第十三話
ー作戦日当日、ZEXSR拠点ー
〜いろは視点〜
「ラプ殿、今日が作戦日当日でござるよ!」
「ああ、わかっている。いろはは入口に、吾輩は上空にて投下のタイミングまで待機している。」
「了解でござる!」
「維斗は何か会ったときのためにバックアップも頼む。」
「了解。」
「それでは各自、作戦開始!」
ーその頃のスザクの執務室ー
〜スザク視点〜
「二人とも、今日は来てくれてありがとう。」
「まあ、友人の頼みだからな。」
「ああ。」
「それじゃあ作戦を伝えるね。僕と紅蓮はそれぞれ都庁の入口と屋上に。ルルは転送装置を利用し敵の拠点に向かって、制圧する。OK?」
「「OK!」」
「それじゃあ、作戦開始!」
「「おお!」」
ー敵軍視点ー
「伝達します!都庁周辺に敵影はありません。このまま出ても大丈夫でしょう。」
「良し、では第一部隊は入口から、第二部隊は上空から侵攻しろ!」
「「「了解!」」」
〜いろは視点〜
「維斗殿、敵軍は来たでござるか?」
「ああ。およそ5分後に到着するはずだ。総帥の作戦どうり入口と屋上からな。」
「わかったでござる。あ、能力庁の人が来でござる。」
「お、じゃあ切るな。」
「お久しぶりです、風真さん。」
「スザク殿、久しぶりでござる!」
「都庁の入り口は2つあります。お互い一つづつ防衛しましょう。」
「はい!」
「さあ、来ましたよ!」
ー敵軍視点ー
「入り口に敵影が二つ!片方はラウンズの皇だと推測されますがもう片方は分かりません!」
「構わん!二手に分かれ両方潰すぞ!俺はラウンズを叩く!」
「「「「了解!」」」」
〜スザク視点〜
(風真さんの実力はまだ分からないが、片方を任せても大丈夫だろう。)
「さぁて、行くか!」
『天帝の白兜』
スザクは加速し持っている剣で敵を斬っていく。
(とりあえず指揮官らしきやつを潰すか。…アレか?)
「お前が指揮官か?」
スザクは立ち止まり尋ねた。
「そうだ!そういう貴様はラウンズだな?」
「だからどうするんだ?」
「殺すんだよ!」
『爆裂剛落!』
指揮官が手を上に挙げると、上空に無数の爆撃弾が現れた。
「防ぐしかねぇよなぁ!防げないと爆発するもんなぁ!」
「防ぐ必要はない。全て斬り伏せればいいだろう?」
【2ndtc:生きるための剣】
スザクは生きるための剣を構えジャンプした。
「はぁぁぁ!」
ズバババババババババババ
「な、んだと、俺の爆弾が斬り裂かれた、のか?」
「さあ、どうする?首か?心臓か?」
「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
『解放自爆』
「ッ!させるか!」
(くっ…当初は殺さないつもりだったが、やむを得ないか。)
スザクは地を蹴り高速で指揮官の首をはねた。
スパン
「あ、がぁ…」
「…指揮官、討伐完了。紅蓮のサポート後帰還する。」
〜いろは視点〜
「来たでござるな。」
(数は…大体35人くらいでござるか。)
「まとめて、片付けるでござる!」
『裂月』
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ズババババババババババババババババババババババババババババババババババババァン
いろはは敵を高速で斬りつけていき、最後に全員に対して斬撃を放った。
「一人、残ったでござるね」
「御名答。俺の名は…「別に聞かなくてもいいでござる」」
『朧
敵の周囲を霧が包む。
「な、なんだ?!何が起きているんだ?!」
「お前は声すら残せず死ぬのでござるよ」
断』
ズザァン
敵の死角に現れたいろはは、刀を振るい敵の首を落とした。その後、霧は晴れ残っていたのは首をなくして倒れている敵といろはだけだった。
「維斗殿、帰還すればいいでござるか?」
「う〜ん、そうだね。帰還してもらおうかな。」
「わかったでござる!」
ー都庁屋上ー
〜紅蓮視点〜
「よぉ…三年ぶりだなぁ紅蓮。」
「…誰だっけ?」
「忘れたというのか?!この俺をか?!」
「覚えてねえんだから知らねえよ。」
「まあいい、教えてやろう。俺の名は暴古。お前と同じ能力大学にいた。」
「そんなやつい…たわ。お前あいつか、毎回二位だったやつ。」
「その言い方、腹が立つな。…俺は何度やってもお前に勝てなかった。だからこの組織に協力したんだ。」
「ふ~ん。一つ聞きたいんだけどお前って死ぬ覚悟はある?」
「ああ、あるさ。」
「なら、殺しても文句言わないよね?」
「ハッ、笑わしてくれるなぁ。俺の身体は今、普通の能力じゃどうにもできないようになってんだぜ?」
「ああ、そうみたいだな。」
「お前は2ndが使えないから不知火家の落ちこぼれとして捨てられたんだろ?なら絶対勝てねえぜ。」
「その時のままならな」
「は?」
「見せてやるよ、俺が何もせずに生きてたわけじゃないってことをなぁ!」
