方法まで教えてくれた。その方法が、この世界の何処かにある『黒杯』に願うことだ。そうすれば世界が思う正義の味方になれるんだが…」



「が?てことは、何かあったでござるか?」



「俺が思っていた正義の味方は、救えるものすべてを救う者だったんだが、世界が思う正義の味方は、一を救うのに十を殺す。そういうものだった。」



「最初に言っていたやつでござるね。」



「これ自体に不満はない。全てを救うことができるものなどこの世にはいないのだからな。だが、俺がお前を殺そうと思った理由として、願いを叶える条件に、『この世でいちばん大切な者を殺せ』とあった。これをラプラスに伝えたら、「我輩を殺せ」といってきたんだ。」



「そんな…それで、どうしたんでござるか?」



「承諾は得た、ラプラスの願いであった正義の味方になることはできた。だけど、俺の力じゃ何も救えなかった。正義の味方になって、いろんな時空を渡り歩いた。だけど、そのどこに行っても唯一救いたいと思った一人を救えなかった。挙句の果てに、救ったものも死んでいった。これじゃあラプラスを失った意味がない…」



「そんな中でこの時空にやってきた。お前という俺と同じ願いを持つものがいると知った。だから、大多数の犠牲を出す前に殺してしまおうと思ったんだ。」



「…大変だったんでござるね。でも、この時空なら風真は実質二人いるし、ラプ殿も生きてるでござる。風見が大勢を救うのなら、風真は風見の救えない「唯一人ラプラス」を救うでござるよ。」



「そうか…ありがたいな。でも、ラプラスを救う上で絶対にやらなきゃいけないことがある。」



「何でござるか?」



「俺達と同じ、無限の武具を扱う王。」



「不敬であるぞ。誰が、我のことを語っても良いと言ったか?」



突如、空中から一つの声が聞こえる。それと同時に光の穴が空き数十の武具が出現し放たれる。



「ッ!!避けろ!」



バババババババババシュゥゥゥゥゥウ



「ガッ…グ…」



「風見!!」



風見はいろはを突き飛ばし、数十の放たれた武具を受ける。その体には武具が突き刺さり、血が多く出ている。



「くっ…奴は…お前が倒せ…」



風見はそう言い残すと、光の量子となり消滅した。



「風見ィィ!!」



「ふんっ。感動的な退場であったなぁ、風見よ。」



「お前が!!お前が風見を!!」



「怒りに身を任せるか?それもいいだろう。だが、我としては面白みにかける。今宵は退くがいい。」



そう言って風見を倒した男は暗闇に消えていった。



「クソッ…風見…結局、なんにも救えてないじゃないか。」



「今日は一旦帰ろう…そうだ、ラプ殿なら風見を知ってるアイツについても知っているかもしれない!」





ーいろは帰宅ー



「ラプ殿!ただいまでござる」



「あ、おかえり!どうしたんだいろは?今日はやけに帰りが遅かったが…」



「そのことなんでござるけど…一つ聞きたいことがって。」



「おう、なんでも聞いてくれ。」



「宙に光の穴を出してそこから銃弾のように武具を放つことができる奴って知ってる?」



「…バビロンだ。」



「え?」



王の財宝ゲート・オブ・バビロン、かの英雄王ギルガメッシュの使う能力だよ。無限の武具の貯蔵庫その本質だ。アイツとあったの?」



「う、うん。そうでござる。」



「なんでアイツが…まあいいか。それで?アイツと戦うの?」



「そうでござるよ。アイツは、風真が倒さなきゃいけないんだ。」



「そうか…なら、一ついろはに渡しておくものがある。ついてきてくれ。」



座っていたラプラスは立ち上がり、いろはを家の奥へと案内する。ラプラスが立ち止まった目の前には一つの扉。



(こんなところあったでござるかなぁ…)



ラプラスは扉を開け、中に入る。それに続きいろはも中に入ると、そこには黒く輝く球体があった。



「こ、これは何でござるか?」



「因果の根源、黒杯のもとだよ。この中に吾輩の剣、『ラプリオス・アルトリス』が入っている。これをお前が取り込めば、あの英雄王も倒せるはずだ。」



「それなら、今すぐにでも!」



「そうしたいところなんだが、これを取り込むにも代償がいる。それは、死んだ後に人としての死を受けれなくなるんだ。」



「それでも!アイツは、風真が倒さないといけない!」



「…分かった。そこまで言うのならいろはの意見を尊重する。ただし、一つ条件がある。」



「なんでござるか?」



「死ぬときも、死んだ後も一緒だからな。」



「もちろん!」



「良し、分かった。それじゃあ黒杯の前に立ってくれ、いろはにこれを移す。」



いろはは黒杯の前に立ち、目を瞑る。



「…行くぞ。」



『黒き因果の器よ、その中にある剣を今常世に顕現させよ!』



ラプラスがそう唱えると、黒杯から一振りの黒剣が出現する。それと同時に黒杯は消滅した。



「これが、その剣でござるか?」



「ああ。準備はいいか?」



「もうとっくに!」



『吾輩の剣よ、今、真なる鞘に収まるがいい!』



黒剣は、黒い量子と化していろはの体に溶け込んでいく。



「これでいいんでござるか?」



「バッチリだ!完璧に収まってる。一応、左肩に印があるはずなんだが、」



いろはは、羽織を左腕分だけ脱ぎ確かめる。そこには鞘に収まるが剣の印があった。



「あるでござるよ。」



「これでいろはも自分の能力を存分に発揮できる。」



「ありがとうでござる。あ、でもアイツのいる場所わかんない…」



「それくらいわかるよ。ここから向こうの山に10km進んだらある荒野にアイツは待ってる。勝ってこいよ!」



「風真が負けると思うでござるかぁ?」



「思うわけねぇ!」

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