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種族【戯曲】
※ 天上界で、吟遊詩人によって語られている“ヒト”の起源です。
精霊が主の姿を真似た。
それが“ヒト”の始まり。
だが時と共に、自らが精霊であることを忘れた。
誰が主であるかすら、忘れ去った。
“富”を求めた者達は翼を無くした。
同朋達の声にすら、耳を傾けなくなった。
原始のヒトの道は2つに分かたれた。
空を駆ける事が許された
“純真”の心を持つもの
有翼人種
富を求め
知恵を手に入れ
栄枯盛衰を繰り返す
人間
やがて、有翼人種は自らの力を“神力”と称するようになる。
これが、後の“神”の始まりである。
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