黄神殿&影響
【黄神殿】
東域と西域のちょうど中腹に、エーリヴァーガルという大河が流れています。
その流れの中腹にある水の都がギムレーと呼ばれており、半球体の不思議な都市です。
柱となっているのは、九曜一族と呼ばれる星を読むことを生業とする一族の住む黄神殿です。
ギムレーは、東西両域において不可侵条約の結ばれている場所で、独立した一つの国のような存在です。
ギムレーは、九曜一族によって統治されています。
栄えた都市なので、観光客はあとを絶ちません。
また、東西両域で生まれた子どもは必ず黄神殿にお参りします。(お宮参りみたいなものですね)
その際に、子どもの持つ属性(これは、簡単に言ってしまえば血液型みたいなものです)を、九曜一族の族長であるイザヤ・レイ・クルアーンから託宣されます。
有翼人種は、成人に際しもう一度イザヤから託宣を受けます。
これによって成人の証である“天名(東域)”、“成名(西域)”を戴くのです。
ギムレーは、救いを求めて訪れたものを、一切拒む事をしません。
なので、ギムレーの住民の大半がアナテマと呼ばれる異端者であることから、アナテマの地とも呼ばれています。
【影響】
地上界では“狩神”という人々を脅かす存在はもとより、争いの絶えない混沌の地と化してしまっていました。
見かねた天上界は、伊倭大神という地位を設け、地上鎮定の任を言い渡しました。
この際、初代伊倭大神である志杏椶に付き従い地上界に降りた有翼人種(天上人)を後に“グリゴリ”と呼ぶようになります。