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0.まだ夢を見ていたころ

とある年の6月。

転職活動でなかなか内定の出ない私は焦っていた。


ずっとやりたかった業界に履歴書を送るも惨敗。

現実は甘くないのだなと実感させられていた。

とはいえ、今働いている会社は昭和を保存したいようなところ。

どうしてもどこかへ転職がしたかった。


そうだ、私は宅建を持っている。

宅建を活かして不動産業界へ行けばいいのではないか?


この考えが甘かったことには数カ月後気づくことになる。


早速、転職サイトで譲れない条件をもとに探すと、一件の不動産屋が見つかった。

地元密着、完休二日、お休みたっぷりのホワイトそうな企業。

私は早速その不動産屋に応募した。


翌日の夕方、駅でいつものようにぼうっとしている知らない番号から着信があった。

どこの誰かもわからず無視すると、その後一件のメールが届いた。


『採用担当の佐々木です!

この度はご応募、誠にありがとうございます!

ぜひ面接したいので、ご希望の日時をお知らせください!』


やたらと!が多いのが違和感を感じる。

業界がそうなのか、佐々木様が若者なのか。

漂う違和感を無視し、私は佐々木様に希望日の返信をした。

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