【2ndtc:紅蓮の不知火】
紅蓮は高速で動き暴古の背後を取って背中に触れた。
「おっと、危ねえな。だが、何も起こってないぜ?」
「魔力を使用してみろ。きっと驚くぞ。」
「?まあいいか。それじゃあ、死ね!」
『ドミニオンクレイブ』
暴古は右手に魔力を込め技を発動しようとした。だが、魔力が動かなかった。
「な、何だこれは?!」
「お前のエネルギーを収束させて使用不能にした。」
「そんなことが!…だが、動けないわけじゃねぇ!殴り殺してやる!」
「お前は遅いよ。スピードも理解も。」
殴りかかってきた暴古の右手を掴み能力を発動させた。その瞬間、暴古の身体が膨張していき爆散した。
「収束できるなら発散もできるってなんでわかんないかなぁ。やっぱ馬鹿だからかな?」
ー上空ー
〜ラプラス視点〜
ラプラスは上空300mで待機していた。
「……!来たか」
そう言って上を見上げると爆弾がが落下してきていた。
「やはり魔力コーティングをしているな。通常の技じゃ効かなそうだ。だが、この我輩を舐めてもらっちゃ困るな。こんなもの一撃で葬ってやる!」
【Απέραντο σκοτάδι που τρώει τα αστέρια(星を喰らい尽くす無限の暗黒)】
ラプラスは右手に暗黒の魔力球を生成し爆弾に向かって投げた。それは一瞬だけ姿を消し、その後魔力が暴発した。そこにあった全ての空気や物体、生物などが一瞬にして消滅した。
「吾輩がいたから良かったものの、もしいなかったらどうなっていたことか…」
ーEXE基地内ー
〜ルル視点〜
ルルは、EXEの基地内で司令室を目指し歩いていた。
コツコツコツ
(ここまで人がいないとは…いくら作戦とはいえ全員を基地から出すか?)
基地内で遭遇した敵はなんと入口にいた守衛二人のみであった。そうこうしている間に司令室に到着した。
(人の気配は…無しか。なら、失礼する!)
バンッ
ルルは扉を勢いよく開けた。中には人はおろか全自動機械すらも停止していた。
(だが、待てよ?この停止の仕方は不自然だな。確かめてみよう。)
機械を開け中を確認した。すると、配線が全て切断され中はボロボロになっていた。
(組織の奴らではなさそうだな…となると誰が?)
そう考えながら司令室の中を歩き回っていると、中央司令部のデスクの上に一つの手紙が置いてあった。
(ん?手紙?誰のものだ?)
手紙を手に取り読んだルルはその宛先を見て驚愕した。
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ルレリオル・ランペルージさん。あなたはこの状況を見てさぞ驚いていることでしょう。この手紙が伝えたいことは一つだけです。ですが、ものすごく重要なことなのです。そう…世界、いえ宇宙レベルの。
では単刀直入に言いましょう。あなたには伝言を頼みたいのです。伝えるのはZEXSRの組織長ラプラス・ダークネス様に。内容は『封印は緩まり、其の力は絶対に封印を受ける。』と。 カラスより
※この手紙は閉じてから3分後に基地ごと爆発します。
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(情報量が多すぎる、が大体わかった。)
(このカラスというのは文中に出てきていたラプラスの仲間と見て良さそうだな。そもそも、ラプラス…ラプラスの悪魔はまだ生きていたのだな。)
(だが、まだ知りたい情報はある。とりあえず開いたまま捜索を続けるか。)
ー10分後ー
(俺の家の事件、その他関与していた事件の資料は入手できた。よし、帰還するか。)
ルルは手紙を閉じ出口へと駆けた。ルルが外へ出たと同時に基地内部が爆発した。
「…これで、終わったのか。早めに帰還して情報を届けないとな。」
ールル宅ー
(確かスザクから緊急連絡先としてもらっていたものがあったな。それから行けるか?)
ルルはその連絡先に電話をかけるとすぐに繋がった。
「はい、なんでしょう?」
「失礼ですがあなたはラプラス・ダークネスさんですか?」
「…そうだが?」
「よかったです。カラスという人?から伝言を預かっております。」
「!カラス…わかった。続けてくれ。」
「伝言は『封印は緩まり、其の力は絶対の封印を受ける。』です。」
「そうか…ありがとう。」
「いえいえ、こちらも任務ですので。それでは切らせていただきます。また、機会があれば。」
「そうだな。」
そう言ってルルは電話を切った。
ーラプラスの自室ー
〜ラプラス視点〜
「…もうそろそろ時期、か。」
「意外と速かったな。前回から20万年だぞ。またあの悲劇が起きるのか…いや、今回は違う。今回は頼もしい奴らがいるしな。」
「星の神子、星街すいせい。神桜の巫女、さくらみこ。この二人がこれからのこの宇宙の鍵となる。」




