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第十話

第九話から数日後

ー学校ー

〜すいせい視点〜


キーンコーンカーンコーン


(四時間目終わったしみこちでも誘って昼ご飯食べに行こう)


「ほらみこち、ご飯食べに行くよ」


「あ、待ってよすいちゃぁん!」


「早くしないと置いてくよ」


「ほいほい、ごめんにぇ。どこで食べるの?」


「屋上かな。開いてるし」


「わかったにぇ!」


二人は階段を駆け上がって扉を開ける。


「あれ、紅蓮さん。依頼ですか?」


「ああ、ここからなら街をよく見渡せるからな。」


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不知火紅蓮

すいせいたちと同じ、能力者の一人。名字の通りフレアの血族に当たり、フレアの実の兄。フレアには慕われている。能力は、『輻射波動機構』と言って、魔力を輻射波動に変換する。輻射波動とは、このエネルギーが触れた物体の内部に干渉できる力である。2年前に起こった外宇宙生命体戦線で戦い戦争を終決させた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「どんな依頼ですか?」


「最近、小規模だが連続爆発事件が起きてるんだ。知ってるか?」


「まぁ、はい。ニュースにもなってましたしね。」


「それがどうも、能力者が起こしてるっぽいんだ。」


「そうなんですか?!」


「ああ。能力庁からの調査結果によれば爆発の跡に能力を使用した痕跡があったらしい。」


「その犯人を捕まえるってのが依頼なのかにぇ?」


「そうだ。おっと、長く話しすぎたな。昼休みはあと少しじゃないか?」


「あ!ホントだ!みこち早く食べるよ!」


「わ、わかったにぇ!」



ー午後の授業も終わり放課後ー


「みこちー帰るよー」


「わかったにぇ」


「そういえばみこち、あの依頼受けてみる?」


「にえ?」


「紅蓮さんの受けてた依頼。調べたらあと2人なら受けられるらしいから。」


「いいにぇ、それ!」


「じゃあ申請しておくね。」


すいせいはスマホを操作し申請をする。


「みこちはどこにいると思う?犯人。」


「わがんない。…そうだ!あの人に聞いてみようよ!」


「あの人?」


「ルルさん!」


「あぁ!あの人か!」


「あの人の索敵能力なら見つかるよ!」


「そうと決まればルルさん家にレッツゴー!」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ルレリオル・ランペルージ

イギリスから帰国したイギリス人と日本人の混血。紅蓮とは昔からの友達。能力は蜃気楼と言ってオールレンジ攻撃ができる。今は、オールレンジ攻撃に使用するときの空間認識能力も利用でき、物体や人物を指定して探すことができる。範囲はすいせいたちの住む街全体である。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「「こんにちはー!」」


「やあ、二人とも。どうしたの?」


「今回受けた依頼が人を探さなくちゃいけなくて、ルルさんの能力なら見つけられるんじゃないかなーって思って。」


「そうなんだね。じゃあちょっとまってて。あ、探す人の特徴とかってあるかい?」


「能力が爆発系統の人だったはず。」


「オッケー」


『索敵開始:指定=爆発魔力を持つ人物』


「…!出たよ。場所は、学校裏の大倉庫の中だ。」


「ありがとうございます!今度なにかごちそうしますね!」


「ありがとね。頑張って!」




「よしみこち、紅蓮さんに連絡して倉庫に行くぞ!」


「りょうかーい!」




「紅蓮さん?今大丈夫ですか?」


「ああ、どうしたか?」


「犯人の居場所が分かりました。」


「?!本当か?」


「はい。場所は学校裏の大倉庫です。私たちも向かうので倉庫前で合流しましょう。」


「わかった。」





ー倉庫前ー


「紅蓮さん!もう来てたんですかにぇ。」


「ああ、先に来て倉庫周りを確認しておきたかったのでな。」


「さすがっすね!紅蓮パイセン!」


「さあ、行こうか。」


ガラガラガラガラ


三人は倉庫の大扉を開け中に入った。


「だ、誰だ?!」


「能力庁から依頼を受けて貴様を拘束しに来た。不知火紅蓮だ。」


「ちっ!能力庁か!ここで捕まるわけには!」


爆滅天撃スパイラルターミナル!』


犯人は爆弾を大量に生成し、一斉に紅蓮に向かって投げた。


「なかなかの物量だが、考えが甘いな。」


『輻射波動拡散砲』


紅蓮は右手を上に掲げ、自身の魔力を拡散させ爆弾に触れさせた。その魔力は全て輻射波動に変換され、放たれた大量の爆弾が内部爆発をし落下した。


「ふ、ふざけるなぁ!捕まるくらいなら、倉庫ごと死んでくれるわぁ!」


『膨張自爆』


「まずい!」


「ここはすいちゃんが!」


すいせいは犯人の後ろに回り込み、ハルバードの腹の部分で頭を叩いた。


「ぐぼぁ!」


「ナイスゥ!すいちゃん!」


「ありがとう、すいせい君。こいつは俺が届けておくよ。」


「ありがとうございます!」


「それにしても、どうして犯人の居場所がわかったんだ?」


「ルレリオルさんが教えてくれたんですにぇ。」


「!!ルルか?!」


「知ってるんですか?」


「知ってるも何も、俺とルルは友達だからな。」


「そうだったんですにぇ。」


「今度礼を言っておかなきゃな。」

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