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少年A  作者: 成人B
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日常

「少年A」の毎日は奇跡と言っていいほどに確率されたルーティーンである。

目覚める時間、食事の時間、睡眠時間も毎日決まった時間に決めれているかのようだった。

家族との会話も出来の悪いAIのようで、人に対してほぼ皆無な感情でコミュニケーションをとっていた。


母親から「おはよう」と言われれば、ちゃんと挨拶はする。

「朝ご飯は食べる?」と聞かれれば「食べる」と答える。

しかし、全くと言って良いほど自分から話はしない。

幼少期から欲しい物があっても、強請ることをせずじっと我慢していた。それが辛い訳でもなく、諦めでもなく、感情の起伏がほぼ無い性格だった。


毎日の生活に満足でも不満足でもなく、喜怒哀楽の感情もほぼ無く、夢もない。自分の将来がどうなってしまうのか?という不安も無い。ある意味とても幸せな人間だろう。


学校でも必要最低限の会話しかせず、ただ日々をやる過ごしているように生きている状態だった。ただ本人はそれを自覚していない。自分自身を見直す事すら興味がなかったのだった。

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